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369 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:11:25.14 ID:o+6RNaqzO

 ティンクルティンクルララポップ

      ルラルラルンルンタリラリラララ

  手と手をつないでランランラン

        踊りましょうかランランラン

    まっくら世界でロマンスを

  パパとママには内緒だよ

 ティンクルティンクルララポップ

      ルラルラルンルンタリラリラララ

                  もしもしきみ、ブラックパレードへようこそ



( ・∀・)「御機嫌よう!お嬢さん」




370 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:12:25.39 ID:o+6RNaqzO


( ・∀・)ブラックパレードへようこそ!のようです





372 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:15:52.50 ID:o+6RNaqzO
※閲覧注意※

真っ青な穴に落ちてついた先は、まっくら世界でした。
くらいくらい森を歩いてると、遠くからパレードの音楽が聞こえてきた。
それはそれは不気味で、とても愉快なメロディー。

パレードがやってくる。
ほら、もうそこまで……

( ・∀・)「御機嫌よう!お嬢さん」

お嬢さん?
違うわ、わたしはアリス。

( ・∀・)「おっと、これは失礼!」

グロテスクなパレードのてっぺんから、ふわりとタキシード姿の男が飛び下りてきた。
演技がかった口調と仕草が特徴的な彼は、頭のシルクハットを外し紳士よろしくお辞儀をする。




376 :ブラックパレード ◆CY4hKlIzaE :2010/11/08(月) 19:40:01.25 ID:qwd1pP+zO

( ・∀・)「わたくし団長のモララーと申します。さてさてアリス、お名前は?」

わたしはアリス。

( ・∀・)「団長のわたくしに名前があるのですから、アリスにも名前があって当然でしょう?そうでしょう?」

( ・∀・)「我らがアリス、貴女のお名前は?」

わたし?わたしは――

(*゚ー゚)「しぃ、よ」

 
 
