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ヤマアラシのようです

2011/05/12 Thu 22:22

 
497 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:45:07 ID:Y.OvCCwQO
皆さん乙なんです( ><)
出遅れもいいとこですが、短いのを一つだけ

No.22


498 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:46:11 ID:Y.OvCCwQO
『ヤマアラシのジレンマ』とは
「自己の自立」と「相手との一体感」という2つの欲求によるジレンマ。
寒空にいる2匹のヤマアラシが、お互いに身を寄せ合って暖め合いたいが
針が刺さるので近づけないという、
ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの寓話による。
但し、心理学的には、上述の否定的な意味と
「紆余曲折の末、両者にとってちょうど良い距離に気付く」という肯定的な意味として使われることもあり、
両義的な用例が許されている点に注意が必要である。


ヤマアラシのようです


499 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:46:39 ID:Y.OvCCwQO
私には、尊敬している人がいる

宇都宮ヒッキーという クラスメイト

彼は孤高で、馴れ合いを好まない

年頃の子供は仲間意識が強く、異端を見つけると排除したがる傾向にある

その為、その彼らでいう『異端』である宇都宮君は、いじめの餌食になることもしばしばだ
しかし彼は気にしていない
いじめをする 相手の方をさげずんでいる

以前 一度だけ彼と会話をする機会があった時に聞いたものだ

(-_-)「群れなきゃ何も出来ない可哀想な人達なんかに興味はないよ
    暴力が自分に向かないように代理をたててるだけだろう」

(-_-)「低俗な人間が何を考えて、群れて、軽蔑して、暴力を振るうのかなんて 興味ない」

彼はそう言って、話を打ち切った

最初は、彼の言っていることの意味がわからなかった
それが少しずつ解るようになったのは、私の友達関係の中でであった

「でぃってさ、うざくない?」

そんな呟きを、聞いてしまった


500 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:47:11 ID:Y.OvCCwQO
僕に話しかけてきた奴がいた
まともな会話は久しぶりだと思う
でも僕と話しているところを見られたら、彼女もきっといじめの餌食になるだろう
遠ざけてあげないと

(-_-)「興味ない
    でも、君も僕を理解しようとしなくていいよ。わかる?
    僕に、近づかないでくれ」

これが、僕の言ってあげられる最良の言葉だった
あれ以降、彼女はことあるごとに僕に近寄ってくる
僕は知らないふりをして、彼女から遠ざかる

仲良く出来るものなら、僕もしてみたい
腹をわって話せる相手が、一人くらいいてもいいと思う
でもぼくが近づいたら、彼女にまでいじめの火の粉が降りかかるだろう
それは絶対に避けなければ


ヤマアラシのジレンマといっただろうか
正式な用語ではないらしいが、ドイツの哲学者が作った寓話の内容が、確かそうだった

寒空にいる2匹のヤマアラシが、お互いに身を寄せ合って暖め合いたいが
針が刺さるので近づけない

確かそんなお話だ
皮肉だな と思わざるを得ない
 
 
501 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:48:02 ID:Y.OvCCwQO
彼は私から距離をおく
私は彼に近付きたいと思う傍ら、彼に近づくのが、少しだけ恐い

先日聞いてしまった陰口のせいだろうか
いままで普通に馴染めていたグループは
実は、裏ではみんなして私を嫌っていた
陰口の内容は、うざい KY 調子に乗ってる 等、具体的な打開策がないものばかりだった

私は、近付きすぎたのだろうか
彼女たちの気にさわるようなことをしただろうか
自問自答は止まらない

手をこまねいてるうちに、仲はどんどん悪化していく

発言すると、会話が止まる
移動教室の際、置いていかれる
私を抜いて、先に輪になってご飯を食べ始めている
放課後、私をおいてみんなで遊びに行く

危機感を感じたときには終わっていた
私は 一人になっていた


宇都宮君のいう『群れ』を認知した

私は、人に近づくのが恐くなった


502 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:48:39 ID:Y.OvCCwQO
ヤマアラシは 近付かない

傷付けられるのが怖く、また
傷付くのが恐いから

実際のヤマアラシは顔などの針のない部分を寄せあって暖をとるらしいが、人間はそんなに器用じゃない


最近 彼女が一人でいるところをよく見かける
『群れ』からはみ出てしまったのだろう
可哀想だと思うが 僕は何もしてあげることが出来ない
何より 自分が近づくことで彼女をさらに傷つけてしまうかもしれないことが、一番恐かった

(-_-)(いいんだ これで)

僕は彼女のために
彼女のためと見せ掛けた 自分のために

僕は彼女と距離をおく
お互いに傷付かない距離を保って


503 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:49:08 ID:Y.OvCCwQO
彼との距離が心地良い

お互いに意識はしているんだ きっと

会話はない
やりとりもない
それでも感じる 温かい気遣い

彼に近付けば、彼はいじめにあうだろう
彼が近付けば、私はいじめにあうだろう
『調子に乗ってる』という ひどく曖昧な理由で

この距離に気付くのに時間がかかってしまったけれど
私達は今 この触れすらしない距離に安住している
彼の優しさに 甘んじている

休み時間
彼が数人の男子に何処かに連れていかれても、私は動じない
私が学園祭の競技に出ないで欲しいと突き飛ばされても、彼は動じない


(#゚;;-゚)(これが私達の 絶対領域)


今日もまた
隣の席の彼との 知らないふりごっこがはじまる


rano22.png

ヤマアラシのようです





504 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 05:52:37 ID:Y.OvCCwQO
以上です
台詞を極力減らして地の文で二人だと想像出来るように書いたつもりですが、未熟としか言いようがありません
精進します ありがとうございました



 
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