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……のようです。

2011/05/12 Thu 22:00

 
412 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 01:54:46 ID:rVNCDXRs0
ミセ*゚ー゚)リ「ロマネスクー! もうちょいで海だぜ海ー!」

(;ФωФ)「熱い……。もうちょっと歩調合わせろよなミセリ……」

 吾輩は親友ミセリと共に海へと向かっていた。

 坂の両脇を森林が生い茂るのはいいものの、この急な坂道はどうにかしてほしいのである……。

 海へ行きたいと言う親友ミセリの頼みでなければ今すぐ帰る所である。

 共に生まれつき親も無く、孤児院で同じ時を過ごした親友の頼みを誰が拒めようか。

 吾輩達は今年で成人となり、立派な社会人である。ナウでヤングでハイカラな服に身を包み、子供染みた遊びをするのも終わりである。

 そう思うと、なんだか寂しいのである。

ミセ*゚ー゚)リ「軟い事言うなよー。ほれ、もうちょっとだから」

 ミセリはそう言って吾輩に手を差し伸べる。吾輩はその手を取り、もう一度、この殺人坂(今付けたのである)を歩き始める。

( ФωФ)「……ミセリ」

ミセ*゚ー゚)リ「ん? あんだよ」

( ФωФ)「遠くへ引っ越す、というのは本当であるか」

ミセ*゚ー゚)リ「ああ、もう二度と会えないだろうなー」

 ミセリは何も感じないのであるか。

 ミセリは坂を駆け上がり、立ち止った吾輩を置いて坂を登っていく。

 吾輩は、ここに置いて行かれるのであるか……。


413 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 01:58:31 ID:rVNCDXRs0
ミセ*゚ー゚)リ「ロマネスク! 早く来い!」

 坂を登りきった彼女はそこを折り返し、吾輩の肩をグイと引っ張って走りだした。

(;ω )「なんなのであるか……」

 吾輩は、また一人になってしまうのであるか……。

 吾輩は、吾輩は、吾輩は……。

rano28.jpg

ミセ*゚ー゚)リ「海だーーーーーーーーー!!!!!」

(;ФωФ)そ「!?」

 下を向いていた吾輩はミセリの叫び声で頭を上げた。彼女の指さす方には、白い砂浜と真っ青な海が見えた。

ミセ*゚ー゚)リ「さっ、早く行こうぜ!」

 ……彼女はそう言って坂を駆け下りていってしまう。

(;ФωФ)「……」

(;ФωФ)「ま、待つのである、ミセリ!」

ミセ*゚ー゚)リ「……その喋り方、止めろって言っただろ?」

 何を言えばいいのか分からないのである。

 ただ、このままミセリが居なくなるのは……嫌なのである!

(;ФωФ)「あの……だな。ミセリ、吾輩は」

 なのに、言葉が出ないのである。

 また吾輩は一人ぼっちになるのであるか……。

 親の顔も知らず、次は親友ミセリを失うのであるか……。

ミセ* ー )リ「……ったく、目の傷に反して、テメェは意気地なしだな」


414 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 02:01:10 ID:rVNCDXRs0
 熱いのである。照り付ける太陽のせいではなく、吾輩に抱きつくミセリのせいである。

 ミセリが、泣いているのである。

 吾輩の胸の中でミセリが泣いているのである。吾輩のせい……なのであるか?

ミセ* ー )リ「私が悪漢に襲われた時、ロマは目に傷を負ってまで私を助けてくれた……」

ミセ* ー )リ「私にとって、ロマは家族以上で、親友以上で……!」

ミセ*;‐;)リ「……明後日だ! 私は明後日、お前の前から消える!」

 彼女は眼をゴシゴシ擦って涙を拭う。

 すると、彼女は呆気にとられた吾輩から少し離れ、大きく息を吸った。


ミセ#゚ー゚)リ「私はテメェと一緒に居る為なら! なんでもするからなぁぁぁぁぁ!!!」

ミセ#゚ー゚)リ「私はテメェが大好きなんだぞ!! なんか言えやぁぁぁ!!!」

ミセ#゚ー゚)リ「女にこんだけ言われて、何か言う事はねぇのかぁぁぁ!」

ミセ* ー )リ「何か! ……言えよ……!」

( ФωФ)「ミセリ、吾輩のセリフを取らないでほしいのである」


415 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 02:04:56 ID:rVNCDXRs0
 熱いのである。何故だか体は勝手に動き、いつの間にかミセリの体を抱きしめている。

( ФωФ)「来年もこの坂を登るのである。ミセリ」

ミセ* ー )リ「ああ」

( ФωФ)「それまでに、婚姻届やらなんやら、片付けるのである」

ミセ* ー )リ「そうだな……!」

( ФωФ)「吾輩の、本当の家族になってほしいのである」

ミセ* ー )リ「こっちのセリフだ!」

( ФωФ)「好きだ」

ミセ*゚ー゚)リ「……あ、やっぱ元の口調でいいや。そっちの方がお前らしい」

(;ФωФ)「えぇー……。もう一度言うのであるかぁー?」

ミセ*゚ー゚)リ「しゃーねーな。じゃ、今度は私から言うよ」

「好きです」

「ん? 急に口調変えられると気持ち悪いのである」

「んなっ! じゃあ今度はお前からだぞ!」

「まったく、最後であるよ……」

 共に生まれつき親も無く、孤児院で同じ時を過ごした親友の頼みを誰が拒めようか。

 何度だって、ミセリが頼めば言うのである。

( ФωФ)「すk……ちょい待ち、靴ひもが解けたのである」

 ……のようです。おわり。





417 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 02:12:24 ID:rVNCDXRs0
今更創作意欲爆発とか遅漏すぎだろ俺。

絵はNO28でした。前の人と被ってしまってごめんなさい。
あと、AAが変なのは色々半角だからですね。ロマネスクが汗ばんだ男性性器みたいに見えた人が居たらごめんなさい。
遅くなったけど祭りに参加できて楽しかった! またやるのなら、今度はちゃんと考えて書くぜ!

ではみなさん、後の祭りを楽しんでくださいねー。


416 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 02:06:12 ID:CXFTNsrQ0
No.28大人気だなwww


418 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/06(金) 02:13:44 ID:/SScKPYIO
乙!
ミセリ可愛いよミセリ


 
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