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773 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ:2010/05/14(金) 21:30:06 発信元:59.135.38.142
流れぶったぎって悪いが俺も投下しますよー

まとめ
http://sogomatome.blog104.fc2.com/?mode=m&no=285

今回、いつもよりちょっと長めです。支援下されば感謝の極み。

それではどうぞ



774 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 1/24:2010/05/14(金) 21:34:58 発信元:59.135.38.141

ζ(゚ー゚*ζ「はぁ……」

(*゚∀゚)「どうなすったのですか、お姉様。溜め息などついてしまわれて」

ζ(゚ー゚*ζ「何でもありませんよ。ただ、少しばかり気持ちがふさいでいただけ」

(*゚∀゚)「そんなことを言いながら、頭の中は王様のことで一杯なんじゃありませんか?」

ζ(゚ー゚*ζ「そんなことはありません」

(*゚∀゚)「あのような酷薄な人のことなど、忘れてしまえばいいのに。お姉様はまだ、未練がおありなのですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「……王は、私を側に置けないのには理由があるとおっしゃいました。私は、その理由を話して下さらなかったことが、悲しくてならないのです」

(*゚∀゚)「……お姉様はやはり、王様のことを……」

ζ(゚ー゚*ζ「……」

(*゚∀゚)「お姉様が辛そうなお顔をなさっていると、わたしも悲しくなってしまいます」

(*゚∀゚)「だからどうか、元気を出して! 空元気も毎日続ければ、いつか本当の元気に取って変わりますから!」

ζ(゚ー゚*ζ「……お前の明るさは救いですね。おかげで、少し楽になりましたよ」

(*゚∀゚)「当然です! あのように酷い仕打ちをする王様のせいで、お姉様に翳りが生まれることを誰が望みましょう!」

ζ(^ー^*ζ「……」クスッ



776 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 2/24:2010/05/14(金) 21:40:10 発信元:59.135.38.149
(*゚∀゚)「ですから、もうそんなに落ち込まないで下さいまし。王様のことは一端忘れて、そろそろお昼にしましょう?」

ζ(゚ー゚*ζ「……そうですね。じゃあ、そうしましょうか……」

(´・ω・`)「シェエラザード、シェエラザードはおるか」

(*゚∀゚)「お父様?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、こちらに。どうかなさいましたか?」

(´・ω・`)「シェエラザードよ。王様がお呼びだ、すぐに謁見の間まで参れ」

ζ(゚ー゚*ζ「王様が、ですか?」

(´・ω・`)「そうだ。火急の用故、速やかにせよ」

(*゚∀゚)「それならわたしも……!」

(´・ω・`)「お前は駄目だ。シェエラザード一人で来いとのお達しだ」

(#゚∀゚)「無情な王様の元に、お姉様一人寄越すことなど出来ません!」

ζ(゚ー゚*ζ「ドゥウンヤザード、我が儘を言ってはなりません。ではお父様、少し身支度を整えます故、お時間を頂けますでしょうか?」

(´・ω・`)「うむ、なるたけ早くな」

(;゚∀゚)「お姉様……!」

 
 
779 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 3/24:2010/05/14(金) 21:44:31 発信元:59.135.38.142
―――

(´・ω・`)「王様、シェエラザードを呼んで参りました」

/ ,' 3 「うむ、入れ」

ζ(゚ー゚*ζ「失礼致します……」

(´・ω・`)「では、私は執務へと戻らせていただきます。何か用があれば、またお呼びください」

/ ,' 3 「……急に呼び出してすまぬな、シェエラザードよ。さぞや困惑しただろう」

ζ(゚ー゚*ζ「いえ……ですが、何かしら抜き差しならない事態が起こったことは察してございます」

/ ,' 3 「む? それは何故だ?」

ζ(゚ー゚*ζ「お父様が、執務に赴く際のお顔をしておりましたので。我が家であのようなお顔を見たのは、ただ一度きりでございます」

/ ,' 3 「……それは、余が夜伽の相手を探していたあの時のことか」

ζ(゚ー゚*ζ「……はい」

/ ,' 3 「そこまで分かっておるなら、余も隠し立てはすまい」

/ ,' 3 「シェエラザードよ。余は少々、政務に倦んでおる。少しばかり気晴らしに散歩をするゆえ、付き合わぬか」

ζ(゚ー゚*ζ「え? ……私に、それを断る理由はございませんが……」

/ ,' 3 「なれば、余の後へついてきてくれ。余がそちを呼び出した理由も、その道中で話そう」



781 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 4/24:2010/05/14(金) 21:48:19 発信元:59.135.38.141
/ ,' 3 「……」

