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518 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:18:38 ID:h.I0Utzg0
  翌日  会社にて

(-回ε回-) 「ふぅ…」

(ΘωΘ) 「襟戸課長、おとつい駅前のバッティングセンターに居ましたよね」

(-回ε回-) 「うん居たよ、それが?」

(ΘωΘ) 「やっぱしそうっすか、そのとき女の人も一緒でしたよ…ね?」

(-回ε回-) 「ああうん、居たね」

(ΘωΘ) 「課長も隅に置けないっすね!彼女っすか!?すっげぇ美人だったじゃないですか!」

(-回ε回-;) 「いや、それは…」

(*ΘωΘ) 「背は高く巨乳で髪が長くて綺麗で俺の超タイプでしたよ!どこであんなAクラスの美人見つけてきたんすか!?」

(-回ε回-) 「殊能くん、あれは私の娘だよ」

(ΘωΘ) 「え」


519 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:19:10 ID:h.I0Utzg0
(;ΘωΘ) 「え、え、マジッすか!?いやぁてっきり新しい女が出来たのかと思いまして…」

(ν・ω・)ν 「ホント馬鹿だなお前は」

(*ΘωΘ) 「しかし襟戸さんの娘さんすごいべっぴんっすね!ひょっとしてあのシベリア大付属高校に通ってる娘さんっすか?」

(-回ε回-;) 「う…うん、そうだね」

(*ΘωΘ) 「美少女のうえに頭が良い、まさに才色兼備とはこのことっすね!あの、もしよろしければ娘さんとお付き合いさせてください!!」

(-回ε回-) 「ダメに決まってるじゃないか、そんなことより仕事したらどうだい?」

(ΘωΘ) 「ですよね~」

( ̄ー ̄) 「襟戸くん、ちょっといいかね、話があるんだ」

(-回ε回-) 「あ、ニヤリ部長、いま行きます」

上司に呼ばれ、その場をあとにする


520 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:19:50 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-) 「ニヤリ部長、お話とはなんでしょうか?」

( ̄ー ̄) 「実は例のプロジェクトのことなんだがね」

(-回ε回-) 「その件につきましては順調に進んでおりますので……」

( ̄ー ̄) 「いや今回のプロジェクトは白紙になったんだよ」

(-回ε回-;) 「え!?なんでですか!理由は何です理由は!!」

( ̄ー ̄) 「まぁ落ち着きたまえよ、君は今朝の新聞を読んでないのかい?」

(-回ε回-;) 「すいません、今朝はドタバタしてましたので…」

( ̄ー ̄)つ□ 「まぁこれを読んでみたまえよ」

新聞を手渡される

(-回ε回-) 「ふむふむ…」パサッ

新聞には地元サッカークラブが経営破たんで消滅した、と書かれていた


521 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:20:20 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-;) 「こ、こ、これってうちが建設を予定しているスタジアムのクラブでは!」

( ̄ー ̄) 「そうだよ、まさか無くなっちゃうとはね~」

(-回ε回-;) 「じゃあスタジアムはどうなるんです?もう色々と決定してるんですよ!」

( ̄ー ̄) 「チームが無くなっちゃったんだもん、新スタジアムを建設しても意味無いよね~」

(-回ε回-;) 「これでは2年間の苦労が水の泡ではないですか!」

( ̄ー ̄) 「大丈夫大丈夫、僕は評価してるからちゃんと、君はよく頑張ったよ」

(-回ε回-;) 「くっ…」

( ̄ー ̄) 「もう要件は全部伝えたからあとは持ち場に戻ってくれ、それじゃ」

(-回ε回-;) 「……」


522 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:20:47 ID:h.I0Utzg0
  帰宅中

(-回ε回-;) 「……」

いつもなら急いで家路につくのだが今日は足取りが重かった

(-回ε回-;) (2年間の私の苦労が…ハァ…)

襟戸が意気消沈するのも無理は無かった、2年間プロジェクト成功に腐心したのに降ってわいたような災難で頓挫してしまったのだ

(-回ε回-;) (部長は評価すると言っていたがあんな言葉信用できないしな…)

考えれば考えるほど気持ちは沈んでいった

(-回ε回-;) (私の出世も期待できないな…)

しばらくするとどうしようもない怒りが沸いてくる

(-回ε回-#) (くそお…なんで私がこんな理不尽な目にあわなければならんのだ!くそっ!)

