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('A`)七夕の奇跡のようです

2010/07/08 Thu 06:02

 
177 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:00:01 発信元:60.236.246.96
1年は365日。たまーに366日。
毎年迎える毎日。

全ての日が、誰かにとって大切な記念日。
誕生日、命日、交際記念日、初デート日……
とてもとても大事な、心に残る思い出の刻。

そんな中でも特別な日。

今日は七月七日。週の真ん中水曜日。
年に一度だけ、天の川で織姫と彦星が出会える日。
そんな素敵な日――



('A`)七夕の奇跡のようです.



179 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:01:35 発信元:60.236.246.96
*゚ー゚)「ご注文はお決まりでしょうか?」

('A`)「あー、ブレンドコーヒー。ミルク砂糖はいらないです」

かしこまりました、と喫茶店の店員は注文をとり終え厨房の方へ入っていった。
数分後、俺の前にある二人掛けのテーブルにコーヒーが置かれた。
こんな時期なのに熱々の湯気がたっている。アイスにすりゃよかった。


('A`)「とうとう今日という日がきちまったか……」



緊張の余り、危うくコーヒーの入ったカップを零しそうになる。
開いた手の平を見てみると、汗でビショビショになっていた。

('A`)(落ち着け……俺落ち着け……素数を数えるんだ……0721-4545-1919……)

こんな気持ちになったのは告白のとき以来か……いやあのときよりも数倍辛い。
もうストレスで胃が痛い。アイスとかホットとかじゃなく、ブラックコーヒーなんか飲まなきゃよかった。

川 ゚ -゚) 「すまないドクオ、遅くなった」




180 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:03:15 発信元:60.236.246.96


('A`)「いや、俺も来てそんな経ってないから。こっちこそ仕事忙しいのに呼び出してすまん」

川 ゚ -゚)「ひと段落ついたからな。ここのところしばらく君と会う時間も減らしていたが、もう大丈夫だぞ」

('A`)「そっか、そりゃよかった」

俺とクーは大学時代からの付き合い、恋人としての付き合いだ。
俺は公務員で割かし暇だが、彼女は一流企業の秘書として働いている。
秘書業というものは聞いてもよく分からないが、来客の応対等で休日出勤も多く忙しい。
そのため、就職してからは彼女が仕事の少ないときの平日仕事後が多かった。
今日会うのも一ヶ月ぶり。まぁ4年も付き合っていれば、メールや電話で連絡していれば我慢はできた。

ただ、今日は俺からどうしても七夕に会いたいと希望した。
彼女に伝えたいことがあったからだ。





184 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:04:41 発信元:60.236.246.96



川 ゚ -゚)「それにしてもドクオ。顔色があまり良くないが大丈夫か?ちゃんと栄養は摂っているか?」

店員が彼女の前にアイスティーを置いた。きっと入店時に頼んだのだろう。

('A`)「う、うん……一日一食は……」

川;゚ -゚)「ふぅ……全く君という人間は……栄養失調で倒れても私は知らないぞ?」

(;'A`)「あ、はい。すいません。早くも夏バテ気味でして」

川 ゚ -゚)「気をつけたまえ。夏だからこそ体力をつけないと、雨で濡れたりしたら一発で風邪をひくぞ。特に君の場合」

(;'A`)「なんかもうすいませんいつも心配かけてごめんなさいねパンツ見せて」

俺は彼女の小言に、思い浮かぶ限りの謝罪の言葉を口にした。
いや、小言というか彼女は本気で俺のことを思って言ってくれてるに決まってるんだけどね。
俺のことを思って……俺のことを思って……俺のことを思って……
やばい自分で思ってて嬉しくなってきた。

(*'∀`)「パンツ!」

川# ゚ -゚)「グーとチョキとイナカチョキどれがいい?」

(*'∀`)「パー……ンツ……ッッ!!!」

チョキ痛い!つーかイナカチョキ選んだらどうやって攻撃してくるつもりだったんだ。


185 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:06:05 発信元:60.236.246.96

