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最後の会話のようです

2010/10/27 Wed 09:22

 
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:32:03.53 ID:1Um3rCz3O
朝方なら誰もいないよな、うん、よし、ちょっと足がガクブルしてるけど投下する……。
「最後の会話のようです」


178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:34:02.56 ID:1Um3rCz3O
( ・∀・)「安心しろや。誰もお前の事なんか好いちゃいねぇよ」


煙草の煙をぷかぷか浮かばせながら、そう言って俯いた彼の指先は僅かに震えていた。
それを見なかった事にしてしまう俺は、とんでもない弱虫なんだろうか。


( ∴)「それは…、俺に向かって言っているの?それとも自分自身?」

( ・∀・)「…さあな」


179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:35:30.23 ID:1Um3rCz3O
( ∴)「分かってるくせに。また君はそうやって嘘を吐く」

( ・∀・)「………………」


彼は何かを言おうと開いた口をゆっくり閉じて、また煙草の煙を吸い込む。
煙草は体に悪いんだけとなぁ。
彼は、ふぅ、と煙を吐き出すと、ゆっくりまた口を開き、声帯を震わせた。


180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:36:33.18 ID:1Um3rCz3O
一言、一言。ぽつり、ぽつり。煙と共に、言葉を空に落とすかのように。ゆっくり、ゆっくり。


( ・∀・)「嘘吐き、か。いや、そうかもしれねぇなぁ」

( ∴)「そう。君も俺も。…とんでもない嘘吐きだよ」

( ・∀・)「ああ、そうさ。お前も、俺も…」


182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:38:03.43 ID:1Um3rCz3O
そこで初めて、彼は俺の目を見つめた。
歪に歪められた彼の唇。嗚呼、彼は自分が微笑んでいるとでも思っているのだろうか。


( ∴)「君は、怖いんでしょう…?」

( ・∀・)「あ?…よーく、わかってるじゃねぇか」

( ∴)「ふん。臆病の弱虫で嘘吐き。良くそんな事で生きていけたもんだね。僕なら、無理だよ……」

( ・∀・)「はん。お前にゃ、もう関係無い事だろーがよ」
 
 
183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:39:05.85 ID:1Um3rCz3O
俺の言葉を鼻で軽く笑って、また目を伏せる。
そして、煙草を地面に落とすと、高そうな、けれど、とても汚れた靴で煙草を踏み付けた。
たったそれだけの事で、まだ半分ぐらい残っていた煙草の光が、消えてしまった。


( ・∀・)「最後に言いたい事は?」

( ∴)「その煙草。ちゃんと捨てておきなよ?」

( ・∀・)「ったく、お前らしーよ」


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:41:44.53 ID:1Um3rCz3O
俺を見つめないまま、彼は唇を歪ませ、空を仰ぐ。
全く。君の気持ちは分かるけど、最後ぐらいはこっちを見て欲しいもんだよ。
自分以外の、所謂他人で、彼が一番素敵な人間だったかもしれないから。
たった数時間一緒に居ただけで、これだけ良く俺を理解し、こんな俺が彼を理解たんだから、余程波長が合ったんだね。……あ、でもこう言うと彼は怒るかな?本当は照れているだけなんだろうけど。
俺が思わずクスリと笑ってしまうと、彼は不思議そうに俺を見た。
嗚呼、是非次会う時には違う会い方が良いな。


185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:44:59.29 ID:1Um3rCz3O
( ∴)「最後は、俺を見ていてほしいなぁ」

( ・∀・)「お前は、とんでもなく酷い奴だな…」

( ∴)「うん。酷いとは、思うけど。最後、一人じゃ寂しいんだ」

( ・∀・)「……分ったよ」


俺が優しく微笑むと、彼は俺をじっと見たまま、終わりの鐘を響かせた。
俺は彼を見ているから分らないけど、音と気配が迫るのが分かる。
なんで、最後の時はこんなにも長いんだろうか……。


186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:46:07.92 ID:1Um3rCz3O
その刹那、自分の首を分かつギロチンの刃が紅い飛沫と共に、首を切り裂いて、遠くで何かが転がる音がした。


おわり






187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:48:30.78 ID:1Um3rCz3O
>>178-180>>182-186
ありがとうございました……。


197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 07:52:03.86 ID:67o//1980
乙カレー



188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 05:52:34.00 ID:Z6K2SC8jO
何て言うかもう少し、ストーリー性欲しいなぁ……乙


189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 06:01:02.29 ID:1Um3rCz3O
>>188
おお、ありがとうございます。ビクビクしながらでも落として良かった……。
うーん、そうかそうか、ストーリーかぁ…。
よし、さっそく今から頑張って書いてこようかな。
まあ、だからといって素晴らしいものが出来るわけじゃあないが…。


191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 06:26:28.75 ID:Z6K2SC8jO
>>189
殺す理由。嘘つきだと思った理由。
これが提示されてないから、ストーリー性が見えない。

厳しく言ってしまえば、小説になってないかな。

もう少しキャラの行動に理由付けをしたら、小説として成り立つと思うよ~。

次回に期待してる。


193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 06:38:23.38 ID:1Um3rCz3O
>>190
そうだった…。ありがとう。ついやっちまうんだ。
>>191
ほうほう。うん、確かにそうだなぁ。
そういう説明(?)もしっかり入れるようにする。とにかく、理由や設定(?)をもっとちゃんと考えてみることにするよ。
ありがとう!


194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/27(水) 06:40:49.64 ID:g/hXxgbLO
俺はこれは長文になったら映えるタイプだと思った
頑張って下され



 
総合短編(シリアス・鬱・ホラー) | コメント(2) | トラックバック(0)
コメント
最後の最後で脱字とか…。雰囲気が好き。
No title
>※1
∫ハ*゚ヮ゚ノル 余計なお世話かも知れないけど、修正しておきますた!

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