そうこうしているうちに家の前まで来ていた


523 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:21:15 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-#) 「ただいま…」

家に入るとなにかのにおいが鼻をついた

(-回ε回-;) 「な、なにがあったんだ!」

襟戸があわてて台所に行くと、そこにはともきが突っ立っていた

|||(!j;〇-〇ノj" 「あ…」

(-回ε回-;) 「どうしたんだよいったい…」

|||(!j〇-〇ノj" 「料理…作ってみた…」

(-回ε回-;) 「え?」

たしかにテーブルを見ると夕食―――カレーライスとサラダ―――が並んでいた

(-回ε回-;) (においの元はこれか…)


524 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:27:08 ID:h.I0Utzg0
|||(!j〇-〇ノj" 「食べてみて…」

(-回ε回-;) 「う、うん、でもその前に手を洗わせてくれ」

手を洗うために台所に向かう

(-回ε回-;) 「う…これは…」

台所は散らかっていた、鍋や包丁の食器類は乱雑に放置され野菜などの生ごみが散乱していた

(-回ε回-;) 「おいおいなんだよこれは」

襟戸は流し場に置かれてる鍋をどけて手を洗う

(-回ε回-#) (あいつはまともに炊事もできないのか)

今思えばともきはまともに家事をしたことは無かった
食事、洗濯、買い物等は襟戸がすべてやり、そのあいだともきは寝てるかネットゲームをやっていた

(-回ε回-#) (すべてネットせいだ!ネットが原因でともきはダメになったんだ!)

襟戸は力まかせに蛇口を閉めた


525 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:27:32 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-) パク

|||(!j〇-〇ノj" 「どう…?」

(-回ε回-;) 「……」

正直不味かった、カレーなのに甘い味がした

(-回ε回-;) (こんな簡単な料理さえ出来ないのか…)

|||(!j〇-〇ノj" 「ネットでレシピを見て…見よう見まねで作ったんだけど……」

(-回ε回-;) 「まぁ、食べられないことは無いよ…」

|||(!j〇-〇ノj" 「そう……」 パク

|||(!j〇-〇ノj" 「……」

|||(!j〇-〇ノj" パクパク

(-回ε回-;) 「……」

しばらく無言の時間が続いた


526 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:28:07 ID:h.I0Utzg0
あまり出来の良くないカレーを食べているうちに、襟戸の心にどす黒い怒りが沸いてきた

(-回ε回-#) (プロジェクトが破たんし出世がパーになって、家では
        こんな不味いカレーを食べなければいけない、なんて惨めだ!)

最初は怒りの対象はプロジェクト破たんの件だったが、だんだんその矛先がともきに向かっていった

(-回ε回-#) (カレーさえまともに作れないんだ、この先一人で生きていけるのか?)

|||(!j〇-〇ノj" モグモグ

(-回ε回-#) (ひょっとしてこのまま一生ネットゲームだけをやり続けて生きていくのか?
        私のすねをかじって生活していくつもりなのか?これじゃいかん、ちゃんと言わないと!)

襟戸が言葉を発する前にともきが口を開いた

|||(!j〇-〇ノj" 「ねぇ…」

(-回ε回-;) 「な、なんだ…」

|||(!j〇-〇ノj" 「わたし…この前オンラインゲームの話したじゃん…」


527 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:33:03 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-;) 「ああ、あの世界的なとか言うやつだろ、それがどうした」

|||(!j*〇-〇ノj" 「あれでわたし……世界50位以内に入った、これで上位ランカーの仲間入り…」

(-回ε回-#) 「くっ…」

|||(!j*〇-〇ノj" 「このまま頂点まで……」

(-回ε回-#) 「いい加減にしろ!」

襟戸は思いっきりテーブルを叩いた

|||(!j;〇-〇ノj" 「え…」

(-回ε回-#) 「もううんざりだネットの話は!私はネットなんかどうだっていいんだ!」

|||(!j;〇-〇ノj" 「え?え?」

(-回ε回-#) 「お前は逃げてるんだよ!現実から!ネットの世界に逃げてるんだ!」


528 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:33:25 ID:h.I0Utzg0
|||(!j;〇-〇ノj" 「違う…違う…」

