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21 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/05(土) 18:18:37 ID:TKtGZICsO
なんかこう、せっかくだから設定画やテーマソング的なの貼ろうかとも思ったけど割とどうでも良さそうだし、ぶっちゃけ恥ずかしいからやめた。

のんびり投下しますね。


32 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/05(土) 18:53:30 ID:ZyVawSv2O
おお最終回か……!
 
 
22 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:21:59 ID:TKtGZICsO

****

最終話

****


23 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:23:42 ID:TKtGZICsO

('A`) おはようございます

ξ゚⊿゚)ξ こんばんは

二つの生首が同時に挨拶してきた。

(´<_` )おはようございますこんばんは。首からしたは埋まっているのですか?

('A`) 多分そうだと思いますよ

立っているのは青色の砂で埋め尽くされた砂漠。
空はボンヤリと白く、自分の影も喫茶店の男女の影もない。
太陽がないから当然か。

(´<_` )お二人はシューという女の子を知っていますか?

ξ゚⊿゚)ξ いいえ

('A`) しりません

(´<_` )そうですか

歩き出すと、サクサク小気味良い音を立てる砂粒は、シューにあげた砂時計に入れられていた砂とよく似ている。

ξ゚⊿゚)ξ あらまあ、初めてのデートでプレゼントしたのが砂時計?面白いセンスをお持ちなのね


24 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:27:07 ID:TKtGZICsO
どうしてそれを、と言いかけて、この状況なら不思議な事ではないんだと気がついた。

(´<_` )いやはや、お恥ずかしい。彼女も半ば呆れていましたよ

('A`) 良いじゃないですか、砂時計。楽しい時間はあっという間でもひっくり返せば何度でも繰り返せる…夢が詰まっているじゃありませんか

(´<_` )ありがとうございます

二つの生首に別れを告げ、サクサクと歩く。
サクサク、サクサクと歩いているとまた生首を発見。

川 ゚ -゚) あ、君か

(´<_` )どうも。あなたも埋まっているのですか?

川 ゚ -゚) いや、私のはこれから生えてくるんだ。根っこみたいにね

(´<_` )それは是非とも観察したい

川 ゚ -゚) 嘘吐き。嘘はきじゃないぞ、嘘つきだぞ。彼女はこの先だ

(´<_` )ありがとうございます


25 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:30:24 ID:TKtGZICsO

細くて綺麗な首のまわりを埋めている砂が水面に広がる波紋のように動いている事に気がつき、しばらく観察してみようかと思っていると。

川 ゚ -゚) 早く行ったほうが得だぞ

(´<_` )では、そうします

素直に歩き出すと、名も知らない店員は安心したように溜め息をついた。
サクサクと歩きながら、体が根っこみたいに生えてくる様子を想像してみる。…色々な物が直接砂に擦れて痛そうだ。
砂と曇り空しかない世界を、また少し歩いて見つけたのは。

从 ゚∀从 よお

(´<_` )先生は埋まっているのですか?それともこれから生えてくるのですか?

从 ゚∀从 今も昔もこれからも、私は首だけだ

(´<_` )そうですか

从 ゚∀从 …弟者

(´<_` )はい


26 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:36:24 ID:TKtGZICsO

从 ゚∀从 実は私、心の底から応援したくないんだ。本当にごめんなさい

(´<_` )謝らなくたっていいですよ、先生

从 ゚∀从 そうか……弟者、シューはまだ先だよ

足を前に出し一歩、二歩目。なんとなく言わなければならない気がして、先生を見る。

(´<_` )先生

从 ゚∀从 どうした?早くいけ

(´<_` )俺はシューの次に、先生のことが好きです

先生は驚いたように目を見開き、ついで顔を背け涙を流した。

从 ∀从 早くいけ、馬鹿野郎

歩くたびに鳴るサクサクという音に混じって、現実では一度たりとも聞いたことのない先生の泣き声が後を追ってくる。

(´<_` )(やっぱり言わなきゃよかった)

