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彼の為に戦うようです

2010/12/22 Wed 21:46

 
161 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:49:06.93 ID:GkVFgVWI0
廃屋
二人の少女が対峙している
着込んだ漆黒のセーラーは所々裂け、白い肌を晒している

薄暗い屋内を照らす満月の月明かりは
所々割れた硝子窓から青い光を射していた


川 ゚ -゚)「早く楽になればいいのに」

長い黒髪を風に遊ばせる少女は、手にした日本刀をかちりと鳴らした
月明かりで煌めいた刃は、一瞬 ゆらりと何かが揺らいだ


対するパーマがかった金髪を二つに結った少女は、
両手に持つサバイバルナイフを逆手に持ち変え、構えた

ξ゚⊿゚)ξ「残念だけど、負けるわけにはいかないの」

ブーンの為に と、彼女は心の中だけで呟く
こんなことまでして取り戻しても、彼が喜ばないのはわかっている
けれど彼にもう一度会いたいから、彼女と…彼女達と戦っていた





162 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:52:17.34 ID:GkVFgVWI0
川 ゚ -゚)「私も、負けるわけにはいかないのさ」

ξ゚⊿゚)ξ「あの貧相な男の為?」

川 ゚ -゚)「あぁ、そうさ。
ツンもブーンの為に必死だろうが、ドクオは幸せにしてやらなければならないんだ」

彼女もまた、愛する者を取り戻す為に この戦いに身を置いていた
ドクオという、幸の薄そうな顔をした 冴えない男だ
恋仲ではないらしいが、両想いであったことは傍から見ても明白だった

ξ゚⊿゚)ξ「貴女の自己満足じゃない クー
それにあんな男、放っておけば勝手に死ぬわよ」

川 ゚ -゚)「そんなこと、させはしないさ
今度は私が、傍に居てあいつを護るんだ」

彼女-素直クールは 日本刀を両手で掴み、下段で構えた

クーから迸る神気が スカートを揺らした






164 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:55:21.90 ID:GkVFgVWI0
クーとツンは、クラスメイトで 友達だった
ブーンも、勿論ドクオも友達で みんなで楽しい高校生活をエンジョイしていた


ある日のことだった
夢に 神様が降りてきたのは

ツンの前に現れた神は、十二天将 朱雀と名乗った

( ゚∀゚)「火将 朱雀。よろしく」

実に快活に喋りたてる彼にツンは若干の不快感を感じていた

ξ゚⊿゚)ξ(夢の中でくらい 静かにしなさいよっ)

ツンは夢の中でのことだと思っていたので、
彼の自己紹介や大事な話とやらは 全て軽く聞き流した


異変があったのは次の日だ
ブーンもドクオも 学校には来なかったのだ




165 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:56:07.17 ID:GkVFgVWI0
ξ゚⊿゚)ξ「あのブーンが休むなんて 珍しいわね。 …ドクオはいつ引きこもり始めてもおかしくはないけど」

川 ゚ -゚)「聞き捨てならんな ……まぁ、こうして無断欠席している以上 認めざるを得ないが」

ξ゚⊿゚)ξ「にしても変ね  今日 無断欠席者多くない?」

川 ゚ -゚)「確かに。 ………まさか昨日の…」

ξ゚⊿゚)ξ「どうかした?」

川 ゚ -゚)「いや、なんでもない」

ξ゚⊿゚)ξ「……そう」



あの時口ごもったクーを見逃してしまった時点で ツンは先手をとられてしまっていた



 
 
166 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:57:18.61 ID:GkVFgVWI0
放課後
ブーンが居ない帰路にはツンが一人で歩いていた

ξ゚⊿゚)ξ「結局丸一日連絡はなし メールも帰って来ない、電話にも出ない
……明日、思いっきり絞ってやるんだから」

小さな小さな 独り言
返事など ないと思っていたのに


「残念だけど、それは出来そうにないな」

全く気配のなかった背後から はっきりと聞こえた声
チキ と、聞きなれない金属音

痴漢やストーカーなどで感覚が鋭くなっていたツンは
反射で前方に跳んだ

背後で 何かがひゅうと風を切る音

靡いたセーラーの襟を裂く 嫌な感触


ξ゚⊿゚)ξ「誰!?」

護身用のスタンガンを構えて振り返った先には  友達の姿があった




167 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:58:29.65 ID:GkVFgVWI0
川 ゚ -゚)「む 避けてしまったか。そう何度も、仲間に真剣は向けたくないのだがな」