378 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:44:17.79 ID:qwd1pP+zO

パレードの先頭で手を振る可愛い着ぐるみに、きらびやかな衣装で舞う踊り子。

(*゚ー゚)「白ウサギを探してるの。真っ白なウサギさんなのよ」

火の輪と猛獣たちと猛獣使いに、鎖と鎖で結ばれた双子の曲芸師。

(*゚ー゚)「もしかして貴方が白ウサギさん?」

( ・∀・)「ええ、ええ!しぃ、可愛いしぃ、貴女がそれを望むのならば」

長い耳でも、赤い目でもない白ウサギはにこりと笑った。
パレードは続く。

おどけて転んで笑った道化師に、巨大な水槽の中で眠る少女、小さなドールハウスの小さな妖精たち。

( ・∀・)「さあさ、わたくしどものサーカスパレードをご覧下さい」




379 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:50:07.56 ID:qwd1pP+zO

可愛い可愛い着ぐるみの話を知ってるかい?
だぁれも彼の本当の顔を知らないのさ。

( ^ω^)「おっおっ」

(*゚ー゚)「貴方はパレードの人気者、さぞかし素顔も素敵なことでしょう。わたしにお顔を見せてちょうだい」

( ^ω^)「しぃ、可愛いしぃ、それは出来ないお」

(*゚ー゚)「あら、どうして?」

( ^ω^)「ぼくもみんなも本当のぼくが嫌いだからだお。この着ぐるみでいれば、ぼくは人気者でいられるんだお」

( ^ω^)「“ブーン”はみんなの人気者なんだお!」

おどけながらブーンと両手を広げて走る。
着ぐるみの背中には、チャックがなかった。




380 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:51:20.08 ID:qwd1pP+zO

( ^ω^)「ブーンは幸せ者だお。もうウツダシノウなんて、言わなくて済むんだお」

(*゚ー゚)「寂しい人ね」

( ^ω^)「ウツダシノウ」

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

嫌われ者は人気者を演じ続ける。




381 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:55:05.79 ID:qwd1pP+zO

美しく舞い続ける踊り子の話を知ってるかい?
だぁれも彼女が踊らないときを見たことがないのさ。

ξ゚⊿゚)ξ

踊り子は舞い続ける。

(*゚ー゚)「少し休んでお話ししましょ?」

ξ゚⊿゚)ξ「わたしは踊り子だもの、踊り子は踊るものだもの」

(*゚ー゚)「どうしてそんなにしてまで踊り続けるの?」

ξ゚⊿゚)ξ「しぃ、可愛い貴女に教えてあげるわ。それはね、好きな人に見てもらうためよ」




382 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:56:53.75 ID:qwd1pP+zO

(*゚ー゚)「踊っていれば見てくれるの?」

ξ゚⊿゚)ξ「当たり前じゃない!彼は美しいわたしが好きだって、言ってくれたんだもの!」

(*゚ー゚)「……そうね、そうよね」

踊り子は舞い続ける。

ξ゚⊿゚)ξ「わたし、幸せよ、幸せなの」

ξ゚⊿゚)ξ「愛する人の為に踊り続けることが出来るんだもの」

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

踊り子は舞い続ける。
ああたとえ、愛し人がいなくとも。




384 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 19:59:54.17 ID:qwd1pP+zO

たくましい猛獣使いと猛獣たちの話を知ってるかい?
だぁれも全ての猛獣を一度に見たことがないのさ。

(´・ω・`)「ねぇ、やめよう、やめようよ」

川 ゚ -゚)「止めてくれるな、わたしはやる」

( ΦωΦ)「ほらほら、さっさと飛ぶのである」

(*゚ー゚)「なにしてるの?」

女性の肩に乗ってた子狐と蛇が下に飛び下りる。
狐は大きな狼へ、蛇は獅子へと姿を変えた。




386 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:07:42.69 ID:o+6RNaqzO

(´・ω・`)「しぃ、可愛いしぃ、聞いておくれよ。この猛獣使いが火の輪を飛ぶと言うんだ」

( ΦωΦ)「この猛獣使いが火の輪を飛ばないのだ」

川 ゚ -゚)「こっちの猛獣が火の輪を飛ぶなと言うんだ。こっちの猛獣は飛べと言うのに」

(*゚ー゚)「普通逆じゃないかしら?猛獣が火の輪を飛ぶのよ」

( ΦωΦ)「なにを馬鹿なことを」

(;´・ω・`)「ぼ、ぼく火の輪なんて飛べないよ!」

川 ゚ -゚)「何故逆だと思う?」

(*゚ー゚)「だって普通は……」

川 ゚ -゚)「しぃ、とても可愛いきみの言う“普通”とはなんだ?」

いつの間にか狼と獅子は少年に、女性は豹になっていた。
勢いよく踏み込んだ豹は見事に火の輪を飛んでみせた。

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

彼らは言う。
これが彼らの普通で、それが幸せなのだと。




387 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:09:44.06 ID:o+6RNaqzO

鎖の絆で結ばれた双子の曲芸師の話を知ってるかい?
だぁれも彼らと話したことがないのさ。

(*゚ー゚)「ねー!下りてきてー?」

パレードの台から伸びた無数の高い柱に張り巡らされたワイヤー、そこに双子の青年が立っている。
二人は体から生えた鎖でつながれており、互いが互いの命綱なのだと分かった。