サクサク、サクサク。
サクサク、サクサク、歩く。


27 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:40:14 ID:TKtGZICsO

目標も何もない砂漠で真っ直ぐ歩けているとは思えないが、ここでは気にするだけ無駄なのだろう。

( ´_ゝ`)よう、弟者

(´<_` )兄者

( ´_ゝ`)…

(´<_` )…

( ´_ゝ`)まあ、頑張れ

(´<_` )うん、ありがとう

( ´_ゝ`)もう少し先だ

(´<_` )ああ

兄者の生首の脇を抜け、また歩く。

周囲は走るサボテンが登場するとか、空飛ぶ茶碗から米俵型宇宙人が現れたりとかは無く。
中途半端な非現実感を保ったまま、この世界は特に変化しない。

(´<_` )(…いい加減飽きてきたな)

などと、じれ始めていたら地面の様子が変わり始めた。


28 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:43:11 ID:TKtGZICsO

すり鉢状に、あるいはクレーターのように地面が一点へ向けて緩やかに下りはじめ、進行方向には巨大な穴が空いているようだった。

(´<_` )(巨大蟻地獄か…初代ウルトラマ〇にそんな怪獣がいたような…)

ここなら巨大怪獣が出現しても不思議では無いため若干不安になる。

(´<_` )ん?

穴の方に小さな人影を見つける。

(´<_` )(今度は誰だろう)

サクサクと、変わらぬ速度で人影へと歩いていく。

(´<_` )お?

向こうもこちらに気づいたのか、歩いてくる。

(´<_` )…

やがて人影の顔がはっきりと見える距離になり誰なのか気づいた瞬間、俺は走り出した。思い切り力を込めて砂を蹴る。

(´<_`;)シュー!!

lw´‐ _‐ノv やほーい

二、三回手をふったシューは身をかがめて砂に手をついた。


29 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:45:36 ID:TKtGZICsO

するとシューが触れた場所から、大きな箱のような物が砂の中からせり上がる。

(´<_`;)(あれは…)

全体像をあらわした、三脚に支えられているそれはどう見ても自動てき弾銃です、本当にry

(´<_`;)待ておまえそれは

lw´‐ _‐ノv ちなみにフル・オートマチックね

(゜<_##:: ギャアアア!

連続発射されたグレネードの破片と爆風が、俺をミンチにした。首だけになり、耕された砂の上に転がる。
シューは慌てたように駆け寄ってきて、俺の首の前に座り込む。

(´<_## ……

lw´‐ _‐ノv …ごめん、さすがにやりすぎた

(´<_` )一瞬で再生したから良いが、なんか体の各所に違和感…

lw´‐ _‐ノv 気のせい気のせい


30 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:47:56 ID:TKtGZICsO
立ち上がったシューは、無表情で呟く。

lw´‐ _‐ノv 知ってるんだよね、もう

(´<_` )知っている

lw´‐ _‐ノv 弟者だけには知られたくなかった

(´<_` )ごめん

ここが、ある意味一番の山場なのかもしれない。あるいはクライマックスか。

lw´‐ _‐ノv …嫌いになった?

(´<_` )…嫌いになるわけが無いだろう

lw´‐ _‐ノv 汚いよ、私

(´<_` )見えない汚れまで気にしないって。というか俺も汚いしな

でも大袈裟な台詞も、ドラマチックな演出も不用だと思った。結局突き詰めれば、難しいことなんてないから。
だから極力シンプルにした台詞をのたまって、結果シューはうつむき顔を隠してしまった。

lw´  _ ノv 馬鹿だ

随分長い間を置いてから聞こえたシューの声は、か細く消え入りそうな声。


31 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:51:41 ID:TKtGZICsO

lw´  _ ノv なんで、私は

(´<_` )…

ぱっと顔をあげて、シューは泣きそうな声を今にも崩れそうな表情で発した。

lw´‐ _‐ノv 弟者

(´<_` )なんだ?