ζ(゚ー゚*ζ「王様……一体どちらへ参られるのですか?」

/ ,' 3 「来れば分かる。そこはそちにも関係のある場所であるからな」

ζ(゚ー゚*ζ「……はい」

/ ,' 3 「……すまぬな、シェエラザードよ」

ζ(゚ー゚*ζ「何をお謝りになるのですか。私は、王に謝罪されるようなことなどされておりませぬ」

/ ,' 3 「……では、そちは昨夜の余の言も、気にしておらぬというか?」

ζ(゚ー゚*ζ「……王には王の理由があることはお察しできます。それが、常人の斟酌では計り知れぬことも」

/ ,' 3 「……そうか。余は自分で思う以上に、そちに感謝せねばならないのかも知れぬな」

ζ(゚ー゚*ζ「謝罪も感謝も要りませぬ。私は、王の庇護を受ける臣民の一人なのですから」

/ ,' 3 「しかし、余がそうであっても、この者らの感謝まで断る術は持つまい」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ……これは……」

/ ,' 3 「ここが、余がそちを連れて来たかった場所だ」



782 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 5/24:2010/05/14(金) 21:53:16 発信元:59.135.38.147
/ ,' 3 「これは、お前に促され作った、妃と娘らの墓碑だ。まだ建立途中ではあるが、そちには一目見せておいた方が良いかと思ってな」

ζ(゚ー゚*ζ「このような立派なものを……お妃様も娘も、きっと浮かばれるでしょう」

/ ,' 3 「果たして、そうであるかな。余には恨みを残して魔性となった妃と娘が、怨念新たに襲いかかってくるような気がしてならぬよ」

ζ(゚ー゚*ζ「どうして、そのようなことをお思いに?」

/ ,' 3 「さてな……この墓も作れば作ったで、自己を弁護するもののように思えてしまうからかの」

ζ(゚ー゚*ζ「そう思うこと自体が、王が皆のことを忘れておらぬ証拠ではありませんか。それだけで、お妃様も娘らも、きっと許して下さいます」

/ ,' 3 「……そうか。そちの言葉は、いつも力強いな」

ζ(゚ー゚*ζ「……王様。僭越ながら、一つだけ申して宜しいでしょうか」

/ ,' 3 「何だ、遠慮なく言うてみよ」

ζ(゚ー゚*ζ「では、恐れながら。王はどうやら、平時の王ではないように見えまする」

ζ(゚ー゚*ζ「いつもの王らしい覇気もなく、少しばかり項垂れ、弱気の気が見え隠れしているような」

/ ,' 3 「……」

ζ(゚ー゚*ζ「何か、心を悩ませることでもあったのでしょうか。もしそうであれば、どうか私がお力添えすることをお許し下さい」



784 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/05/14(金) 21:56:44 発信元:222.149.135.78
デレの謙譲語と王の威厳が心地よい


786 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 6/24:2010/05/14(金) 21:58:19 発信元:59.135.38.148
/ ,' 3 「……戦だ」

ζ(゚ー゚*ζ「えっ……?」

/ ,' 3 「戦が、起こるやも知れぬのだ」

ζ(゚ー゚*ζ「それは……何故でございますか?」

/ ,' 3 「隣国の王より、この度通達があったのだ。余の統治する国を攻め、我が領地とせん、とな」

ζ(゚ー゚*ζ「……それで、王のお答えは?」

/ ,' 3 「無論、こちらには益のない戦だ。なんとか和平の道を歩もうと、再三使者を遣わした」

/ ,' 3 「しかし、相手は蛮族から成り上がった意気の荒い王でな。どれだけ譲歩しようと、知らぬ存ぜぬで突っぱねてきよる」

ζ(゚ー゚;ζ「そのようなことが……」

/ ,' 3 「余が頭を悩ませておったのはそこだ。こうして、墓前までお前を呼び出したのも、お前の言う気弱さがそうさせたのであろう」

ζ(゚ー゚*ζ「王様。私は王様に陳謝せねばなりません。そのような事情があったとは知らず、王の心を煩わせることばかりしてしまいました」

/ ,' 3 「頭を上げよ。余はそちに感謝こそすれ、恨むようなことは一切あり得ないのだからな」

ζ(゚ー゚*ζ「……」



787 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 7/24:2010/05/14(金) 22:04:37 発信元:59.135.38.145
/ ,' 3 「さて、どうしたものかな。こうしている間にも、刻限は一刻と迫ってきておる。妃達も、アッラーの元で不甲斐なき余のことを笑っていよう」

