スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
 
42 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ:2010/04/27(火) 21:54:19 発信元:59.135.38.147
>>41
把握した。ならば投下だ

まとめ
http://sogomatome.blog104.fc2.com/?mode=m&no=273

ニュース一家の再会が連載終了して若干焦ってます
近いうちに終わらせるのでどうかお付き合いを


 ←(2)へ戻る


43 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 1/13:2010/04/27(火) 21:56:59 発信元:59.135.38.142
ζ(゚ー゚*ζ「失礼致します」

/ ,' 3 「うむ、入れ」

ζ(゚ー゚*ζ「お昼は唐突にお邪魔しまして、失礼致しました」

/ ,' 3 「構わぬ。そち一人、いようといまいと執政には差し障りないわ」

ζ(^ー^*ζ「そうでございますか…ふふっ」

/ ,' 3 「何じゃ、何を笑っておる。余はそちに笑われる謂れなぞないぞ」

ζ(^ー^*ζ「いえ……ただ、王のそのお口振りが、まるで先日お話しました剣の娘のようでしたので」

/ ,' 3 「何を申すか。余は、そちの空想の娘に影響されるほど弱い人間ではないぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「無論、そのようなことは存じております。今の発言は私の戯言とお聞き流し下さい」

/ ,' 3 「下らぬことを言わず、そちはただ娘の話を語ればよいのだ」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、そのつもりでございます。ですが、今日はその前に、王にご紹介したい者がいるのです」

/ ,' 3 「何? それは誰じゃ」

ζ(゚ー゚*ζ「只今お呼び致しますゆえ、少々お待ちを。さぁ、お入りなさい」



46 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 2/13:2010/04/27(火) 22:00:28 発信元:59.135.38.147
/ ,' 3 「……何じゃ? 誰も入ってこぬぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「あら? 部屋の外で待っているように申しつけていたのですが、姿が見えませんね…」

タタッ

ζ(゚ー゚*ζ「あっ…」

<お姉さま―――――ッッ!!

/ ,' 3 「ぬぅ!?」

(*゚∀゚)「もうっ、お姉さまったら! 早く呼んで下さらないからわたしは退屈で退屈で仕方ありませんでしたわ!」

ζ(゚ー゚*ζ「あらあら、何を言っているの。まだあなたを呼んで幾分も経っていないでしょうに」

/ ,' 3 「……娘よ、この騒がしいおなごは一体何者じゃ?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、こちらは私の妹でございます。以降、お見知りおきを」

/ ,' 3 「妹だと? そちとは似ても似つかぬこの者がか?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」



47 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 3/13:2010/04/27(火) 22:04:15 発信元:59.135.38.146
/ ,' 3 「そういえばお主、以前に妹がいると確かに言っていたな。しかし、これがそのような者とは……」

ζ(゚ー゚*ζ「これ、ここは王のご寝所ですよ。ちゃんと居住まいを正しなさい」

(*゚∀゚)「はい! はじめまして、王様。わたしは大臣が娘の二号にございます!」

/ ,' 3 「姉共々わざわざ余の元へ来るとは、変わり者も甚だしいことだな」

(*゚∀゚)「あなた様が、この国の王なのですね! そのお顔を拝見できて、とても嬉しく思います!!」

/ ,' 3 「う、うむ……いかにも、余はこの国の王であるが(こやつ、余の話をちゃんと聞いておるのか?)」

(*゚∀゚)「あぁ、想像していた通りの素敵なお顔、それにお声! わたしは嬉しくて感涙しそうです!」

ζ(゚ー゚*ζ「あまり騒がしくするものではありません。王に対し無礼に当たりますよ」

/ ,' 3 「ぬぅ……娘よ。なぜこのような者を我が前に連れてきたのだ?」

ζ(゚ー゚*ζ「ご迷惑だったでしょうか。しかし、これより先の娘らの話をするには、私一人の手では足りなかったのです」

/ ,' 3 「つまりは、そちの妹も夢の娘の話をするということか」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、左様でございます」

/ ,' 3 「にわかには信じがたいことだ」

(*゚∀゚)「ご安心を! 私もお姉様に負けぬくらい、上手に語らせていただきます!」

/; ,' 3 「分かった、分かったから少し声量を落とさぬか」


senya.jpg

 
 
50 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 4/13:2010/04/27(火) 22:07:57 発信元:59.135.38.143
【歌舞伎妹】

(*゚∀゚)「あぁ、それにしても今日はなんという素晴らしい日なのでしょう!」

(*゚∀゚)「王様! 今宵、わたしと王様とがお近づきになれた祝いに、一つ舞いを踊らせてはいただけないでしょうか?」

/ ,' 3 「ほぅ、そちのような者が舞いをたしなむというか。良いぞ、余にそちの舞いを見せてみよ」

(*゚∀゚)「はい! では、お目汚しではありますが……(*゚皿゚)イョォォオオオオオオオッ!!」

/; ,' 3 「!?」

(*゚皿゚)「あ、もひとつぅ! イョォォオオオオオオオオオオッ!!」

/; ,' 3 「な、何じゃそのきっかいな舞いは!?」

(*゚∀゚)「違います、王様。そこは『びょおーびょお』、と合いの手を入れるところです」

/; ,' 3 「余にもそちの真似をせよと申すのか!?」

(*゚∀゚)「やってみればきっと楽しゅうございます。さぁ!」

/; ,' 3 「……びょ、びょおー」

(*゚∀゚)「そうではありませぬ。もっと力強く腹の底から声を出すのです!」

/; ,' 3 「びょ、びょおーびょお!」

(*゚皿゚)「イョォォオオオオオオオオオオッ!!」



52 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 5/13:2010/04/27(火) 22:11:40 発信元:59.135.38.144
―――