lw´‐ _‐ノv あーそーぼっ

シューの背後に、マク〇スに登場する可変戦闘機が轟音を従えて着陸した。
俺の背後にも、ガウォーク形態(戦闘機に手足が生えたような姿)の可変戦闘機。

(´<_` )そういうことか

シューの考えが、やりたいことがわかるのは互いに混ざっているからだろう。
ふわり、体が持ち上がりコクピットのシートに収まる。

操縦桿を握って考えれば動く仕様らしい。

lw´‐ _‐ノv アメリカ式なら、あれを言うんだろうね

(´<_` )アメリカ式…ああ、そゆこと

キャノピー越しに目が会う、頭に直接シューの声が流れ込む。


33 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 18:55:24 ID:TKtGZICsO

少し恥ずかしさもあるけれど、タイミングを合わせて。

lw´‐ _‐ノv ロックンロール!(´<_` )

一気にエンジン出力を上げ、一転青く晴れ渡る空へと駆け上がる。
同時に、文字通りの脳内再生によるBGMが流れ始めた。


37 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:24:00 ID:TKtGZICsO
lw´*‐ _‐ノv ヒャッハー!

高空で向き合っていたシューと俺はファイター形態に変形、一瞬にして戦闘機の姿となり交錯。
お互いすれ違いざま、機体を90°近くに傾け旋回。
大きく円を描いて再び対面すると、シューが突進。

(´<_` )おっ!

シューが放つであろう機銃の火線をかわすべく、俺は右へ機体をそらす。

lw´‐ _‐ノv ありゃ

機関砲を撃ちながら突進してきたシューが通り過ぎた瞬間、俺はガウォーク形態へと変形。脚を動かして極端に小さく旋回、再びファイター形態になり加速してシューの背後をとる。

(´<_` )ミサイルは無いのか

lw´‐ _‐ノv ドッグファイトこそ至高

(´<_` )異論はない

振り切れないとみるやシューはガウォーク形態に変形し、右横へ横転するかのように急旋回。追い抜いてしまいそうになった俺はとっさにバトロイド形態(人型の形態)となり手にした機関砲を発射。独特の唸り声と共に大量の砲弾がシューに迫る。

lw´‐ _‐ノv 甘いわっ!

シューは放たれた砲弾を右によけながら、自分も機関砲を撃ちまくる。

(´<_` )くそっ!

シューと反対方向によけながら撃ち合う。二人で小さな円を描いているかのようだ。


38 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:26:09 ID:TKtGZICsO

lw´‐ _‐ノv ところでコンビニの抹茶プリンて美味しいよね

不意に機体を上昇させるシュー。

(´<_` )ああ、美味いよな

見上げると同時に撃たれた俺の機体は派手に爆散。シートすら炭化して崩れ落ち、熱くない炎と煙たくない煙の中を落下するも不安は感じない。

lw´‐ _‐ノv あと米も

煙を抜け出ると同時に腰から昆虫のような翼が生えて、勝手に羽ばたき青空にとどまることができた。

(´<_` )どういう繋がりは知らんが、美味いな

見ればシューも鳥のような翼でホバリングしている。

lw´‐ _‐ノv 食べたい

互いに独特の羽音を響かせながら近寄り、手を伸ばせば触れられそうな距離に。

(´<_` )起きれば食えるさ

わずかな時間、並んで飛ぶ。

lw´‐ _‐ノv …そだよね


39 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:28:32 ID:TKtGZICsO
見下ろす地表はひたすらに白く見渡す空はただ青いのに、呟いたシューの笑顔は暗かった。

(´<_` )シュー?

lw´‐ _‐ノv む、隙あり

鋭い破裂音と共に軽い衝撃。

(´<_`;)ハ…ハリセン?

バカでかいハリセンをクルクルと回しながら、シューは楽しそうに言う。

lw´*‐ _‐ノv 隙を見せたらやられるんだよ、ファッキンニューガイ!

(´<_`;)サー!イエス、サー!

やれやれ、本当戦場は地獄だぜ。

lw´‐ _‐ノv Hahaha!逃げる奴は敵だ、逃げない奴は良く訓練された敵だー!