( ´_ゝ`)「今日も我らの曲芸は流石だな、弟者」

(´<_` )「兄者、下でだれかに呼ばれた気がする」

片方の青年が下を見やるが、もう片方の青年は興味なさげにワイヤーに膝をかけ逆様にぶら下がる。
もう片方の青年も鎖に引かれてぶら下がった。

( ´_ゝ`)「行かなくていいんじゃないか」

(´<_` )「行かなくていいのか」

( ´_ゝ`)「俺らには関係のないことだ」

(´<_` )「それもそうだな」

二人はワイヤーに鎖を引っ掛け、遠くの柱へ滑って行ってしまった。




388 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:12:06.66 ID:o+6RNaqzO

(*゚ー゚)「もう!聞こえなかったのかしら?」

( ・∀・)「あはあはは、彼らは互いの声しか聞こうとしない。彼らの世界には彼らしかいらないのだから」

(*゚ー゚)「可哀相な人たち」

( ・∀・)「とんでもない!それが彼らの幸せなのさ」

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

そしてまた、世界に二人ぼっち。




389 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:17:26.15 ID:o+6RNaqzO

いつも笑顔の愉快な道化師の話を知ってるかい?
だぁれも彼に拍手喝采したことがないのさ。

( ´∀`)「モナー」

道化師はニコニコ笑いながら大きな玉に乗る。
バランス崩して転んでも、ニコニコニコニコ。

(*゚ー゚)「ふふふ、楽しそうね、道化師さん」

( ´∀`)「しぃ、しぃ、別に楽しくなんてないモナ」

(*゚ー゚)「でも貴方、笑ってるわ」

( ´∀`)「笑ってるのが楽なんだモナ。笑ってればみんなぼくを許してくれるモナ」

道化師はニコニコ笑いながらいくつかの小さな玉を投げる。
タイミング逃して玉があちらこちらに散らばっても、ニコニコニコニコ。




391 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:18:32.12 ID:o+6RNaqzO

( ´∀`)「道化師は笑ってるだけでいいモナ。いくら失敗してもだぁれも怒らないモナ」

(*゚ー゚)

( ´∀`)「ぼくは道化師で良かったモナ」

(*゚ー゚)「幸せ?」

( ´∀`)「もちろんだモナ」

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

道化師はまだ一度も成功したことがない。




393 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:22:17.28 ID:o+6RNaqzO

巨大な水槽の中で眠る少女の話を知ってるかい?
だぁれも彼女の名前すら知らないのさ。

lw´‐ _‐ノv

(*゚ー゚)「こんにちは」

lw´‐ _‐ノv

(*゚ー゚)「こんにちは?」

脈を打つ球体の水槽に逆様で丸まる女の子は、まるで胎児のよう。
どんなに声をかけても、彼女は固く目を閉じたまま。




394 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:24:26.14 ID:o+6RNaqzO

( ・∀・)「しぃ、可愛いしぃ、彼女は眠っているんだよ」

(*゚ー゚)「女の子はいつ目を覚ますの?」

( ・∀・)「それはだれにも分からない。彼女がそうしたいからそうしてるんだ」

(*゚ー゚)「女の子は本当に眠ってるの?」

( ・∀・)「それはだれにも分からない。そうだ、彼女が起きたときに訊いてみよう、それがいい」

lw´‐ _‐ノv

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

生きてるのか、死んでるのか。
それは彼女にしか分からない。




397 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:28:15.32 ID:o+6RNaqzO

ドールハウスの妖精たちを知ってるかい?
だぁれも彼らがどこから来たのか知らないのさ。

(*゚ー゚)「まあ、なんて可愛らしい妖精さん!」

小さな小さなドールハウスには、小さな小さな九人の妖精が住んでる。
色も形もバラバラで、だれもかれも愛らしい。

( ∵)「ゴェェ」

(*゚ー゚)「この子はなんて言ったの?」

( ・∀・)「しぃ、ああ可愛いしぃ、彼らの言葉はだぁれにも分からないのさ」




398 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:35:04.59 ID:o+6RNaqzO

掌に収まってしまうほど小さな彼らの一人を、手の上に乗せる。
するといままでおとなしかった妖精が急に騒ぎ出した。

( ∵)「ゴェ!!ゴェ!!」

(*゚ー゚)「え?え?」

( ・∀・)「いけないよしぃ、その子はこの子と一緒じゃないとダメなんだ」

男がもう一人の妖精を同じ掌に乗せた途端、妖精はぴたりとおとなしくなった。

(*゚ー゚)「驚かせてごめんなさい、親子だったのね」

( ∵)「ゴェェ」

(*゚ー゚)「この子はなんて言ったの?」

( ・∀・)「しぃ、ああ可愛いしぃ、彼らの言葉はだぁれにも分からないのさ」

ティンクルティンクルララポップ
ルラルラルンルンタリラリラララ

妖精のことなんて、だぁれもなんにも分からない。




399 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:37:44.97 ID:o+6RNaqzO

レディース アーンド ジェントルマーン!
寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
ここはまっくら世界の楽しい楽しいブラックパレード!