ζ(゚ー゚*ζ「……このことは、お父様はご存知なのですか?」

/ ,' 3 「当然だ。大臣以下、皆が死力を振り絞って、和平交渉に当たっておる」

/ ,' 3 「それだけに、事情を知るものの行き詰まりも果てしないのだ。何せ、相手は戦うより他に道無しと思っているような輩なのだからな」

ζ(゚ー゚*ζ「佐用でございますか……」

/ ,' 3 「……余はもしかしたら、そちなら何か良い知恵が浮かぶのではないかと、期待しておったのかもな」

ζ(゚ー゚*ζ「え……?」

/ ,' 3 「これは一国の王にあるまじき考えだな。余もまだまだ甘ったれだ」

ζ(゚ー゚*ζ「窮地に追いやられた時、人が人を頼りたくなるのは至極自然なことです。ですが、それが私というのは、いささか買いかぶり過ぎではありませんでしょうか」

/ ,' 3 「それもそうかも知れぬな……すまぬ、今の余の言葉は忘れてくれ」

ζ(゚ー゚*ζ「……ですが、私にもただ一つだけ、出来ることがございます」

/ ,' 3 「出来ること、とな?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。それは、隣国の王にも、夢の娘の話をして差し上げることです」

/ ,' 3 「……なんだと?」



790 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 8/24:2010/05/14(金) 22:09:56 発信元:59.135.38.147
/ ,' 3 「お前、まさかそれで相手が引き下がるとでも思っているのか? だとすれば余は、呆れて物も言えん」

ζ(゚ー゚*ζ「ですが、私に出来ることはただそれだけにございます。それに、私はすでに

    王が娘らの話を聞き、様変わりするところを見ておりまする」

/ ,' 3 「それとこれとは話が別だ。相手は万民の雄と呼ばれるほどの猛者だぞ。そのような子供騙しが通じるはずがない」

ζ(゚ー゚*ζ「私の話が子供騙しなれば、それを聞いてお心を変えた王も、子供であると言っているようなものです」

/ ,' 3 「それはそうかも知れぬが……政治と私事をいっしょくたにしては、混乱極むるばかりであろう。違うか?」

ζ(゚ー゚*ζ「王様。私は何も、勝算なくただ娘の話をしにいく訳ではありませぬ。

    横暴なる王を相手取るなら、それに相応しいお話をさせていただくだけのこと」

/ ,' 3 「ああ言えばこう言うとは、まさにお前のための言葉だな……何やら悩んでいたのが馬鹿らしく思えてくるわ」

ζ(゚ー゚*ζ「それに、もしもの場合には、最後の策も思いついてございます」

/ ,' 3 「何?」

ζ(゚ー゚*ζ「ですから、どうか一度隣国の王と、話し合いの場を用意してはいただけませぬか?」

/ ,' 3 「ぬぅ……まさかこのような話になるとは思いもよらなんだ……」



791 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 9/24:2010/05/14(金) 22:15:11 発信元:59.135.38.141
/ ,' 3 「……よし、分かった。お前がそこまで言うなら、和平会見の場、隣国へ提案してみようではないか」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。是非ともそうして下さいまし」

/ ,' 3 「しかし、あくまで余は使者を遣わすだけだ。それに相手の王が乗ってくるとは限らないのだぞ?」

ζ(゚ー゚*ζ「私が思いますに、そこまでの蛮勇を奮う王なら、戦なぞしなくとも、王とお顔を

    合わせただけで、その首を取ろうと思うのではありませんか?」

/ ,' 3 「それは……確かに、その可能性は否めないな」

ζ(゚ー゚*ζ「なれば、和平会見という名の絶好の機を、逃すはずはありませぬ。

    王が亡くなれば、それだけで我が国は落ちたも同然なのですから」

/ ,' 3 「それは、余の命が狙われる危険と背中合わせということか」

ζ(゚ー゚*ζ「ならばこちらも、相手国の王を取る覚悟をしてゆけば良いだけのこと。事前に護衛の兵を十名ずつ

    つけることを会見の条件に加えておけば、磐石とは言わぬまでも差し支えはないかと思います」

/ ,' 3 「ふむ……なるほど。しかし、この提案をあの大臣がなんと言おうか……」

ζ(゚ー゚*ζ「お父様には、出立する日まで秘匿なさってはいかがでしょうか。今は戦を避ける道こそ、最善にございます」

/ ,' 3 「……余は、臣下をも欺かねばならぬのか。そこまでそちを信用して、よいのだな?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。失敗の許されぬ茨の道ではございますが、必ずや皆の力で、此度の和平、成就せしめてみせましょう」



794 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 10/24:2010/05/14(金) 22:20:22 発信元:59.135.38.142
・・・

