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41 :( ´∀`)( ^ω^)彼らはそこにいるようです(*‘ω‘ *):2010/07/07(水) 19:19:50 発信元:115.37.199.93
太陽が地の向こうへ沈み、闇が辺りを支配する時間。
一組の夫婦がその場所で、足を止めた。


(;´∀`)「この時間になると、暑さもちょっとはましになるモナね」

|゚ノ ^∀^)「えへへへー、夜のデートなんてひさしぶりねっ」


高台にある小さな公園。
昼間は賑やかだった町も今はすっかりと闇に沈み、街灯の明かりがぽつりぽつりと見えるだけ。
しかし、空へと目を向けてみれば、幾億もの星が川や宝石のように輝いている。


|゚ノ ^∀^)「よかった~、今年は晴れたみたい。
      せっかくの日なんだから、星が見えるのがいーよね」

( ´∀`)「まったくモナ
      ――って、あ、レモナレモナ! ほら、流れ星モナ!」

|゚ノ*^∀^)「ほんとほんと? 早く、早くお願いしなきゃモナーくん!!!」


|゚ノ*‐∀‐)「……早く、モナーくんとレモナの赤ちゃんができますよーに」

( ´∀`)「来年は絶対に、僕とレモナと子供の三人でここに来るモナ」


二人は顔を見合わせて、幸せそうに笑う。
――彼らの願いを乗せて、星は瞬いている。


42 :( ´∀`)( ^ω^)彼らはそこにいるようです(*‘ω‘ *):2010/07/07(水) 19:22:41 発信元:115.37.199.93
――その同じ場所を、一組の男女が歩いていた。
浴衣に包んだ少女と、のんびりと穏やかな顔の少年。
二人の手はぎこちなくつながれ、その顔は真っ赤に染まっている。


( ^ω^)「おっおっ、今日は星がキレイだお」

ξ;゚⊿゚)ξ「そそそそ、そう? え、あ、うん、そう、そう! そう!」


膨らまない会話に少年は、しょんぼりとした顔になる。
しかし、それも一瞬で、彼はすぐに顔を明るくして、隣の彼女に話しかけた。


( ^ω^)「――そういえば、ツンは願い事、なんにしたんだお?」

ξ//⊿)ξ「ししししし、知るわけないでしょ。
       そ、そっ、それよりアンタは? どうせ、空を飛びたいとかそんなんじゃ」

( ^ω^)「ずっと、ツンと一緒にいられますようにだお」

ξ///)ξ「……ばっ、馬鹿じゃない!」

(*^ω^)「本気なんだお。だって、僕は、ツンのことが大好きなんだお」

少女は、何も答えない。
顔をさらに赤くして、だけどその顔に笑顔を浮かべて、少年の手を強く握りしめた。
星が散らばる空の下、大通りを走る車のランプが天の川のように流れていくのを、二人は見ていた。

――少女の願いも少年と同じだったということに、彼はまだ気づいていない。


43 :( ´∀`)( ^ω^)彼らはそこにいるようです(*‘ω‘ *):2010/07/07(水) 19:25:01 発信元:115.37.199.93
――同じ場所に、賑やかな笑い声が響いた。
小さな少年が二人と、どこかで見覚えのある顔をした少女。そして、母親が一人。
たくさんの短冊や飾りで飾られた笹を手に、子供たちは楽しそうにはしゃいでいる。


(*><)「すごいんです! まちがキラキラしているんです!!!」

( <●><●>)「でも、ほしがあまりみえないのがわかってしまって、ざんねんです」

(*‐ω‘ *)「ちっちっちっ、すごいのは けしき や ほし なんかじゃないっぽ!」


大通り、看板、ビル、立ち並ぶ家たち。
夜の闇の中で、町の灯す沢山の明かりが輝く。
その光は、空で輝く星や天の川を塗りつぶすほどにまばゆい。


(*‘ω‘ *)「なんてったって、ここはねがいがかなうんだっぽ!」

( ><)「すごいんです! かっこいいんです!」

( <●><●>)「ここは、ただのこうえんです。 しょうこはあるんですか?
        しょうこがないのはうそだって、わかってます」

(*‘ω‘ *)「あるっぽ! ぽぽの じーちゃんと、ばーちゃんは ずっとまえのきょう、ここでおねがいして、
      そのしょーこに、ぽぽのとうちゃんが うまれたっぽ!!」


小さな女の子は父親そっくりの口元を大きく広げて、言う。
その横では彼女の母親が、顔を赤くして、だけどその顔に笑顔を浮かべて、笑っている。


44 :( ´∀`)( ^ω^)彼らはそこにいるようです(*‘ω‘ *):2010/07/07(水) 19:25:59 発信元:115.37.199.93


                       25年前も、10年前も、いまも、10年後も、25年後も


                       世代は変われど確かにそこに、――彼らはいたようです。





                ( ´∀`)( ^ω^)彼らはそこにいたようです(*‘ω‘ *)             了








45 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/07(水) 19:26:59 発信元:115.37.199.93
以上。
七夕短編もっと増えますようにと願いながら、投下完了。


46 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/07(水) 19:37:44 発信元:210.153.86.144
おつ


47 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/07(水) 19:38:48 発信元:219.111.65.76
乙乙!


48 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/07/07(水) 19:46:33 発信元:114.149.253.41
乙乙です!


 
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