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紅い巫女のようです

2010/10/13 Wed 02:37

 
410 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 22:44:08.02 ID:4vpjksKvO
ツン様の誕生日だろうとしても投下しなきゃ




紅い巫女のようです


赤い鳥居、赤い巫女装束。
紅い拳銃。
赤い石畳、赤い賽銭箱。
紅い恋人。



('A`)「……」

綺麗だ、そう素直に思えたのは、俺がおかしいからか、それともここが素直神社だからか。
屍累々の神社なんて、現代にはありえない。



416 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 22:48:36.50 ID:4vpjksKvO
つい数分前まで、ここは初詣に来た人々が並んでいた。
生き残ったのは、逃げたのだろうか。
でもとりあえず、境内にいた人は天に召されただろう。
(;'A`)「がっ!!」

左肩を穿たれた俺は痛みに耐えかね跪く。
ピシャリ

参拝客の血で滑りのよくなった石畳。
金色の薬莢に囲まれて、草履の鼻緒から紅白の巫女装束まで真っ赤な彼女がいた。
川 ゚ ー゚)「……ドクオ」

妖艶な笑みを漂わせて、クールは滑るように近寄ってきた。
愛しい女、なぜ笑う。
我が恋人よ、なぜ笑う。
川 ゚ ー゚)「………」



420 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 22:51:42.71 ID:4vpjksKvO
ふわりとまるで、無垢な少女のように、彼女は俺を抱えた。
川 ゚ -゚)「妹達は母屋で眠ってる。警察も各地の大渋滞に巻き込まれて、動けない」


だからドクオ

彼女はずっと、今までのように優しくcoolに美しくささやく。

愛してる。大好きだ。お前が欲しい。

朱の混じる頬を吊り上げ彼女はこぼした。

 
 
426 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 22:55:29.13 ID:4vpjksKvO
川 ー )「君が欲しい。欲しくて欲しくてたまらないんだ。もう誰にも、触れさせることなく君をもっともっと感じていたい」

いい香りを漂わせて血まみれの巫女は肩を貸し、本殿を目指す。
(;'A`)「はは、困ったな…」

川 ゚ -゚)「大丈夫だ、そのくらいの傷なら」

何が大丈夫なのか、何故大丈夫なのかわからない。
白の無い巫女は乱暴に本殿の扉を開け放つと、俺を引きずっていく。
中はやけに暖かく、蝋燭と白い布と、ちょこんと棚にある神鏡がやけに落ち着いている。
神鏡に彼女の顔が映る。



428 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 22:58:17.16 ID:4vpjksKvO
お供え物がぼやけた。
川 ゚ -゚)「弾は抜けてる。痛むぞ」

瓢箪の口を開け、御神酒をぶちまけた。
(# A )「がっ!ぁぁああああ!!」

川 ゚ -゚)「我慢だ我慢」

彼女は血と酒を拭き取ると、丁寧に包帯を巻く。
それだけは恋人が恋人をいたわる、マトモな愛の形。
(;'A`)「うぅ…クー…な…」

疑問と喘ぎを発しかけた唇を彼女の唇がふさいだ。
深く、濃く、互いの唾液を交換し強制的に互いを知る手段。
川* ー )「愛してる、愛してるんだ。もう離さない」

彼女は俺を愛してる。
俺は彼女を愛してる。
愛してる愛してる愛してる。



430 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 23:01:38.96 ID:4vpjksKvO
返り血で重たい巫女装束を脱ぎ捨てて、彼女は白い朱い肌をさらす。
美しいという、言葉も出せないほどに美しい。
川*゚ ー゚)「愛してる。大好きだ。ドクオ」

指を絡ませ、肌を擦り寄せ、冷たい血の世界が、外にあることも忘れて。
(;'A`)

川*゚ -゚)


これからどうなるんだろう。
扉の外に転がる死体も、鏡の向こうの神様も。
俺に答えをくれないみたいだ。






433 :紅い巫女のようです:2010/10/12(火) 23:05:15.77 ID:4vpjksKvO
おしまい


エロにしようとして断念。
感想等ありましたらどうぞ





435 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/12(火) 23:07:31.51 ID:XYH5SB3u0
これはワッフル



 
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