スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
 
721 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:23:31.91 ID:oKNGm3EJO
四季の移り変わりが感じられる窓辺の景色を眺めながら、タバコに火を着ける。

値上げ直前に買い溜めしたものの、一週間程で灰皿の中に肥やされてしまった。

外はしとしとと、秋雨が降る。

つけっぱなしのTVからは、某国の軍が戦車泥棒にあったと伝えてくる。
軍靴の足音が少しづつ近付いていた。



723 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 17:25:43.05 ID:oKNGm3EJO
先月初頭--

大国同士の緊張が、目一杯に張った弦のように限界へと近付く出来事があった。
一方の国の対外侵略である。

我が国は二つの大国に挟まれた国であり、戦火の煽りを受ける形となって行った。

食料物資の不足、景気悪化。
そして徴兵。

俺の様な一般市民でさえ、防備のために最前線の見張りに立たされるのだ。

コンコン--

部屋の戸を叩く音が聞こえる。

(´<_` )「交代の時間だぜ」

('A`)「弟者か……異常は?」

(´<_` )「特になし。静かなもんさ」

('A`)「そりゃ何よりだ」

一言、二言会話を交わし見張り台へと足を運ぶ。

見張り台に着くと、小肥りのおっさんと、小男が居た。



725 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:28:12.75 ID:oKNGm3EJO
おっさんが話掛けてくる。

( ^ω^)「おっお! 交代の時間かお?」

('A`) 「あぁ。暖かいスープでも飲んで休んでくれ」

小男が口元を緩め、答える。

(-_-)「あぁそうするよ」

( ^ω^)「んじゃ後は頼んだお~。そういえば相方は?」

('A`)「また遅れてんだろ? 気にすんな」

(-_-)「少し待とうか?」

('A`)「良いよ。どうせ異常なんか起きないだろうし」

( ^ω^)「そうかお? じゃあ失礼するお」

二人は見張り台を降りて行った。



726 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:30:25.33 ID:oKNGm3EJO
長雨でどんよりとした雲の下、俺はタバコに火を着ける。

灰皿は無いが見張り台自体が、その辺にゴミを置いている。そのためごみ箱をひっくり返したかの様な有様なので、気にせず石床に灰を落とした。

カッカッカッ--

見張り台を登る音がする。
相方が登って来たのだろう。

( ゚∀゚)「よぉ! 遅れてわりぃ」

('A`)(んな事思ってねーだろ)

俺は内心で毒吐く。
俺はこいつが苦手だ。
ここに集められた奴らは、基本的に多くを語らない。
だがこいつは違う。

俺は一瞥すると、また見張り台の窓を見つめ始めた。

( ゚∀゚) 「……」

 
 
728 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:35:09.65 ID:oKNGm3EJO
相方はどかっと汚い床に座ると、俺とは逆側の地平線を見張り始めた。

静寂に包まれる。

30分程して、雨が止み始める。
雲の隙間から陽光が漏れていた。
すると相方が話掛けてくる。

( ゚∀゚) 「雨止んじまったな」

何故かひっかかる言葉だ。
俺は地平線を眺めながら、振り向きもせず疑問を投げ掛ける。

('A`)「止んじまったって?」



730 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:38:21.82 ID:oKNGm3EJO
相方も、振り向かずに答える。

( ゚∀゚)「雨が好きなんだ」

('A`)「変わってるな」

( ゚∀゚)「良いじゃねーか」

('A`)「……なんで?」

( ゚∀゚)「あんたが、そんなに話をしたがるのは始めてだな」

('A`)「良いだろ? 別に」

( ゚∀゚)「まぁそうだわな」

('A`)「で? どうしてだよ?」

( ゚∀゚)「意味はねーよ。ただ汚い物を洗い流してくれそうだろ? それだけさ」

('A`)「汚い物ね……」


732 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:40:51.91 ID:oKNGm3EJO
そんなものだらけの世界で、何を言っているんだろうか?

だけど、その言葉は やつなりの希望なのだろう。

いつか汚い物が洗い流され、綺麗な世界に生まれ変わる様に……。

俺は始めて相方の名前を呼んだ。

('A`)「おい長岡」

( ゚∀゚)「なんだよドクオ」

('A`)「汚い物が全部流れたら、何が残ると思う?」

( ゚∀゚)「さぁね? ただ今よりマシにはなんじゃね?」

('A`)「適当だな」

( ゚∀゚)「そんなもんだろ? ただこんな下らん戦争さえ無くなりゃいい」

('A`)「確かにな」



734 :('A`)名も無い人々のようです:2010/10/02(土) 17:44:25.51 ID:oKNGm3EJO
その後はまたしても静寂が支配した。

交代の時間まで何事もなく終わり、部屋へと戻る。

その途中で長岡が、口を開く。

( ゚∀゚)「ウィスキーでも飲まないか?」

('A`)「良いな」

あと少しで散る命だろう。
雨に洗い流されてしまう命なら、残された今を楽しんでやろうと思う。

('A`)名も無い人々のようです

終わり





736 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 17:52:07.07 ID:oKNGm3EJO
>>721>>723>>725>>726>>728>>730>>732>>734

途中で飽きた感が酷い……

感想などあればどうぞ


737 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 17:53:38.40 ID:/dstTdT80



738 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 17:54:52.32 ID:25Xi5hFK0
おつー


 
総合短編(シリアス・鬱・ホラー) | コメント(1) | トラックバック(0)
コメント
?が多い、もう少し削れるはず

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。