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994 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/05/05(木) 20:56:57 ID:AaztHl6g0
穴を埋めるということ。
誰もいなくなった会場で、ただひたすらに寂しく後始末をするということ。

爪'ー`)「さーびしー」

シャベルを忙しく動かしつつ、おれは一人自嘲的に呟く。
誰もが誰もやりたがらない作業を鼻歌歌いつつやりぬく、これってハードボイルドじゃあないだろうか。
それにしては妖美な女と銃と酒が足りない気がする。アパーム。違うか。

爪'ー`)「俺って異端カコイイ(キリッ」

ギャグに反応するのは、ただ穴の中に消える砂の音だけだ。寂しい。誰かかまってほしい。
そんなおれのことはかまってボーイと呼んで欲しい。嘘です、呼ばないでね。
そうして、ようやく半分埋め終わった頃だろうか。近くで大騒ぎが始まったらしく、ここからでも大声が聞こえる。

爪'ー`)「さびしーよーおれもクラッカー鳴らしてワイン飲んで馬鹿騒ぎしてーよー」

川*`ゥ´)「おいかまってちゃん、ほれ」

いつの間にかやってきたのか、腐れ縁の女友達がシャンパンのビンを放る。
畜生、スパンコールドレスの妖艶な美女がいい。ちょっと酔っ払ってあらあら坊やうふふ、って感じの。
まあコイツでもいいんだけどね。おれはシャンパンのビンをナイスキャッチする。

川*`ゥ´)「頑張れよ(笑)後始末(笑)」

爪'ー`)「うっせー壁の花」

あんだと、ヒールが怒る。ウチは男達が群がる蜜の花だぞ、と。
まあ、こんな静かなところで飲むのもいいのかもしれない。おれはシャンパンを振って、コルクを吹っ飛ばす。
祭りに疲れた人々が、そんなおれと彼女を見て笑っていた。







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