川 ゚ -゚)「で、今日話があると言っていたが一体どうしたんだ?」

(*A*)「前が見えねぇ……。あ~っと、うん、とりあえずこんなところでもなんなのでお店出て公園行きませんか?」

会計はワリカン。俺が出そうとしても絶対に拒否される。
ほんとクーは律儀だ。まぁ彼女のほうが稼いでるんだけどさ。


川 ゚ -゚)「夜は風があって涼しいな、昼もこれくらいであればいいのだが」

クーは店を出てそう言った。ふとした、なんとなくの仕草にも関わらず綺麗だ。
ストレートロングの黒髪。豊満な胸。パンツスタイルのスーツ姿は足もスラッと長い。
長年の付き合いであっても見惚れてしまう。だからこそ俺は緊張しているのだけど……。


 
 
186 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:07:38 発信元:60.236.246.96


公園へ向かう途中、途中にあるスーパーの店先では笹が飾られていた。

川 ゚ -゚)「今日は七夕だな。私たちも付き合って丸4年か……」

そう、今日は七夕。そして俺たちが付き合い始めた日だ。
空を見ると梅雨の時期にも関わらず、今日は雲ひとつなかった。

('A`)「織姫と彦星は出会えたのかな?それともこれから?」

川 ゚ ー゚)「ほう、ドクオにしてはロマンティックだな。いつもならマンドクセと吐き捨てる癖に意外だ。
     短冊に何か願いを書いたか?」

行事やころころ変わる祝日等をいまいち覚え切れない俺だが、七夕だけは忘れられない。
今まで短冊を笹に飾ったのは三度ある。




189 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:10:08 発信元:60.236.246.96
一度目は小学生の頃、野球をやっていた俺。
勿論運動神経は皆無。ただ野球は好きだった。
しかし、失敗を恐れビビリであった俺は、監督から試合に代打でよければ出てみるか問いかけられても
『……どうせ打てないし、いい』と本当は出たかったくせに拒否していた。
そんなとき、学校で七夕のために笹と短冊が用意された。
俺は遊び半分適当半分な気持ちで『試合に出ることができますように』と短冊に書いた。

翌日に試合があった。9回裏、3-3、ツーアウトランナー三塁。
監督に再び問いかけられたとき、俺は男の人から背中を押されたように頷けた。



('A`)「おいおい、俺はロマンティストだぜ?願いを叶えてくれるってなら書くに決まってるじゃねーか」

川 ゚ ー゚)「ふふっ、そうか。付き合って随分経つがそれは初耳だ。かわいい君もいいものだ」

('A`)「からかうんじゃねーよ、っと、公園はここだ。ベンチでも座ろうぜ」

青いペンキが禿げかけ、所々木が剥き出しになっているベンチに俺たちは並んで座った。
この辺りでは大きい児童公園であり、ここにも飾り付けされた笹が置かれていた。





190 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:12:45 発信元:60.236.246.96

二度目は大学時代。クーと付き合う前だ。
いや、正確には付き合う当日……。

クーのことは同じ学部、サークルでずっと見ていた。
彼女は異質だった。凛とした姿はどんなモデルやアイドルよりも美しかった。
見た目もそうだが、それ以上に、心が。
どんな相手に対しても毅然としたクールな態度で接し、人に世話になったら素直にありがとうと伝える姿。
自分の持っていないものを持っている。
それは何事に置いても眩しく、暖かかった。



193 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:14:52 発信元:121.2.98.95
現実にそんな娘いないかな


194 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:14:57 発信元:60.236.246.96
しかしそんな彼女、当然ライバルは多く今まで数十人という男がアタックしては振られていた。
当然俺も思いを伝えたところで振られるに決まってるし、心が折られるくらいであればただ見ているだけで満足だった。

そんなとき、バイト先のコンビニで小さい笹を飾るので、短冊を書いて欲しいと店長から頼まれた。
ふと、小学生のときを思い出した。
野球が下手糞であったにも関わらず、試合に出たいと願い叶えることができた。
小学生の時ですら、結果など考えず前へ踏み出せたというのに……。
よし、告白しよう。ダメで元々だ。彼女なら振られても今まで通り話してくれるさ。
そう、自分を鼓舞し、女性から背中を押されたように彼女がいる大学のサークル棟へ走って向かった。