ハリセンを振り上げ勇ましく突撃してくるシューの姿は可愛らしくてたまらない。

lw´‐ _‐ノv ヒャッハー!

いつの間にやら握っていたハリセンでシューのハリセンを受けると、甲高い金属音が鳴り響きオレンジ色の火花が飛び散った。


40 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:31:16 ID:TKtGZICsO
(´<_` )ハリセンなのにかよ

lw´‐ _‐ノv 気にしたら負けだよ

羽ばたきながら空中で切り結ぶ、ハリセンで。

lw´‐ _‐ノv 楽しければ良いじゃない、こんな時くらい

無邪気に、夢中でハリセンを振り回すシューは全身で楽しいと主張していてる。
シューの笑顔につられて笑いがこぼれ、たまには良いかと肯定する。

(´<_` )そうだな、野暮だったか

何度も何度も火花を散らし、幾度も金属音が鳴り響く。
押され気味な俺は段々と高度を下げて、シューはますます楽しげにハリセンを振り下ろす。

(´<_` )うーん…やっぱり潜在的にマゾなのかな俺

lw´‐ _‐ノv なにを今更

シューが放った渾身の一撃で、勢い良く落とされる。
思わず下を見ると白い大地のはずが、緑鮮やかな水がたゆたっていた。

(´<_` )海か?


41 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:34:53 ID:TKtGZICsO
派手な水音。

(´<_` )深いな…あ、喋れる

嘘臭いほどに色鮮やかな珊瑚礁の影から、スク水ニーソなシューがエロいな御馳走様です。

d(´<_` )GJ

lw´‐ _‐ノv 親指自重

鮮やかで味のない海をシューと泳ぎながら遠慮なくシューの肢体を目に焼き付ける。

lw´‐ _‐ノv 海ってさ、怖いよね

(´<_` )まあな

lw´‐ _‐ノv 宇宙のほうが果てしないのに海のほうが段違いに怖いんだ

(´<_` )なんでだろうな

lw´‐ _‐ノv うまく説明できないけどさ、多分より身近だからだと思う。宇宙に行くのは凄く大変だけど海は沈めばいいんだもん

こんなふうに。シューが言うと、途端に体の自由が奪われ海底へと引きずり込まれる。

(´<_`;)ひっ!

lw´*‐ _‐ノv くふ


42 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:36:14 ID:TKtGZICsO
凍りついた背筋をシューの暖かな胸が受け止めた瞬間、風景が一変。

(´<_` )あれ?また変わったのか

アスファルトに足が着いているようだ。

(´<_` )路地か

大人一人がやっと歩ける程度の幅しかない薄汚れたビルの間。ビルの途切れる左を見ると人混み特有の気配がするものの、路地の先は薄ぼんやりとしていて見えない。

(´<_` )(音も匂いもするんだがな)


43 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:39:01 ID:TKtGZICsO
右に首を向けると。

(´<_` )苔?

数歩先、アスファルトやビルの壁面などが苔むしていた。さらに先はビルが途切れ、路地からは連想できない緑と青の風景が見える。

(´<_` )こっちか

ゴミをまたぎ苔を踏んで、ビルの狭間を抜けるとそこには。

lw´‐ _‐ノv やほ

だだっ広い草原と、シロツメクサの中に立つシュー。

(´<_` )ここは随分と暖かいな

まるで春だ。

lw´‐ _‐ノv ねえ弟者、あなたは覚えてないだろうけどさ。ここで約束を果たしてよ

(´<_` )約束?

シューは大量に咲いているシロツメクサを一輪つみ取り、俺に手渡す。

lw´‐ _‐ノv 王道ってやつだよ

そう言うとシューは俺の前で静かに座る。

(´<_` )…ああ、ひょっとしてこうか?


