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※タイトルがなかったので、勝手につけさせて戴きました。

 
254 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:50:59 発信元:60.237.19.113
まだ物語の入りしか書いていないんですが、
文章に対しての指摘とか、読み進めたくなるかとか、
お願いします。


255 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:52:24 発信元:60.237.19.113
 
前日の豪雨とは打って変わって、
その日のニューソク町の上空には気持ちの良い秋晴れの空が広がった。
雨によってようやく夏の残り香も消え、冷たく落ち着いた秋らしい風が肌に心地良い。

街の外れに広がるそのハーブ園は、残った雨の滴を掲げてきらきらと輝いている。
微かに漂うのは生命の香り――躍りだしそうな花々の香りと、散りかけの葉っぱの香り。
耳にそっと触れてくるのは聖歌だ。
ゆったりと歩きつつハーブ園の様子を見ていた一人の少女が、ご機嫌な様子で唄っていた。

ζ(゚ー゚*ζ「~~♪ ~~~♪」

小さくも綺麗に抜ける声で奏でながら、リズムに合わせて水をやったり、肥料を撒いたり。
一通りそんな事をし終えると、彼女は満足そうな表情をして振り返った。
彼女の目に映るのは、自分の父。自分の生まれ育った場所。
陽を受けて白く光る教会だ。
 
戦時中に造られたその教会の壁は重厚で、くすんだ白は年代を感じさせる。
それもあって、ハーブ園の中心に鎮座するそれは、荘厳な雰囲気に包まれていた。
見ているだけで静謐な気分にさせられる。これまでもこれからも、きっとこれは変わらない。
教会のてっぺんに高く聳える十字を見上げ、彼女はそっと手を合わせた。

ζ(゚ー゚*ζ「天にまします我らの父よ……」

朝の静かな空気の中、彼女の声が柔らかく広がっていった。
緩くウェーブのかかった金髪が風で微かに揺れる。

その時。                       . . . . .
教会の壁、二階に当たる一部分が轟音と共に吹き飛んだ。


257 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:54:24 発信元:60.237.19.113
 
穏やかに揺れていた少女の髪がぶわっと広がる。目が見開かれる。

石やら砂やらが吹き飛んだり舞い上がったりして、それから間もなく、
ぽっかりと出来上がった穴から四つの人影が飛び出した。
それらは二階から飛び降りたにも関わらず平然と着地して、それから街の方向に走り出した。

少女が唖然とした顔でそれを見ていると、

(#゚д゚ )「オラァァァァ!! 魔道士風情が涌きおって!!
     丁度良い、その場で死んでハーブの養分になれ!!」

優しいことで有名なミルナ牧師が、凶悪な怒号と共に穴から顔を出した。
そして先程穴から飛び出した四人組に対して、ライフルを乱射するのであった。

それを見ていた少女は目を見開き、組んでいた手も落として呟く。

ζ(゚ー゚;ζ「……えっと、これが夢なら早く起こしてください」

彼女の視線の先、例の四人組はハーブ園を疾走する。
彼らが身に付けた黒いローブが動きに合わせて尾を引いた。
まるで黒い四連流れ星みたいだなぁ、と少女は働かない頭でぼんやりと思う。

彼らの動きを追って、数歩分を遅れて地面が爆ぜた。
ミルナ牧師が撃つライフルだ。
かなり正確に彼らに追い縋る銃弾は、しかし四人組の機敏な動きにあと少しの所で届かない。

その時、音が突然ぱったり止んだ。とほぼ同時、黒い流れ星の内の一つが唐突に空高く跳ねる。
直後、彼の足元のハーブやら土やらが耳をつんざくような連続音と共に爆散した。
ミルナ牧師が悔しげに顔を歪めてる事とライフルの向きからするに、彼らの動きを予測してそこに大量に撃ち込んだらしい。
 
 
258 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:56:02 発信元:60.237.19.113

(#゚д゚ )「だが逃がすか! そこで散れ害虫め!!」

ライフルの銃口が跳ね上がる。
目標は飛び上がった黒ローブに定められ、一瞬を置かず連射した。
少女は思わず目を手で覆う。

音に合わせてローブが中空で乱舞した。
千切れた黒い布片がパッと弾け、大口径の銀の銃弾に蹂躙される。
間もなく無残なボロ布となり果てたローブの中に―――果たして、人は存在しなかった。