(´-ω-`)「……なるほど。娘がこの件に関与していることを、私に話して下さらなかった理由は分かりました」

ζ(゚ー゚*ζ「申し訳ございません、お父様」

/ ,' 3 「許せ、大臣。そちを謀るつもりはなかったのだ」

(´・ω・`)「いや、いいのです。私が口出ししては、王の決心も鈍りましょう。しかしやはり、娘をこのような席に同席させるのは、不安にございます」

/ ,' 3 「さもあろう。余とて、シェエラザード本人のたっての望みでなければ、到底受け入れられなんだ」

(´・ω・`)「しかし、あの野蛮なる王が、すんなりと交渉の場に出てきたのは意外でございましたな」

/ ,' 3 「そこは余も不思議に思うていたところよ。あるいはシェエラザードの言うように、此度の会見で余を討ち取るつもりなのか……」

ζ(゚ー゚*ζ「話す前から敵の姿を夢想することは、敵の大きさを計り損なう元になりまする」

/ ,' 3 「敵……か、そうだな。これは和平交渉という名の戦であることを、忘れておったわ」

(´・ω・`)「『三日後の満月の夜、互いの国の中間地点に位置するオアシスを会見の場とする』……、か」

/ ,' 3 「そろそろ出ねば、事前に兵を隠されかねんな」

ζ(゚ー゚*ζ「臆することは何もございません。さぁ、我らが敵を挫くため、見目猛々しく参りましょう」

/ ,' 3 「ふっ……どうやらシェエラザードのみが、この大事を前に平常心で臨んでおるようだな」

(´・ω・`)「そのようで……」



796 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 11/24:2010/05/14(金) 22:26:42 発信元:59.135.38.150
―――

(´・ω・`)「……着きましたな」

ζ(゚ー゚*ζ「あれなるが、隣国の王……」


( <●><●>)( ФωФ)


(´・ω・`)「側にいるのは、近衛兵でございますかな?」

/ ,' 3 「さてな。それも行ってみれば分かるであろう」

/ ,' 3 「失礼つかまつる! 隣国の王とは、そなたであるか!」

( ФωФ)「いかにも! わしがマガタ国が国王、シュッドーダナである!」

/ ,' 3 「そこもとが王であるか! 余はシャハリヤール、そちが宣戦布告したイスマール国の王である!」

(´・ω・`)「私めはシャハリヤール王の元で執務大臣を務めます、アルマハードにございます」

( <●><●>)「某はシュッドーダナ王の側近、サッバーダにござる。以降、お見知りおきを」

ζ(゚ー゚*ζ(……近くで見れば見るほど、およそ同じ人とは思えぬほど精強な兵たちばかり……)

ζ(゚ー゚*ζ(さすがは蛮族の民、鍛え方がまるで違う……戦になれば、勝つのはとても難しそうですね)



797 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 12/24:2010/05/14(金) 22:32:33 発信元:59.135.38.144
/ ,' 3 「シュッドーダナ王よ。今宵この会見の場を設けられたこと、有り難く思う」

( ФωФ)「今さら語らうことなど、何一つないわ。それとも万策尽きて、降伏か命乞いでもしにきたか、シャハリヤールよ」

/ ,' 3 「まさか。余が提言するのは、あくまでも戦を避ける一本道のみ。降伏も命乞いもしたりはせん」

( ФωФ)「かような軟弱では、貴様の王としての器も知れよう。それでは臣下にも笑われるぞ」

/ ,' 3 「そなたが舌鋒逞しいのは重々承知しておる。だが、まずは話の前に腰を落ち着けぬか?」

( ФωФ)「わしは、座って話をするほどの意義を、この会見には見出だしておらん!」

/ ,' 3 「そう言うてくれるな。そなたに話はなくとも、こちらには伝えなければいけないことが山ほどあるのだ」

( ФωФ)「ふんっ……ところで、シャハリヤールよ」

/ ,' 3 「何だ?」

( ФωФ)「一人、この場に似つかわしくない者がいるようだが?」

/ ,' 3 「あぁ、この娘か。この娘はそこな大臣の娘でな、舌戦においては余をも凌駕するものを持つ故、連れて参った」

ζ(゚ー゚*ζ「お初にお目にかかります。私は、大臣が娘のシェエラザードと申す者です」

( ФωФ)「窮状極まれば、人は藁にもすがりたくなるとは、本当のことであったか。ふははははっ」

ζ(゚ー゚*ζ「……」



801 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 13/24:2010/05/14(金) 22:40:17 発信元:59.135.38.149
(´・ω・`)「……王様、ただいま兵士どもと巡回しましたが、どうやらこの場に敵の潜兵などはいないようでございます」