(*゚ー゚)「白ウサギさん、帽子屋は?」

( ・∀・)「帽子屋はいないよ」

(*゚ー゚)「チェシャ猫は?」

( ・∀・)「チェシャ猫はいないよ」

(*゚ー゚)「そんなのおかしいわ」

( ・∀・)「おかしなことなどなに一つありはしないさ!ずっとここにいていいんだよ、可愛いしぃ、きみはアリスなのだから」

そう、わたしはアリス。

       『………』

(*゚ー゚)「ずっと……ここに……」

 『……ぃ』

いていいの?

                『しぃ!!』




400 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:47:11.72 ID:qwd1pP+zO

頭の中でだれかの声が響くと同時に、パキンッとなにかが壊れる音がした。
しぃ、しぃ、可愛いわたしの名前。
散りばめられた記憶のパズルのピースが組み合わさり、一人の青年の絵を作り出す。

(,,゚Д゚)

貴方を知ってる。
愛しい愛しい、わたしの白ウサギさん。




402 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:50:16.87 ID:qwd1pP+zO

(*゚ー゚)「ウソツキ。貴方はわたしの白ウサギじゃない」

( ・∀・)「しぃ、可愛いしぃ、きみがそれを望むのならば、わたくしはもう白ウサギではいられない」

(*゚ー゚)「本物の白ウサギを追いかけなくちゃ。帰り道はどっち?」

( ・∀・)「パレードに背を向けて走ればいい。メロディーが聞こえなくなるまで、決して振り向いてはいけないよ」

ゆっくりと進むグロテスクなパレードの台から飛び下りる。
黒いエプロンドレスのスカートがふわり、パラシュートの代わりを果たした。




404 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:53:58.57 ID:qwd1pP+zO

( ・∀・)「本当に行ってしまうのかい?」

(*゚ー゚)「さようなら」

( ・∀・)「さようなら。可愛い可愛い、しぃ」

少女はブラックパレードに背を向けて走り出した。
森の中に消えていく小さな後ろ姿、それでもパレードは続く。

( ・∀・)「確かにわたくしは白ウサギではない。でもね、きみは確かにアリスだったよ……」

男はシルクハットのつばを掴み、目深に被りながら呟いた。
口元を三日月のように歪めながら。




407 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 20:58:04.22 ID:qwd1pP+zO

「エンド……」

エンド……終わり?
そうよ、もう悪い夢を見るのはおしまい。
白ウサギを探しに行かなきゃいけないんだもの。

「――――さん!!」

……ここはどこ?
同い年くらいの人たちが同じ服を着て、同じ机に座って、同じ本を開いてる。
正面の緑の板には白い文字で数字の羅列が書いてある。
板の前に立ってる女の人がわたしを睨み付けながら、意味の分からないことを怒鳴ってる。

こわい。
きっとハートの女王の手先だわ。
わたし、首をはねられちゃう。




409 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:01:01.21 ID:qwd1pP+zO

逃げなくちゃ。
どこに?分かんない。
出口を探さなくちゃ。
逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ
逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ
逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げなくちゃ逃げな、く――

(*゚ー゚)

窓際の一番うしろの席。
どうしてわたしがいるの?

「いい加減にしなさい!遠藤D子さん!!」

(#゚;;-゚)



え?




410 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:03:05.31 ID:qwd1pP+zO

気がついたら教室から飛び出していた。
もう先生の声なんて聞こえない。
がむしゃらに廊下を走り抜け、別塔のトイレに逃げ込む。

遠藤D子?
知らないそんなの知らない
なにを言ってるの
なにを言ってるの
そんなはずないじゃない
そんなはずないじゃない

わたしはしぃ!
わたしこそがしぃ!!

