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※タイトルがなかったので、勝手につけさせて戴きました。


662 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:27:03.14 ID:W6g0ir230

僕のお姉ちゃんの名前は可奈。

可奈はとっても頭が悪い、と父に教えられた。

一人でトイレに行く事も、お風呂に入る事も出来ず、人間として大切なものを欠如して生まれてきたらしい。

母や父はいつも姉の悪口を言っては、お酒を飲んで、そして笑う。

だけど僕は姉の事に関して、深い事は知らないのだ。

父は姉の3歳の誕生日プレゼントに地下の牢屋をプレゼントしたのだ。

僕はその時1歳だったが意識はハッキリしていたのでよく覚えている。

父は嫌がる姉の手を引き、姉を暗い位地下へと堕としていった。

最後の姉の顔は僕には普通の人間の様に見えた。



663 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:28:20.35 ID:W6g0ir230

僕の14歳の誕生日に、父は地下の第一通路までなら行ってもよい、という許可をくれた。

単純に嬉しかった、自分の行動範囲が増えるのはとても嬉しい事だからだ。

僕は深夜を待ち、父と母が寝沈んだのを確認して、地下への入り口の前に来た。

許可をもらったのに、父と母が眠るのを待ったのは、何の因果関係性もない。

地下への入り口の前には父が雇った門番がいて、小さな僕を睨み付けた。

( ゚∀゚)「どうして、お前がここにいる」

僕の父に雇われてる癖に、何だこの態度は。

( ^ω^)「その態度はないんじゃないですか」

僕は毅然と言った、こんな薄汚い男に僕はなめられたくない。

( ゚∀゚)「別にお前から金をもらっている訳じゃない」

確かにそうだ、僕は頷いた、この男、馬鹿の様で、頭の回転は早いようだ。



664 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:32:06.07 ID:W6g0ir230

父から第一通路までの許可をもらった事を説明すると、身体検査をされた。

僕は知らない男に、体をベタベタと触られている事実に恐怖した。

( ^ω^)「まだ触るんですか?」

( ゚∀゚)「まだ触る、ゴルフボールでも持っていたら、大変だから」

確かに僕がゴルフボールを持っていたら、こんな地下など2秒もかからず、爆発できるだろう。

この男の説明に納得するものがあったので、僕はその後7時間体を触られた。

いつのまにか、太陽が昇ってきていて、鳥はチュンチュンと笑っている。

僕はもう学校に行く時間なので、今日の夜またきます、と言った。

門番の人は、次は身体検査を免除してやる、という寛大な措置を取ってくれる事を約束してくれた。

そして僕は朝食を食べ、父と将棋を打ち、母と囲碁を打ち、妹とオセロをやり、学校へと向かった。

 
 
665 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:34:17.12 ID:W6g0ir230

机がない、と気づいたのは掃除時間のG線上のアリアが流れ出した辺りだ。

僕は先生に机がないという事を端的に説明した。

(*゚ー゚)「机がないという事は、椅子もないんですか?」

( ^ω^)「いえ、椅子はあったんですが、机だけなかったんです」

(*゚ー゚)「その机に貴重品は入ってましたか?」

( ^ω^)「セミの抜け殻が10匹入ってました」

今から思えば、あんな事言わなければよかった。

放課後の時間、セミの抜け殻を果たして、匹と数えるか、個と呼ぶかの、男女わけてのディベートが始まった。



667 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:36:54.01 ID:W6g0ir230

そのディベートの時間は大変下らない事になった。

女子達は命の尊さを説き、男子達は現在の社会に対する糾弾を始めた。

教師は僕の机を探していてくれた。

僕は、海を漂っている、クラゲの様に、どちらの味方をする訳でもなく、流れに身を任せていた。

クラスの中で美人で成績がよくて運動神経がいい、麗華さんが僕を睨み付けた。

川 ゚ -゚)「貴方がセミの抜け殻を10匹なんて言うから、事態がここまで大きくなったのに、傍観者とは何事だ」

クラスの中の非難の目は、僕という個体一つに集中した。

弁明せねばなるまい、と覚悟を決めて言った。

( ^ω^)「麗華さん、僕と付き合ってください」

麗華さんは赤い果実の様に、おいしく、完熟になり、そして腐った。



668 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:38:48.19 ID:W6g0ir230

腐った麗華さんと手を繋ぎながら、校内を散歩した。

普段ならば、学校中の男子から羨望と嫉妬の目で焼き殺されていた運命を辿っていただろう。

しかし、腐った麗華さんならば、話はどうだろう?

男子達は、なんとも表現のしにくい表情をしながら、僕たちに干渉をしなかった。

それはそうだろう、病気持ちの女と付き合う男は、いつだって賞賛されるのが、今の世の中だ。

時がもう少し経てば、僕は皆の尊敬を一身に浴びる、英雄という事になるのは、目に見えていた。

( ^ω^)「麗華さん、喉渇いた?買ってこようか?」

麗華さんは腐った声帯を懸命に振り絞って、何かを言おうとしている。

僕は麗華さんの彼氏だ、聞き取らなければならぬ、それが彼氏の使命なのだ。



669 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:44:38.72 ID:W6g0ir230

川 ゚ -゚)「ぁ……ぁ……ぁ……ぁ」

僕は麗華さんの最後の言葉を聞くと、分かった、と言った。

そして麗華さんをゴミ箱の燃えないゴミの中に入れると、随分スッキリした。

実は僕は麗華さんが何を喋っているか全く分からなかったのだ。

今日という1日を本当に無駄に使ってしまった。

もし僕は毎日日記をつけるのだとしたら、何もなかった、としか書きようがない1日だった。

だけど僕はワクワクしていた。

それは今日こそ、地下に向かう事が出来るのだから。

運がよければ、姉と出会う事も出来るかもしれない。



670 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:46:27.32 ID:W6g0ir230

家に着くと、妹と父親が大喧嘩をしていた。

普段ならば、日常の一コマとして干渉する事でもなかっただろう。

しかし二人が持っているモノを見て、事態はセキュリティレベルがMAXにまで跳ね上がった。

父はテニスボールを持ち、妹はゴルフボールを持って、お互いに威嚇している。

部屋の隅で、小さく体を折り曲げ、泣きながら笑っている母はいつも通りの母である。

いけない、こんな親子喧嘩で家が四散する事態にだけはなってはいけない。

( ^ω^)「父さん、喧嘩をやめてください、お願いします、僕はどうなってもいいですから」

(,,゚Д゚)「ならお前は牢屋に入る覚悟があるのか?」

( ^ω^)「分かりました」

僕は地下に行こうと思っていたのは、単なる怖いもの見たさの感情が大きかった。

まさか自分に降りかかってくるとは夢にも思わなかった。







671 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/22(土) 12:49:14.91 ID:W6g0ir230
終わりです
批評お願いします
どこが悪かったか沢山聞かせてください


 
総合短編(シリアス・鬱・ホラー) | コメント(1) | トラックバック(0)
コメント
意味が分からない。
シュールだと言ってしまえばそれまでだけれど、後味の悪いというか、まったくなにも感じられない、得られないシュールさだ。

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