( ФωФ)「当然よ。もし必要とあれば、ここにいる十の兵だけで貴様らを打ち破ることも、可能なのだからな」

/ ,' 3 「聞こえよがしにそのようなことを言うな。いらぬ波風を立てることになるぞ」

(´-ω-`)「ははっ、申し訳ございません」

/ ,' 3 「では早速、議論に移ろうか」

/ ,' 3 「余が提案したいのは、一貫して戦避けるべしとし、和平を望む道のみである」

/ ,' 3 「そのためには貴国への物資援助も惜しまぬし、強調関係も崩したくはない」

/ ,' 3 「ここまでは、使者を遣わして申した通りであるが、そなたはこの案に何か不服でもあるのか?」

( ФωФ)「大有りだな、シャハリヤールよ。それではわしの心は微動だにせんわ」

/ ,' 3 「そなたが激しい気性であるのは知っておる。しかし、これは我らに益も所以もない戦。言うなればそなたの独りよがりだ」

/ ,' 3 「かような戦で、我らが臣民を疲弊させる訳にはいかぬ。そのためには、どのような手でも八方に尽くそうと思うが、どうか?」

( ФωФ)「貴様は、我らが一族の心底を知らぬ。基より我らは略奪を倣いとし、他を蹂躙することで糧を得てきた民族よ」

( ФωФ)「なれば形だけの和平なぞ、大火にそよぐ軟風ほどのこともないわ」

/ ,' 3 「国の規範たる王の言葉とも思えぬな」

( ФωФ)「貴様とは出自から違うのだ。一緒くたにするでない」



802 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 14/24:2010/05/14(金) 22:43:55 発信元:59.135.38.149
( ФωФ)「……とはいえ、わしも鬼の子ではない。貴様の再三の要求に免じ、わしも少しは譲歩しようではないか」

/ ,' 3 「……何?(あの蛮王が、譲歩だと……?)」

( ФωФ)「サッバーダ、例の物を読み上げい!」

( <●><●>)「ははっ!」

( <●><●>)「『我らが国との和平成れるために、甲国は乙国へ、支援物資の他奴隷百名を差し出すべし』」

/ ,' 3 「なんだとっ!?」

( ФωФ)「それがわしの望む和平への条件じゃ。どうだ、悪い話ではなかろう?」

(;´・ω・`)(な、なんと無体な……! 奴隷百名なぞ、呑めるはずがないではないか……!)

/ ,' 3 「ならん! 奴隷百名の譲渡など、そちに隷従すると言うようなものではないか!」

( ФωФ)「呑めぬというか。ならば、この和平案は破棄せざるを得ぬな」

/ ,' 3 「何がどうあっても、戦へ持ち込むつもりか……!」

( ФωФ)「わしは最大限の譲歩をしたぞ。それが呑めぬとあらば、後に残されたのは戦の道しかあるまい」

( ФωФ)「わしのような弱小国が遅れを取らぬためには、多少の蛮行も必要なのだ。理解されよ、シャハリヤールよ」

/ ,' 3 「……これは思った以上に、和平への道は険しそうだな……!」



805 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 15/24:2010/05/14(金) 22:50:33 発信元:59.135.38.143
/ ,' 3 「……大臣。お前より何か、進言することはないか?」

(´・ω・`)「さすれば申し上げますが、これなる王の案は、無理難題をふっかけ、我らを戦に差し向ける手練に相違ございません」

(´・ω・`)「耳を傾けるに値せぬ戯れ言でございます。どうか、我らの抱く大義をお忘れになりませぬよう……」

( ФωФ)「シャハリヤールよ。貴様の重臣は阿呆なのか?」

(;´・ω・`)「なっ……わ、私を愚弄するかっ!?」

( ФωФ)「そうも言いたくなる。見よ、シャハリヤールの顔を」

/ ,' 3 「……」

(;´・ω・`)「お、王様……?」

( <●><●>)「アルマハード殿。貴殿の王は、暗に我々への打開策を提示するよう促したのではござらんか?」

( ФωФ)「しかし、貴様の言ったことは王も察したことをただ繰り返したばかり。それでは落胆するのも当たり前だ」

/ ,' 3 「……残念ながら、シュッドーダナ王の申した通りだ、大臣よ」

(;´・ω・`)「う、うぅっ……」

( ФωФ)「執政の要たる大臣がその様では、最早話し合う必要もあるまい」

( ФωФ)「帰るぞ、サッバーダ。そして戦の準備に取りかかるのだ」

/ ,' 3 「待たれよ、シュッドーダナ王。まだ話し合いは終わってはおらぬ!」



806 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 16/24:2010/05/14(金) 22:56:57 発信元:59.135.38.144
( ФωФ)「これ以上、何を話し合うことがあるか! それとも貴様には、わしの和平案を呑む用意があるとでもいうのか?」

/ ,' 3 「佐用なことは申さん。しかし、このまま貴殿を帰しては、我らの国益を損なうことになりかねん!」

(;´・ω・`)(まさか……王は先手を取って、剣を抜かれるおつもりか!?)