さっきまで一緒に談笑していた クーだった


ツンは混乱していた
何故クーが 何故真剣で 何故私を……

ツンとは正反対に クーは全てを悟ったように訥々と言葉を紡ぎだした

川 ゚ -゚)「ツン お前も昨日、変な夢を見たんじゃないか?
神の名を語る 胡散臭い神様の夢を
……言われなかったか?敵を倒せと
言われなかったか?愛する者を取り戻したくばと」

ξ;゚⊿゚)ξ「っ!!」

一見不可解な発言だが ツンはそれを理解した
昨日の 朱雀と名乗ったあのおしゃべりのことを指しているのだと
そして 昨日聞き流した言葉を一生懸命頭の中で再生しようとする

クーが語りだす




168 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 04:59:49.24 ID:GkVFgVWI0
川 ゚ -゚)「十二天将 または十二神将ともいう
六壬神課という占術に名を連ねる神々
騰蛇、朱雀、六合、勾陳、青龍、貴人、天后、大陰、玄武、大裳、白虎、天空…
これら十二の神が 今 私たちの中に降りてきているわけだが…」

ξ゚⊿゚)ξ「ちょっ いきなりそんなこと言われても分かる訳ないじゃない!
あんなの夢でしょ!?あんなおしゃべりでノリの軽い奴がカミサマなわけないじゃない!!」

川 ゚ -゚)「ツンのところに降りたのはどんな神なのかは知らんが、こう言いはしなかったか?」

そしてクーは、先程の言葉を繰り返す

川 ゚ -゚)「愛する者を取り戻したくば敵を倒せ と」

クーが 刃先をツンの方に向けたまま、刀を右脇に構えた
ふらり と左に重心が動いたと思ったら、そのまま間合いを詰めてくる

川 ゚ -゚)「説明不足の神を恨んで そしてドクオの為に、私の為に死んでくれ」


眼前に迫るクー
突き出される刃
手中にあるのは頼りないスタンガン
どうにもならなかった

どうにもならない はずだった





169 :彼のた為に戦うようです/保守がてら:2010/12/22(水) 05:02:33.97 ID:GkVFgVWI0

( ゚∀゚)「俺のせいにされんのはごめんだぜっ」

突如現れたのは 緋色の衣を纏った青年
ツンの夢に出てきたものと、寸分違わぬ『神様』

彼はツンとクーの間に立ちはだかり、素手で太刀を掴んだ

( ゚∀゚)「お嬢ちゃん昨日明らかに俺の話聞いてなかったからなー
まさかとは思ったけど、マジで夢オチにされんのは俺寂しいなぁ」

剣道をやっているクーの 真剣での突きを、彼 朱雀は片手で制してしまった

川;゚ -゚)「なっ……」

流石のクーも狼狽する

( ゚∀゚)「で、こっちのおっぱいでかいお嬢ちゃんは…玄武か?あいつどんな説明したんだよ
これじゃ暴走じゃねーかww
このご時世刀なんか引っ提げてていいのかいお嬢ちゃんよう」

川 ゚ -゚)「……確かに、おしゃべりな神だな」

クーは舌打ちをして間合いを取った





170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/22(水) 05:07:11.04 ID:GkVFgVWI0
彼の為に戦うようです

書き溜めは以上です
突発的にやった 反省はしているが後悔はしていない
誰かが乗っ取るもよし
誰も使わないなら、完結してからスレ立ててやろうとおもいます

というわけで あとは早起きさんに任せた
おやすみなさい


 
総合短編(バトル・アクション・厨二) | コメント(1) | トラックバック(0)
コメント
No title
続き待ってるからなぁぁぁぁぁぁぁ

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