可愛くて優しくて賢くて
みんなの人気者で
大好きなギコくんの彼女で




412 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:07:14.06 ID:qwd1pP+zO

(#゚;;-゚)「……どうして?」

鏡の中にわたしがいない。
しぃ、可愛いしぃはどこに行ってしまったの?
この醜い女はだぁれ?

(#゚;;-゚)

これはわたし。
わたしの名前は遠藤D子。




413 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:09:31.68 ID:qwd1pP+zO

「あああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

何度も何度も頭をぶつけたら、鏡は割れて、額も割れた。
赤い血と涙が混ざり合って床を汚していく。

ごめんなさい、ごめんなさい。
やっぱり貴方が白ウサギだった。
こんなのはぜんぶ悪い夢だわ。
早く可愛いしぃに戻らなくっちゃ。

屋上の階段をかけ上がる。
昨日の雨で出来た水溜まりに、真っ青な空が映って綺麗。
貴方を追いかけて、あの青い穴に落ちて、今度こそ。

さあ、足を踏み出して――!




414 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:12:11.40 ID:qwd1pP+zO


(,,゚Д゚)(゚ー゚*)



落ちていく途中、教室の片隅で幸せそうに寄り添う二人が見えた。
泣いてるわたしのことなんか、見向きもせずn




416 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:13:07.14 ID:qwd1pP+zO





 


417 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:15:19.84 ID:qwd1pP+zO

真っ青な穴に落ちてついた先は、まっくら世界でした。
くらいくらい森を歩いてると、遠くからパレードの音楽が聞こえてきた。
それはそれは不気味で、とても愉快なメロディー。

パレードがやってくる。
ほら、もうそこまで……

(*゚ー゚)

わたしはしぃ、ブラックパレードの歌姫よ
可愛いわたしは歌うのラララララ
パレードのメロディーに合わせてラララララ
みんなが褒めてくれるわラララララ
なんて幸せラララララ

シルクハットの男がわたしの胸に手を伸ばす。
奇声を発した心臓を取り出し、ドールハウスの中へ閉じ込めた。



「ようこそ、十人目のアリス」




418 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:17:23.05 ID:qwd1pP+zO

 ティンクルティンクルララポップ

      ルラルラルンルンタリラリラララ

  手と手をつないでランランラン

        踊りましょうかランランラン

    まっくら世界でロマンスを

  パパとママには内緒だよ

 ティンクルティンクルララポップ

      ルラルラルンルンタリラリラララ

 ブラックパレードがきみを連れていくよ!



(  ∀ )ブラックパレードへようこそ!のようです 完






420 :ブラックパレード ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:20:05.72 ID:o+6RNaqzO
初投下終了です
30レス超えまくってごめんなさい
以外と文字数入らないんですねorz

支援して下さった方、見て下さった方、ありがとうございました
嬉しさと殴られた痛さで泣きそうです




424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/08(月) 21:26:40.50 ID:+qEJ/jQt0
こういう雰囲気好きだ、乙。


425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/08(月) 21:28:18.84 ID:pczRsaqw0
乙だー

元ネタ(?)がアレだから仕方ないとは思うが
ポエムっぽくて好き嫌いはわかれるかもな


426 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/08(月) 21:29:40.50 ID:S/fdIC2JO
ブラックパレード乙
個人的には好きだけどありきたりっぽいかなー



427 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/08(月) 21:30:19.47 ID:EyP8xYLf0

雰囲気とかネタ的には好きだったけど、レス数くらい確認したほうがよかったかも。


428 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/08(月) 21:30:25.31 ID:qbXEq++QO
乙、雰囲気好きでした。面白かった。


429 : ◆CuAwWrT7DA :2010/11/08(月) 21:32:39.09 ID:o+6RNaqzO
>>421-428
読んでくれてありがとう

レス数、本当にごめんなさい


430 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/08(月) 21:37:30.00 ID:S/fdIC2JO
>>429
もうちょい肉付けしてスレ立ててみたらどうだ?
でぃたんおめでとおぉぉぉぉぉ!!!な感じで


 
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