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574 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:23:28 発信元:111.89.140.2
****

( ´_ゝ`)開けるぞ、起きてるかハイン

从 ゚∀从 …兄者、先に起きたのか?

( ´_ゝ`)多分な

ハインは自分に割り当てられた部屋のベッドから、ゆっくりと起き上がる。

从 -д从 …くあぁっふぅ、睡い

( ´_ゝ`)…

从 ゚∀从 ん、どした?

( ´_ゝ`)いや、ちょっと立ち眩みがな

気怠そうに起き上がる様がなんかエロいなあ、と思って髪とか胸とかの動きに見とれていただけです。

从 ゚∀从 しかし、驚いたよ。奇妙な風景画を見てたと思ったら次の瞬間、シイちゃんの目線で弟者と向き合っていた




576 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:29:11 発信元:111.89.140.2

( ´_ゝ`)俺とほぼ同じだな。俺は弟者目線だった

从 ゚∀从 そうだ、他の三人は?

( ´_ゝ`)シイは俺のベッドで寝てる。弟者はおそらくシューさんの中だ

从;゚∀从 お前サラッと言いやがって…まて、シューの中だ?

( ´_ゝ`)確認しようか



577 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:32:59 発信元:111.89.140.2

弟者の部屋へ歩く。
ハインの足音も続く。
背中に衝撃が走る。

从#゚∀从 この変態が。シイちゃんと同じベッドだあ?

( ;´_ゝ`)痛い蹴るな、まずは弟者だ

ぶつぶつ言うハインからほんのり殺気を感じつつ、弟者の部屋をあける。
ノックなど不用のはずだ。

( ´_ゝ`)開けたぞ

从 ゚∀从 開ける前に言えよ

部屋のベッドは、少々の乱れがあるだけで無人だった。
うむ、予想通り。

从 ゚∀从 弟者は?

( ´_ゝ`)お前がさっき言っていたろ

从 ゚∀从 はい?

( ´_ゝ`)弟者と何処で向き合っていたよ


578 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:38:09 発信元:111.89.140.2

从 ゚∀从 …まじかよ

( ´_ゝ`)ああ

从 ゚∀从 なあ、こっちからできるのは、さっきのだけか?

( ´_ゝ`)らしい

从 ゚∀从 私、自分が弟者に何を言ったのか覚えて無いんだが

( ´_ゝ`)俺もだ

从 ゚∀从 うーん

( ´_ゝ`)まあ、後は若人達に任せようぜ

从 ゚∀从 まーたそんなことを。お前私より年下だろ?

( ´_ゝ`)年の話で思い出したんだが、そういえばさ

从 ゚∀从 唐突だな、なんだよ

( ´_ゝ`)お前、今年こそ彼氏はできたのか?


581 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:41:13 発信元:111.89.140.2

 从#゚∀从 ビシッ
    と彡☆)゚_ゝ゚)・:

パーン、なんて生易しいものではない。
軽い気持ちで訊いたのに、返ってきた左手は半端じゃない重みがあった。

从# ∀从 まだだよっ畜生がっ、人の気も知らないでっ!

( ;´_ゝ`)正直すんませんした!

ナックルとかだったら死んでいただろう。

 从# ∀从 バシッ
    と彡☆)_ゝ )・:モルスァッ!

あんぎゃーお、二度目かよ。
 
 
582 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:47:24 発信元:111.89.140.2
****

3話目

****


周囲が、色だけを変えていく。
感触や形はそのままだが明暗や輪郭が分からない、立体感のない世界へ。

(´<_` )酔ってしまいそうだな

まるで印象派の描く油彩画のようだった周囲は、更に混沌となる。
最初は明るい色ばかりがうねっていたが、混ざり合う内にどんどん暗い色ばかりになっていく。

(´<_` )ゲームみたいにマップとか無いかなあ

(‘_L’) そういった物はありません

Σ( ゚<_゚;)う゛びゃあ゛!



583 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:51:33 発信元:111.89.140.2

流石の俺も驚いた。突然足下から声と顔が現れたんだから、普通驚くだろう。
床の一部に、人間の顔が浮かび上がっていた。
うっわ気持ち悪っ。

(‘_L’)私はフィレンクト、フィルとお呼びください

なんとなく執事を連想する声の持ち主は、自分の名前を名乗った直後、俺が立つ床から生えるように、立体化した。

(‘_L’)はじめまして弟者様

(´<_` )はじめまして、フィルさん

フィルの外見は背広姿の人間で、ピカピカの革靴まで履いている。

(´<_` )失礼ですが、何者ですかあなた

どこかで見たことある顔だ。


585 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 19:58:02 発信元:111.89.140.2
(‘_L’)ご安心を、あなたに危害は加えません。正体については、機会を見て話します

なんなんだろうコイツ、すげえめんどくせえ勘弁して欲しい。

(‘_L’)まあ、私の事など今はどうでも良いのです

フィルは俺を指差す。会ったばかりの人に失礼な。

(‘_L’)違います、あなたの後ろです

(´<_` )後ろ?

振り向き、視界に彼女を認める。俺やフィルと同じ床の上に立つ、見慣れた制服を着た女子高生。

(´<_` )シューか

現実で眠り続けている彼女は、怒りの表情で俺を睨んでいる。…正直ゾクゾクすrげふんげふん。

lw´‐ _‐ノvなんで

(´<_` )うん?

lw´#‐ _‐ノvなんで来たんだ!!

なにも言えなかった。挨拶や冗談を言う間もなく、俺は落下した。



586 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:02:30 発信元:111.89.140.2
(´<_`;)おああああ!

(‘_L’)あれ、弟者様は絶叫系は苦手ですか

(´<_`;)落下するのは特にダメ!