(#゚д゚ )「何っ!?」

風にひらひらと舞う黒いボロ切れを凝視して、ミルナ牧師は思わず声を漏らした。
だが布からぽとりと木の人形が落ちたのを見て、苛立たしげに舌打ちをする。

(#゚д゚ )「小癪……薄汚い畜生め!!」

瞳を上げる。
間もなく教会の敷地を抜けようとする黒い三連星に一度銃口を向け、しかし降ろした。
仕留められないと悟ったのだろう。

(#゚д゚ )「ダメ、だったか」

黒ローブが柵を越えて見えなくなると、溜め息を吐き、床に銃を置く。
首に下げられた銀の十字架に手をやると、それを眉間に当てて呟いた。

( ゚д゚ )「とうとうここにも魔道士が現れ始めたか……。
    事態は思ったよりも深刻なようだ。早く対策を打たなくては」


262 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:58:34 発信元:60.237.19.113
 
その時、眼下に何か動くものを感じて、彼は目を落とした。
金髪の少女が髪を振り乱して、こちらへ全力で駆け寄って来ている。

( ゚д゚ )「おぉ、デレ……驚かして済まない。
    怖い思いをしたろう。もう大丈夫だからね」

ζ(゚ー゚;ζ「ミルナさん……どういうことですか、これは」

息を切らしながら、二階にぽっかり開いた穴に立つミルナ牧師を凝視する。
ミルナ牧師は沈痛な面持ちで、首をゆるりと振りつつ応えた。

( ゚д゚ )「見ての通りだ。信じられないかもしれないが、恐ろしい事に、ここにまで魔道士が現れてしまった」

ζ(゚ー゚;ζ「それは見れば分かります。
      いえ、確かにそれは恐ろしいんですけど……質問が悪かったです。
      どうするんですか、ミルナさん?」

うむ、と頷き、眉根を寄せる。

( ゚д゚ )「直ちに街の有力者、他教会の責任者を集め、対策を練ろうと思う。
    ここ最近の魔道士の動きは、以前にも増して厄介だ。早く始末せねば」

ζ(゚ー゚;ζ「そっちじゃありません!」

少女は腕を広げる。背後を指しているようだ。


263 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:59:00 発信元:210.153.86.196
ミルナがアンデルセンに変換されたのは俺だけじゃないはず


264 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/11(土) 00:00:11 発信元:60.237.19.113
 
ζ(゚ー゚#ζ「これ、どうするんですか!!」

(;゚д゚ )「あ」

彼の視線の先には。
所々が酷くぶちまけられた、美しかったハーブ園があった。

加害者はミルナ牧師、凶器は足元に置いたばかりの大口径のライフルだ。
ちなみに、ハーブ園の管理は少女を始めとするシスター達だった。

(;゚д゚ )「……ご、ごめんね」

そこでようやくデレの凝視の理由を悟った彼は、一歩退いた。
そして

(;゚д゚ )「本当にごめんねっ!!」

踵を返し、教会の中へ逃げた。

少女はわなわなと身体を震わせ、

ζ(゚ー゚#ζ「どうするんですかーーーっ!!」

叫び、追う為に教会のドアへと走った。






266 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/11(土) 00:01:04 発信元:60.237.19.113
大体こんな感じで始めたいな、と思ってます
どうでしょう


259 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/10(金) 23:56:58 発信元:218.179.196.3
バトル物は大好物


267 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/11(土) 00:03:45 発信元:218.179.196.3
好き嫌いはあると思うけど俺はいいと思う




269 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/11(土) 00:06:12 発信元:61.198.169.64
いいんじゃん?


270 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/11(土) 00:07:19 発信元:121.2.98.95
いいと思うぜい。状況がばんばん浮かぶし


273 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/09/11(土) 00:10:51 発信元:116.65.53.233
>>266
このペースで地の文を書き続ける自信があるなら特に言う事なし。
地の文の重さで敬遠する人はいるかもしれない。
描写は上手。どたばたが無理なく再現される。

話の導入としては少し弱いかも。
そこまでグイグイ先が読みたくはならない。
読んでもいいけど、疲れそう、という印象。


 
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