( ФωФ)「ほう……どうやら、臣下はへぼでも王は多少気骨があるようだな」

/ ,' 3 「……納得なぞ永劫すまいが、そちが血を流す覚悟なら、後でも今でもそうは変わるまい」

( ФωФ)「来るか、シャハリヤールよ!」

ζ(゚ー゚*ζ「お待ちください、両王よ」

/ ,' 3 「ぬっ……」

( ФωФ)「何じゃ、小娘。貴様は引っ込んでおれ!」

ζ(゚ー゚*ζ「殿方は息が荒くていけません。ここは会見の場であって、戦の場ではないのですよ?」

/ ,' 3 「……そうであったな。余は少し冷静さを欠いていたようだ」

ζ(゚ー゚*ζ「どうやら議論は硬直し、進展は望むべくもないご様子」

ζ(^ー^*ζ「なればここは一つ、私の知る戦のお話をして、皆様のたぎった血をお沈めしたく思います」



808 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 17/24:2010/05/14(金) 23:02:06 発信元:59.135.38.148
【サンタ】

( ФωФ)「わしは小娘の話に傾ける耳なぞ持っておらんぞ!」

ζ(゚ー゚*ζ「小娘、小娘とおっしゃいますが、佐用な小娘に大声を出されては、王の器も知れてしまうかと……」

( #ФωФ)「ぬぅっ……小癪な娘めが……」

/ ,' 3 「ふっふっ……なればシェエラザードよ、そちの知る戦の話とやら、余とシュッドーダナ王へ話してみせよ」

ζ(゚ー゚*ζ「はい……これなるは、我らが国よりはるか北方の、東風吹く寒い国のお話です」

ζ(゚ー゚*ζ「そこでは毎年冬のある時期になると、人々の脅威とも言える、サンタと呼ばれる怪物が現れるのです」

/ ,' 3 「ほう。それは、いかなる怪物か?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。見目形は人のそれなれど、力は人に倍し、アカハナと呼ばれる猛獣を従えた、まさに魔人と呼ぶべき者なのです」

( ФωФ)「おい、シャハリヤール王よ。この娘は何を喋っておる? わしは作り話に付き合うつもりは毛頭ないのだぞ?」

ζ(゚ー゚*ζ「作り話と見紛われるも詮なきことでしょう。ですがこれは、遠き遠き地において、現実に起こったことなのです」

( ФωФ)「なんだと? 馬鹿馬鹿しい。貴様の話はあまりに荒唐無稽が過ぎるわ」

/ ,' 3 「まぁ、そう言うな。余も初めこそそう思ったが、娘の話は全て真実の響きを持って語られるのだ」

ζ(゚ー゚*ζ「続けても、よろしゅうございますか?」

/ ,' 3 「良い、続けよ」



810 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 18/24:2010/05/14(金) 23:08:05 発信元:59.135.38.146
ζ(゚ー゚*ζ「その怪物に立ち向かう者は、たちまちに蹂躙され、殺められて行きました」

ζ(゚ー゚*ζ「そして恐るべきことに、サンタに捕まった者は、自身もサンタとなってしまうのです」

/ ,' 3 「なんと……!」

( ФωФ)「何じゃそれは。まるで謎かけではないか」

ζ(゚ー゚*ζ「サンタに捕らわれた者は、自らも人々を蹂躙するサンタにされてしまうのでございます」

(;ФωФ)「ますます意味が分からん。人が魔人に化けるとでもいうのか?」

/ ,' 3 「分からんなら分からんなりに聞いておればよい。して、続きは?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。人々は恐れおののき、絶望し、サンタと戦うべき兵士の中からも、逃亡者が出るほどでした」

ζ(゚ー゚*ζ「しかし、彼らは負けると分かっていても、毎年毎年、サンタの現れる時期になると、サンタへ挑み続けるのです」

ζ(゚ー゚*ζ「さて、隣国の王シュッドーダナ様」

( ФωФ)「……ぬ? 何じゃ」

ζ(゚ー゚*ζ「なぜ彼らが、そのように恐ろしい敵から逃げず、毎年戦っているか、分かりますでしょうか」

( ФωФ)「知るか。おとぎ話の中の者の心情なぞ、汲み取れてたまるものか」

ζ(゚ー゚*ζ「では、私が教えてさしあげましょう。それは、彼らには大義があったからです」

( ФωФ)「大義? さっきそこの大臣が言った、大義とやらか?」



814 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 19/24:2010/05/14(金) 23:14:21 発信元:59.135.38.149
ζ(゚ー゚*ζ「その者らがサンタから逃げなかったのは、まさしく先ほど大臣の申しました、大義あったればこそなのです」