さっきまで立っていたはずの場所には何も見えず、ただひたすら青く澄んだ空を雲海めがけて落ちて…あれ?

(´<_` )ん?なんかさ

(‘_L’)はい

(´<_` )感覚的にさ、落下じゃなくて上昇してね?

(‘_L’)当たり前じゃないですか、落ちれば落ちるほど精神の内側へ行くんですから

(´<_` )へー、そうなんだ

そりゃ、踏み込んで欲しくないなら外側へ追いやるわな。

(´<_` )でさ、上昇するなら良いけど

(‘_L’)はい

(´<_` )このままだとどうなるの?

(‘_L’)強制的に目覚めます

(´<_` )どうにかなんない?



587 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:06:41 発信元:111.89.140.2
(‘_L’)では、私の手を握ってください

言われるがままに手を握る。一応言っておくが、俺には自分のエクスカリバーを男に突き刺す趣味はない。

(‘_L’)では、行きます
****

少しの間、俺は意識が飛んでいた。首を動かすもフィルの姿は見えず。

(´<_` )…やたら現実味があるな

俺は1人、シューの中に立っていた。

(´<_` )ここ、また学校?

高空から一転、見覚えのある高校の廊下に景色が変わっていた。
薄汚れた壁に貼ってある、イラスト部のポスターを見て確信する。ここは俺とシューの通う学校だ。
不意に、目の前の教室のドアが開き、シューと対面。

(´<_` )あ

lw´‐ _‐ノvや

シューと会えたのは嬉しいが、片手に拳銃を持ってるのはよろしくない。


588 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:11:33 発信元:111.89.140.2
(´<_` )シュー

lw´‐ _‐ノvくんな

シューは拳銃を構える。ウィーバースタンスで、グローブも耳栓もシューティンググラスも、いつの間にかつけていた。

(´<_` )なあ、シュー

lw´‐ _‐ノvごめんなさい

シューは引き金を、絞るようにひいた。



589 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:13:39 発信元:111.89.140.2
おそらくは口径7.62mmであろう弾頭が飛翔し、俺に命中。

(´<_` )…痛くないのはありがたい

ただ、発砲音で耳が痛い。

lw´‐ _‐ノvおねがいだから、来ないで

次は痛くすると付け加えたシュー。

(´<_` )お前が起きればな

lw´‐ _‐ノv あきらめて

(´<_` )お前の事を諦めろと?なあシュー。聞かせてくれよ

lw´‐ _‐ノvなにを

(´<_` )何があった?

lw´‐ _‐ノvそれ、地雷なんだけど



590 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:18:12 発信元:111.89.140.2

lw´‐ _‐ノv…えれ

(´<_` )うん?

lw´;⊿;ノv帰ってよ!!

俺は地面から植物のように生えてきた対戦車兵器を向けられた。
なあシューよ。お前、RPG-27なんてよく知ってたな。しかも発射可能な状態じゃないか。

(´<_` )話してくれないのか

lw´ _ ノvごめん、弟者だけには知られたくないの

やれやれだ。


591 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2011/01/10(月) 20:19:10 発信元:122.24.126.254
シュー…


592 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:22:26 発信元:111.89.140.2
****

( ´_ゝ`)よう弟者、気分はどうだ

(´<_` )兄者?

( ´_ゝ`)飲むか?

(´<_` )あ、ああ

半身を起こし、兄者から手渡された暖かいココアを飲みながら、自分のいる場所を確認する。

隣のベッドにはシューが寝ている、自分がいるベッドの脇には兄者が立っている。
さらに、部屋の奥の椅子では先生がうたた寝をしていた。

(´<_` )変な気分だ


593 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:25:06 発信元:111.89.140.2

( ´_ゝ`)そうだろうよ

静寂が耳に痛い、時計の音がやけに響く。
じっとりと、汗をかいていた。

(´<_` )今度こそ、現実だろうな

( ´_ゝ`)つねってやろうか

(´<_` )…いや、いい。多分意味がない

あんな現実感のある夢(夢と言って良いのだろうか?)の後では、痛みが証左になるとは思えない。

(´<_` )…とにかく、今にも視界が歪みそうな気がするよ

( ´_ゝ`)なら、ココアを飲み干せ。それはハインが作ったんだ

(´<_` )先生が?

ならば、何か薬でも混ぜてくれていそうだ。

( ´_ゝ`)味はどうだ?

(´<_` )美味しいよ、ホッとする


594 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2011/01/10(月) 20:28:11 発信元:122.24.126.254
ホッとココアですね


595 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:28:16 発信元:111.89.140.2
空になったコップを渡すと、兄者は先生の肩を揺らす。

( ´_ゝ`)ハイン、起きろ

从 "~从 んむぅ~…

( ´_ゝ`)やれやれ

兄者はコップを指で持ち、先生を抱えあげた。

(´<_` )…二人は、いつからこの部屋にいたんだ

( ´_ゝ`)一時間ほど前からだ

部屋の時計と携帯で、今が二時過ぎだと知る。

( ´_ゝ`)歯を磨きなおして、早いとこ寝直せ。今日はもう、普通の夢しか見れないらしい

言って、先生を抱えた兄者は部屋を出る。

(´<_` )…ふう

静かに寝息を立てるシューを見てから、俺は洗面所へ向かうべくベッドを降りた。


596 :lw´‐ _‐ノv貴方だからこそ、のようです:2011/01/10(月) 20:29:52 発信元:111.89.140.2
3話目は終了です
長々と失礼しました
支援に感謝します




597 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2011/01/10(月) 20:33:03 発信元:122.24.126.254
連日の投下乙!


598 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2011/01/10(月) 20:39:15 発信元:202.229.176.30
おっつー

ハインかぁいいよハイン






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