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親父と私と…のようです

2010/10/01 Fri 05:57

 
449 :親父と私の…ようです:2010/10/01(金) 02:35:42.22 ID:+6nWuWlLO
( ^ω^)「とーちゃん。ひとりでテレビはずるいおー」


(;´・ω・`)「お前にはまだはやい!これはもっと大きくなってからだ!」


私は小さい頃部屋で1人、下半身を生まれたままの姿でこちらに背を向けている親父に話かけた時にそう言われたものだ。
今ならその状況も理解出来るが、子供特有の好奇心がそうさせたのだろう。


450 :親父と私の…ようです:2010/10/01(金) 02:36:59.90 ID:+6nWuWlLO
( ^ω^)「とーちゃん。ガレージにでなにしてんだおー」

(´・ω・`)「おう。ちょっとキャブの調子がな……」


その時はガレージであった。親父は当時からバイクに乗っていた。いや、もっとずっと前からなのだろう。


( ^ω^)「おー?キャブってなんだお?」

(´・ω・`)「バイクの……うーん…」

と父は言い澱み、しばらく考えてから大事な部分だよ、と教えてくれた。


451 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 02:38:08.91 ID:+6nWuWlLO
私の好奇心はもちろんその説明だけではもの足りなかったが、年端もいかぬ子供にキャブレターの構造を理解出来るハズもなく、その時はうやむやになっていたと思う。
しかし、幼い頃に見たバイクの感動は深く私の脳に刻まれていたらしく、免許を取れる年頃になると私はバイクに興味を持った。


452 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 02:41:18.24 ID:+6nWuWlLO
ある時だった。私が居間でバイク雑誌を広げて読んでいると、親父が帰ってきた。


(´・ω・`)「ただいま。なに読んでんだ?」

( ^ω^)「おー。月刊オートバイだおー。なんかγが新しくなるそうだお」


(´・ω・`)「どれどれ。なんだ。最近のレプリカは同じ顔ばっかりだな」

( ^ω^)「終着点なのかも知れないお」


そんな談議を交わしながら、周囲がバイクブームに包まれていた事もあり、私のバイク熱はますます加熱していった。
 
 
453 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 02:42:22.77 ID:+6nWuWlLO
高校に入って最初夏休みに私は追試をサボタージュして二輪免許を取りに行った。
学校の成績は酷いものだったが、興味がある事となると話は別であっさり免許が取れた。
家に帰ると親父に追試を受けなかった罰として拳骨を一発もらったものだ。
その後で親父は明日を空けておけと言った。
私は明日も償いがあると思い、なんとか逃げ出そうとしたが、生憎と集合住宅住まいでそれも5階に住んでいたのでそれは叶わなかった。
あの時程自分の家を恨んだことは無いだろう。


454 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 02:43:18.24 ID:+6nWuWlLO
明くる朝。
まだ船を漕いでいる私を車に押し込み、親父は車を出発させた。
降りろと言われ、着いた先はバイク用品店だった。
中途半端な格好で乗られちゃ困るからな、と親父は言ってフルフェイスのヘルメットとブーツとグローブを買ってくれた。
帰り道は店に止まっていたバイクのカスタムがどうの、暴走族は電柱と喧嘩してれば良いだの、やつらバイクが好きではなくて騒々しい乗り物が好きなんだのと、盛り上がった。


455 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 03:02:39.75 ID:+6nWuWlLO
帰宅してから、親父は押し入れを漁ってバイク用の上着を手渡した。
型は古いものの、きちんと手入れされたものだった。


(´・ω・`)「それはな、母さんの着てた物なんだ」

(´-ω-`)y―~「いつも着ていたが、ちょっと買い物だからと普段着で出掛けた矢先に事故にあってな」

(´・ω・`)y-~「事故の状況から着ていても助かるかどうかは微妙だった。」


456 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 03:04:29.50 ID:+6nWuWlLO
でもな、とタバコを灰皿に押し付けながら親父は続けた。

(´・ω・`)「母さん、きっと後悔してたと思うんだ。もしかしたら死ぬことは避けれたかもしれないから……」


親父の言いたい事は国語で赤点ばかり取っていた私でも不思議と理解出来た。


457 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 03:05:11.39 ID:+6nWuWlLO
―そして今。私はバイクに乗っている。




( ^ω^)「わけが無いwwwwwwバイクなんざ情弱が乗るもんだぜwwwww車最強wwwwヒャッハーwwwwww」



おわり?


458 :親父と私と…のようです:2010/10/01(金) 03:06:48.56 ID:+6nWuWlLO
―そして今。私はバイクに乗っている。
今日は親父とツーリングだ。
峠の駐車場でお前もなかなか速くなったな……と親父に言われ、調子に乗った俺はレースに出れるかな?
とおどけて言ってみせると親父はいつものタバコをくゆらせながら、

(´・ω・`)「お前にはまだはやい」


と目許に皺を寄せながら言ってみせた。

本当におわり






459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 03:09:17.27 ID:+6nWuWlLO
>>449-458
以上でしたとさ。
書くよりさるの方が長かった気がする……
オチは2つパターン作ってみました。どっちが良いだろうか……


460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 03:10:45.70 ID:J+0YVJcs0
>>457でビックリしたwww乙w


462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 03:19:29.57 ID:+6nWuWlLO
>>460いや出来心でやったwwww
書いてたらこんなのもアリかなとwwww


461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 03:18:36.55 ID:fuLvo8MW0
これの構成を回想にする必要はあったのだろうかと疑問に思った
回想という構成に見合うオチがついていればそれも成り立つと思うのだが、オチも平凡
それなら回想の部分をリアルタイムかつ劇的な描写にした方が映えると思う
これだとヤマなしオチなしかなあ…

回想で読者を物語に引き込むってのは難しいことだよ
読者にすれば、他人の思い出話をきかされているようなものだから
まあ試みることは悪いことじゃないけど
それよりも話をもっとドラマチックに見せられたらいいんじゃないかなあ


463 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 03:22:10.90 ID:+6nWuWlLO
>>461あーなるほど。
なんも決めずになんとなく書いたんで……
路線変更も結構やったから余計ですね。
もっと練らねば。ありがとうございます。


 
総合短編(青春ドラマ・スポーツ) | コメント(0) | トラックバック(0)
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