(;´・ω・`)「し、シェエラザード……(こやつ、先ほど無様を晒した私を擁護しているのか……!)」

( ФωФ)「では、貴様らの言う大義とは何であるか?」

ζ(゚ー゚*ζ「それは、戦う理由と言い換えても宜しいでしょう」

ζ(゚ー゚*ζ「北方の彼らは、戦友のため、家族のため、正に命を賭した戦いを演じたのです」

/ ,' 3 「それならば、余も理解出来るぞ。愛する祖国や者物のためなら、この命いくら安く買い叩かれても構わん」

ζ(゚ー゚*ζ「そうですね。逆に言えば、大義なき戦は徒に兵を疲弊させ、国力を落とすばかりになるかと存じます」

ζ(゚ー゚*ζ「シュッドーダナ王様。果たしてあなたの提唱する戦に、大義はおありですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「私には、我らとあなた様が戦わねばならない理由が、見えてこないのです」

( ФωФ)「小娘ごときに、戦政治の深奥は理解出来ぬわ。でしゃばるな!」

ζ(゚ー゚*ζ「小娘ごときに説明出来ぬことを、国民にどう説明するおつもりなのですか?」

/ ,' 3 「シュッドーダナよ。我らが娘の質問、答えてはくれぬか」

(;ФωФ)「ぬ、ぬぅぅ……」



815 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 20/24:2010/05/14(金) 23:18:24 発信元:59.135.38.147
( ФωФ)「……貴様らの遣り口はよく分かった」

( ФωФ)「要するにその作り話に乗せて、わしを論破せしめようとする魂胆か」

(;´・ω・`)「そ、そのようなことは……」

ζ(゚ー゚*ζ「シュッドーダナ王様に磐石の理がおありなら、我らのかような策が、いかほどのものでございましょう」

(;´・ω・`)「シェエラザード! お前、隣国の王になんたる暴言を……!」

ζ(゚ー゚*ζ「これなるは隣国の貴人ではございません。明らかな、我らの政敵にございます」

/ ,' 3 「大臣。お前の気持ちは察するが、少しばかり静かにしていてくれぬか」

(;´・ω・`)「う、うぅぅぅ~……承知、しました……」

( ФωФ)「わしを敵というか。ならば、答えようではないか、小娘よ」

( ФωФ)「戦に臨むは兵なれば、その士気を挫くは己の弱さよ」

( ФωФ)「なれば、戦において全ての基盤となるは兵士の強さ。大義の有無などでは断じてない!」

ζ(゚ー゚*ζ「所以なき戦なぞ、誰がしたいと思いましょう。そのような姿勢では、いずれ王は求心力を失い、潰え果てるでしょう」

( ФωФ)「ならばそれが潰え果てる前に、貴様らの国の灯火を消してくれようぞ!」

ζ(゚ー゚*ζ「ここは、売り言葉に買い言葉をする場所ではございません。そのような容易き挑発では、私はたなびきませぬ」

( ФωФ)「……くくっ、以外に冷静ではないか。小娘風情が」



819 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 21/24:2010/05/14(金) 23:25:40 発信元:59.135.38.149
( ФωФ)「何を持って戦に臨み、何を思って戦うかなぞ、全ての兵に普遍とさすのは不可能であろう」

ζ(゚ー゚*ζ「全ての兵には無理でも、兵を率いる王の心構えにさえそれがあれば、自然と皆に伝わりまする」

( ФωФ)「なれば何故、貴様らの王は戦わぬ!? その大義とやらを掲げて、我らの国へ攻め入れば良いではないか!」

ζ(゚ー゚*ζ「大義は、万民に取って納得のゆくものでなければなりませぬ。それにシャハリヤール王は先ほども申した

      通り、此度の戦を無用の戦と断じ、兵や臣民に負担がかかるのを避けようとしているのです」

( ФωФ)「王ならば、万民を説得し、あるいはねじ伏せるだけの力強さを持っておらねばならないのではないか!?」

ζ(゚ー゚*ζ「それはあなた様の強さでしょう。シャハリヤール王の、戦を避けようとする強さとは、表裏一体を成せど違うものにございます」

( ФωФ)「わしにはそれは強さとは写らん。それは間違うかたなき腰抜けの理屈よ!」

ζ(゚ー゚*ζ「そうではありませぬ。その二つの根幹を成すは同じもの。即ち、生きるということに根差した二つの側面に過ぎないのです」

(;´・ω・`)「……何やら、侃々諤々の様相を呈してきましたな」

/ ,' 3 「これはこれで興味深いが、しかしどのように止めればよいものか……」

( <●><●>)「あいすまぬ、王に変わり非礼を詫びよう」

(´・ω・`)「あっ……あなたは、サッバーダ殿……」

( <●><●>)「我らがシュッドーダナ王は、蛮族出という劣等感からか、人と口舌を戦わせて負かすのが好きなのだ」

( <●><●>)「此度の娘は久方ぶりの論敵故に、血が昂っておるのだろう。諌めるは某にお任せ下され」



821 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 22/24:2010/05/14(金) 23:32:08 発信元:59.135.38.143
( <●><●>)「シュッドーダナ王様、シュッドーダナ王様」