(-回ε回-#) 「なんだあの台所の散らかりようは!あんなサルでも出来るような家事も出来ないのか!」

|||(!j;〇-〇ノj" 「聞こえない……聞こえない……」

(-回ε回-#) 「それもこれも全部ネットのせいだな、お前がネットばっかりやってたせいでなにも出来ないダメ人間になってしまったんだ」

|||(!j;〇-〇ノj" 「パパやめて…もうそれ以上は…」

(-回ε回-#) 「ふん、こうなったら…!」

襟戸は立ち上がりともきの部屋に行くために二階へと駆け上がった

(-回ε回-#) (パソコンをこわせば良いんだ!そうすればともきも真っ当な道に戻れる)


529 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:33:57 ID:h.I0Utzg0
襟戸は部屋の前まで来ると勢いよく扉を開けた

(-回ε回-#) 「う…」

部屋の中は小説や漫画などが散乱していた、さっきの台所の惨状を思い起こされるような光景だった

(-回ε回-#) 「ふん!」 ザッザッ

襟戸は本を脇に寄せることなどをせず、そのまま踏みつけて部屋の中を進んだ
そして机の上のパソコンを掴み持ち上げようとした、しかし―――

|||(!j;〇-〇ノj" 「お願いだからやめて…お願いだから…」

いつのまにか部屋に入ってきてたともきが襟戸の腕を掴み止めに入る
しかし襟戸はそれを払いのけた

|||(!j;〇-〇ノj" 「きゃ!」

(-回ε回-#) 「お父さんはお前のこと考えてやってるんだよ!」

そういうと襟戸はインターネットにつながったままになっているパソコンを持ち上げ
力任せに床にたたきつけた、そしてパソコンは無残にも砕け散った


530 :閉ざされた扉:2010/11/10(水) 03:34:38 ID:h.I0Utzg0
|||(!j;〇-〇ノj" 「ああああああ!!」

ともきは叩きつけられたパソコンを起動させようとする、されどディスプレイに光は点かなかった

|||(!j;〇-〇ノj" 「ああ…」

(-回ε回-) 「パソコンをやりたければ新しいのを買えばいい、しかしそれはお前が働いたお金で買うんだ
        お父さんはびた一文払わないからな」

|||(!j;〇-〇ノj" 「……」

(-回ε回-) 「ネットゲームなんかやってたってなにも良いことなど無いんだよ、社会では何の意味も成さないんだ」

|||(!j;〇-〇ノj" 「……」

ともきはパソコンを見つめたまま、なにも喋らなかった

(-回ε回-) 「……」

襟戸は黙って部屋をあとにした


531 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:35:01 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-) 「ふぅ……」

襟戸は1階へ戻り椅子に腰を降ろした

(-回ε回-) (ちょっとやりすぎだったかなぁ…)

カレーを一口食べてみる、すっかり冷たくなっていた

(-回ε回-) 「いいや、これもあいつの為だ、このままだとホントにダメになってしまう」

襟戸はスプーンをテーブルに置き、伸びをする

(-回ε回-) (明日求職誌でも買ってきてやろうかな、いや自分で買いに行かせるべきか…)

その時―――

('A`) 「オーホッホッホ……」


532 :閉ざされた扉:2010/11/10(水) 03:35:33 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-;) 「も、喪鬱さん!なんでここに!?」

('A`) 「とうとう娘さんを傷付けてしまいましたね」

(-回ε回-;) 「わ、私は娘のことを考えてやったんですよ!このままじゃいけないので」

('A`) 「本当に娘さんのことを考えてるんですか?本当はご自分のことしか考えてなにのではないですか?」

(-回ε回-#) 「失敬な!私はいつだって娘第一ですよ!!」

('A`) 「本当に娘さんのことを考えておられるのなら、早い段階から娘さんと話し合いなどをするべきだったのではないですか?」

(-回ε回-#) 「私だって仕事があるんだ!娘にいちいちかまっていられませんよ!」

('A`) 「オーホッホッホ、やはりあなたご自分のことしか考えていませんねぇ、あなたこそ娘さんのことから逃げてたんではないですか?」

(-回ε回-#) 「うるさい!」

('A`) 「娘さんをひきこもりになった原因はあなたにもあるのですよ」

(-回ε回-;) 「おい!なにする気だ!」

m9('A`)

ド―――m9('∀`)―――ン!!!!!