44 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:41:54 ID:TKtGZICsO
手当たり次第に摘み取り、草の匂いが指先につくのもかまわず編み上げながらシューの様子をうかがうと、彼女は満足そうに微笑んでいた。どうやら正解のようだ。

(´<_` )できた。これで良いか?

lw´*‐ _‐ノv うん

その艶やかで綺麗な髪に冠をのせたシューは明るく笑う。太陽だってこの明るさには完敗だろう、違いない。

lw´‐ _‐ノv …弟者

(´<_` )なんだ

lw´‐ _‐ノv ありがとう。向こうの私をよろしくね

(´<_` )…え?

後ろから、人の歩く音がする。かさかさと草を踏み分け、踏み潰して進む音。

lw´‐ _‐ノv おいすー、弟者と私

(´<_` )シュー…が、二人?

冠をのせたシューが言う。

lw´‐ _‐ノv 分裂して成長した私と彼女が元に戻ることはできないの。私は現実を現実として認識できないから


45 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:46:03 ID:TKtGZICsO
冠をのせていないシューが続ける。

lw´‐ _‐ノv でも分裂したままじゃどうにもならない、どちらかが消えてどちらかの世界を現実としないとだめ

(´<_` )消える?消えるって?

lw´‐ _‐ノv 意識としては存在しなくなるってこと

そう言って冠をのせたシューは、右手に拳銃を握りしめていた。

lw´‐ _‐ノv はいパス

冠をのせたシューの手から放り出された拳銃は綺麗な放物線を描いて、冠をのせていないシューの手に受け止められた。

lw´‐ _‐ノv ごめんね、いつもいつも辛い時間ばかりあなたに押し付けて

冠をのせていないシューは、冠をのせたシューにそう言って銃口を向ける。

lw´‐ _‐ノv その事はいいよ。私の存在は、それが全てでは無かったもの

冠をのせたシューは俺を見ながら言った。


46 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:48:39 ID:TKtGZICsO

lw´‐ _‐ノv それにこれからは、あなたが受け止めなくちゃいけないんだから

冠をのせたシューは頭にそっと手をやり、綺麗で脆いガラス細工でも扱うかのような手つきで冠をとり、両手で包んだ。

lw´‐ _‐ノv 私を生んでくれてありがとう、私

lw´‐ _‐ノv 私の代わりになってくれてありがとう、私

どちらも見分けがつかない二人のシューは互いに微笑みかけて、直後に片方が引き金を引いて片方が倒れる。
俺はそれを、ただ眺めていた。


47 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:50:58 ID:TKtGZICsO

****


48 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:52:37 ID:TKtGZICsO
(´<_` )…兄者

( ´_ゝ`)おはよう、弟者

从 ゚∀从 目が覚めたか?弟者

(´<_` )おはようございます先生

( ´_ゝ`)良くやったな、弟者

从 ゚∀从 おめでとう、弟者

(´<_` )なんの話ですか?

从 ゚∀从 隣のベッド

(´<_` )…あ

从 ゚∀从 寝たきりの状態から、いきなり体を起こすことはできないけどな

(´<_` )…シュー

納得できていない事がある、理解できない事もある。
まだ受け止め切れていない事だってあるし、解決していない事もある。
それでもとにかく、ようやく言える。
やっと現実で会える。
今はそれだけ理解できれば良いと思った。

彼女は眠たそうにあくびをしてから、俺を見る。はっきりとした声で、けれども舌がまわらないのかたどたどしく彼女は言った。


49 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:53:40 ID:TKtGZICsO

lw´‐ _‐ノv おはよう、弟者

(´<_` )おはよう、シュー

窓の外は、まだ暗い。






50 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/03/05(土) 19:54:07 ID:TKtGZICsO

lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです






51 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/05(土) 19:56:27 ID:TKtGZICsO
以上で終了です、本当にありがとうございました






52 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/05(土) 20:17:36 ID:ZyVawSv2O
乙!
シベリアからの数ヶ月、本当にお疲れ様!


53 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/05(土) 20:44:17 ID:OXxpi9KAO
乙乙乙!


54 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2011/03/05(土) 21:57:15 ID:YYnRBeok0
うおあああああああ!!!乙だああああ!!!







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