( ФωФ)「何じゃサッバーダ、今わしはこの娘に物の道理を教えておるところじゃ。引っ込んでおれ!」

( <●><●>)「しかしながらこの議論、此度の和平という目的からは、いささか論旨がずれているように思われるのでござるが」

(;ФωФ)「ぬっ……」

( <●><●>)「それに娘様よ。あなたにも某は一言物申したい」

ζ(゚ー゚*ζ「……何でございましょう」

( <●><●>)「先ほどあなたは、大義とやらの話をされてござった。某は娘様のその理屈も、よく理解できまする」

( <●><●>)「しかしながら、我らは元より、信心も義心も持たぬ野蛮なる民族の者でござった」

( <●><●>)「それに土地という基盤を与え、国という体裁を整えたのは、このシュッドーダナ王に他ならないのでござる」

( <●><●>)「ならば我らが、シュッドーダナ様のお言葉に逆らう道理はない」

( <●><●>)「父なる王のために死に、父なる王を生かすために戦に赴く。それが我らの理なのでござるよ」

ζ(゚ー゚*ζ「それは、民の一人一人においてもそうなのでございますか?」

( <●><●>)「無論。我らは大義など掲げなくとも、父王にこの一身を捧ぐ覚悟は、とうに出来ておるのでござる」

ζ(゚ー゚*ζ「……それもまた、国というものの在り方の一つではございます」

( <●><●>)「分かっていただけたか」



823 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 23/24:2010/05/14(金) 23:38:48 発信元:59.135.38.147
(´・ω・`)「なんと……あの議論に割って入り、それを収めるとは……」

/ ,' 3 「しかも、サッバーダ殿自らが申し出たおかげで、彼らに取って有益な点は損なわずにすんだ訳だ」

(´・ω・`)「誠に、切れ者でございますね……」

/ ,' 3 「他人事のように言っているが、本来なら我が国のその役目は、お前が負わねばならぬのであるぞ?」

(;´・ω・`)「あっ……」

/ ,' 3 「……まぁ良い。そちにそこまでの期待をしては、可哀想だ」

(´;ω;`)「……」ブワッ

ζ(゚ー゚*ζ「……なれば、やはり奴隷百名をそちらにお渡しせねば、和平を結ぶことはならぬと?」

( ФωФ)「そうなるな」

( <●><●>)「致し方なきことにござる」

ζ( ー *ζ「佐用でございますか……なれば私は、とっておきの最後の手段に打って出るしかなくなるのですね……」

( ФωФ)「最後の手段……?」

(;<●><●>)(よもや……暗殺!?)

ζ( ー *ζ「私の持ちたる最後の手段……それは……」

/ ,' 3 「それは、何じゃ? 答えよ、シェエラザードよ」



825 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 24/24:2010/05/14(金) 23:41:42 発信元:59.135.38.142








ζ(^ー^*ζ「……皆様に、楽しい手妻を見せて差し上げることにございます!」



(;<●><●>)(;ФωФ)「「「「はぁっ!?」」」」 /; ,' 3 (´・ω・;`)








829 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ:2010/05/14(金) 23:45:29 発信元:59.135.38.150
以上、投下終了。皆さんの支援のおかげで、さるくらわずに最後まで書けました
多分、次回か次々回で最後になると思います。それまでお付き合い願えれば吉かと

・参考新ジャンル

新ジャンル「サンタ」…http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-kddi_blended-jp&u=http%3A%2F%2Fwww.h3.dion.ne.jp/~gdwin/matome/santa.html&wsi=700b382c0598c7eb&ei=sTLtS_rDEZ7AtAKv-MzFBQ&wsc=tw


……それと、今回のお話は、以下の作品に多大なる影響を受けて書かれました

・涅槃の王
・蒼天航路
・楽園の魔女たち
・新・ゴーマニズム宣言!
・ブーンがアルファベットを武器に戦うようです

商業作品の名前を出していいのか分かりませんが、念のため

シュッドーダナ王の名前は、涅槃の王に出てくるゴータマ・シッダルタの父の名前からそのまま引用してたりします

聞き覚えあると思った方は、どうか見逃して下さい

それでは、また次回お会いしましょう

ノシ



826 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/05/14(金) 23:44:12 発信元:222.149.135.78
乙!


827 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/05/14(金) 23:44:33 発信元:210.153.86.49
乙でした!


828 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/05/14(金) 23:45:09 発信元:124.100.99.22
乙だし!


830 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/05/14(金) 23:59:05 発信元:219.125.145.56
乙!




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