そのとき書いた願いは
『勇気が出ますように』



195 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:16:58 発信元:60.236.246.96


('A`)「………………ふぅ」

川 ゚ -゚)「賢者タイムか?それともなにか思い詰めているのか?」

('A`)「だからそういうこと言うんじゃねーよ、後者だ後者」

川 ゚ -゚)「そうか、何か私に言うことがあるのだったら、私は君が話してくれるまで待つぞ」

('A`)「分かった、ありがとう。ちょっとだけ待ってくれ」



カバンに入っていたもの四角い箱を取り出した。

喫茶店に行く前に宝石店に取りに行ったものだ。



197 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:19:49 発信元:60.236.246.96
('A`)(三度目だ……申し訳ないけど、また力を貸してくれ)

自分の部屋に置いてある、小さな笹と短冊を心に思い浮かべた。
また、誰かが背中を押してくれた。

これは……男性と女性、二人に押されている感じだ。
不思議と勇気が湧いてくる。

俺は四角の箱をクーに見せるように開け




('A`)「クー、俺と……俺と……結婚してくれ」

川 ゚ -゚)「……………………………………………………」

('A`)「………………………………………………」




199 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:21:35 発信元:114.149.253.41
ドクオ…


200 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:22:34 発信元:115.37.199.93
どうなる……


201 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:22:35 発信元:60.236.246.96


どれくらい時が経ったろう、1秒にも1分にも1時間にも感じる無言の時間。
気持ちを確認しようと口を開こうとしたとき

川 ゚ -゚)「随分……待たせてくれたな」

('A`)「…………ごめん」

川 ゚ -゚)「ずっと待っていたんだぞ、その言葉」

('A`)「うん」

川 ; -;)「もうずっと言ってくれないのかと思っていたんだぞ」

('A`)「断られたらと考えると、やっぱり怖くて……」

川 ; -;)「私がお前のことを……お前のことを断る訳が無いだろう」

('A`)「クー……ありがとう」

川 ; -;)「馬鹿……ドクオ、愛しているぞ」

(;A;)「俺も……ウゥ……」


川 ; -;)「一生、愛してる」(;A;)



202 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:23:45 発信元:219.160.192.201
mjdk


203 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:23:57 発信元:121.2.98.95
ひゅーひゅー


204 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:24:38 発信元:115.37.199.93
あついねー


205 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:24:39 発信元:60.236.246.96


俺は思うんだ。

願いなんて言っても億万長者になるとか、ハーレムになるとかそんな荒唐無稽な願いは叶いっこないって。

たぶんホームランを打つとか、クーと付き合いたいなんて書いても叶いっこないって。

願うだけじゃダメなんだ、自分の願いなんだから。

願いを叶えるための、最初の一歩。

七夕の奇跡ってその一歩が踏み出せるよう

背中を押してくれるんじゃないかなって。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――そんな素敵な日







206 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:26:17 発信元:60.236.246.96
これで終わりになります
七夕に間に合わない上スイーツですが読んでくれてありがとうございました。

初投下とは言え、なんかもうアレすぎてアレなんですが

僕はふとももが好きなのでふとももがきれいっぽいAAは誰なんでしょうか


207 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:26:44 発信元:121.2.98.95
乙ですた


209 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:29:11 発信元:115.37.199.93

こういう雰囲気もいいね

ふとももが綺麗っぽいのは……シューかな


210 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:29:13 発信元:114.149.253.41
乙乙

レモナなんかむちっとした太ももしてそうだな


212 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:40:01 発信元:222.5.62.204
寝る前にいい話読めたわ乙

ふとももだったら川д川の長いスカートの奥に隠れた細く白い美しいふとももを推そう


208 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/08(木) 00:28:05 発信元:118.6.255.15


ふとももはこいつじゃね?


        /⌒ ヽ 
        ξ ゚⊿゚)ξ/ ̄ ̄ ̄ウェーブのかかった美しい髪
       __〃`ヽ 〈_
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