( ε ;) 「うわあああああ!!!!」


533 :閉ざされた扉:2010/11/10(水) 03:41:53 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-;) 「ハッ!」

襟戸が時計を見ると深夜の3時半だった、しばらく寝ていたらしい

(-回ε回-;) (さっきのはなんだったんだ…夢か?)

襟戸はボーっとする頭でさっきのことを思い出してみる、しかしなにも浮かばなかった

(-回ε回-;) (さっきの喪鬱さんのあれはなんだったんだ……ん?)

ふと襟戸は後ろに気配を感じ振り向く、そこには

|||(!j;〇-〇ノj"

暗い顔をしたともきが立っていた

(-回ε回-;) 「なんだともきか、驚かすなよ、もう遅いからはやく―――」

そこまで喋ったところで言葉を切った、ともきが手にしたものを見て絶句したのだ

|||(!j;〇-〇ノj"つ||ニニニフ

ともきは包丁を手にしていた


534 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:49:02 ID:h.I0Utzg0
(-回ε回-;) 「お、おいやめろ!包丁を捨てろ!」

|||(!j;〇-〇ノj"つ||ニニニフ 「ゆ、許さない…絶対に…」

ともきは襟戸に歯を向け、じわりじわりと襟戸に近づいていく

(-回ε回-;) 「やめろ…!やめるんだ!」

逃げようとしても恐怖で体が言うことをきかない

|||(!j;〇-〇ノj"つ||ニニニフ ガタガタ

そうこうしているうちにともきが襟戸の近くまで来た

(-回ε回-;) 「た、助けて……!」

|||(!j;〇д〇ノj"つ||ニニニフ 「あああああああ!!!!」

ともきは襟戸の腹を思いっきり突き刺した・・・!

( ε ;) 「ギニャーーーーー!!!!!!!!」




('A`) 「襟戸さんは彼女の開けてはいけない扉を開けてしまったようです、ああなる前になんとか出来なかったんでしょうかねぇ」

('∀`) オーホッホッホッホ・・・・・・  【閉ざされた扉】  完









535 :('∀`)鬱ナせぇるすまん:2010/11/10(水) 03:52:29 ID:h.I0Utzg0
以上です、なんか今回はやたらと長くなっちゃいましたね
そういえば今回テンプレAAが出なかったな


   . '´  ̄`ヽ    
  |||. LLLLLL)) カタカタ
.  |||(!j,'A`,ノj"      質問、指摘等があればお願いします
  |||/_つ/ ̄ ̄ ̄/_
   \/      /


536 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 03:53:40 ID:h.I0Utzg0
もう遅いので質問等は明日答えます

グッナイ


537 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 04:15:45 ID:.beJk7Pk0
   `・+。*・     (´・ω・`)
     。*゚  。☆―⊂、  つ  喪鬱が思いのほか娘寄りでおもしろかった
   。*゚    :     ヽ  ⊃  親父がネトゲに嵌るのかなと思った俺はまだまだ甘いようだな…
   `+。**゚**゚       ∪~


538 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 04:19:18 ID:.beJk7Pk0
言い忘れた
久しぶり!!!!!!!
他のSSに夢中でもう来てくれないのかと心配してたんだぞ!!!!!!!!!!!
生存報告だけでもしてくれるとありがたいお(´・ω・`)


541 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 21:19:32 ID:8wgNpjK60
>>538
すまんのう、今回は作るのにだいぶ時間が掛かって投下するのが遅れてしまったよ

次からは生存報告をしっかりやるお


539 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 04:20:41 ID:AL7kHhUQO
来てた!乙


540 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 13:12:08 ID:qxyUcP4so

現代になった


542 :以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします:2010/11/10(水) 21:24:52 ID:bfzRTs1o0
すごく良いお父さんなのにな
救われねぇ…

乙でした!







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