(*゚∀゚)「どうです? 楽しゅうございましたか?」

/; ,' 3 「……はっきりと言おう。余は戦で万の兵と対峙した時でさえ、このように圧倒されたことはなかったぞ……」

ζ(゚ー゚*ζ「ご無礼、誠に申し訳ありませぬ。しかし、今妹めが踊った舞いは、夢の娘らの住まう国のものなのですよ?」

/ ,' 3 「何、今の不条理な奇声と踊りが娘らのものだと!?」

(*゚∀゚)「はい! 今の舞いは、わたしがお姉さまに教えてもらったものです!」

ζ(゚ー゚*ζ「そういう娘もいるということを、是非とも王に知っていただきたく、今宵は妹をお呼び致しました」

/ ,' 3 「……娘よ、一つ尋ねるが」

ζ(゚ー゚*ζ「何でございましょうか?」

/ ,' 3 「お前はよもや、自分が先ほどの舞いを舞うのが嫌だったから、己が妹を呼び寄せた訳ではあるまいな?」

ζ(゚ー゚;ζ「……まさか、そのようなことは……」

/ ,' 3 「貴様、図星だったのではないか? 目が泳いでおるぞ」

(*゚∀゚)「そんなことはございません! お姉さまはわたしがとても上手に踊れるからと、わざわざ手解きしてくれたのですから!」

/ ,' 3 「ふむ……まぁ、そちの妹がこういうのだから、信じてやるとするか」

ζ(゚ー゚;ζ(ホッ……)



53 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 6/13:2010/04/27(火) 22:16:54 発信元:59.135.38.143
ζ(゚ー゚*ζ「さて、それでは妹の紹介も終わりましたので、今宵のお話に移りましょうか」

/ ,' 3 「そうしてくれ。余はそちの妹と話しておると頭が痛くなってきおる」

(*゚∀゚)「そんな、酷いです王様!」

ζ(゚ー゚*ζ「うふふ…では、私めの妹もいることですし、今宵は娘らの中でも、特に妹のお話をしましょうか」

/ ,' 3 「妹? それは娘らの妹ということか?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうであるとも言え、そうでないとも言えるのです。ここで言う妹とは、

     世にいる人々皆の妹であると認識して下さいまし」

/ ,' 3 「……? そちの言うことは良く分からぬが、それは血の繋がりのない、誰であっても妹であるということか?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。娘らが各々個性を持っているように、妹も姉や兄という存在と共に、普遍であるのです」

/ ,' 3 「今に始まったことではないが、何が何やらよく分からぬな」

ζ(゚ー゚*ζ「申し訳ございません。私が今少し上手く説明出来ればよいのですが…」

/ ,' 3 「良い、気にするな。それより、その妹とやらの話を早う聞かせてくれ」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。と言いましても、その者が持つ個性は、至極単純なものではありますが」

/ ,' 3 「それは何じゃ?」

ζ(゚ー゚*ζ「その妹は、常に全身を厚紙でくるまれているのです」



54 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 7/13:2010/04/27(火) 22:19:33 発信元:59.135.38.141
【妹は全身段ボール】

/ ,' 3 「何? 紙で全身を?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」

/ ,' 3 「そちには悪いが、余にはこの者の容姿が全く想像がつかぬ。どのような姿でいるのか、もっと詳しく説明するのだ」

(*゚∀゚)「それは、わたしにおまかせを!!」

/ ,' 3 「ぬう?」

(*゚∀゚)「かようなこともあろうかと、今日は王様にも分かりやすいよう、お姉さまから聞いたお話を図にさせていただきました!」

/ ,' 3 「ほぅ……」

(*゚∀゚)「お姉さまの語るかの国では、わたしどもの扱うものよりはるかに分厚く頑丈な紙の箱があるのです!」

(*゚∀゚)「その妹は、それを身にまとって生活しているのでございますよ! ほらこのように!!」

/; ,' 3 「う、うむ、分かった。しかし、その者は何を思って、そのような奇妙なことをしでかすのだ?」

ζ(゚ー゚*ζ「恐らくではありますが、その妹は、兄に構って欲しかったのではないでしょうか」

/ ,' 3 「それだけのために、このような大掛かりなことをするのか?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうですね。それほどこの妹君は、兄上のことを好いていたのでしょう」



55 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 9/13:2010/04/27(火) 22:22:32 発信元:59.135.38.149
/ ,' 3 「それにしても、余にはこの絵のような姿は、不便で不便で仕方ないように思えるのだが」

ζ(゚ー゚*ζ「不便を不便とも思わぬほど、妹君の思いは強かったのではないですか?」

/ ,' 3 「ぬぅ……それほどまでに、人を思うというか」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」

(*゚∀゚)「それにわたしには、この妹の姿がすごく楽しげに見えまする!」

/ ,' 3 「そちにはそうかも知れぬな、そちには」

(*゚∀゚)「それはどういう意味でございますか!?」

ζ(゚ー゚*ζ「王様は、お前の能天気ぶりに呆れていらっしゃるのですよ」

(*゚∀゚)「えー!? そんなぁ……」

/ ,' 3 「そう残念がるな。若い娘はもっとしとやかにせねばならぬのだぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「そうですよ。お前は常日頃から、少々はしゃぎ過ぎるきらいがありますからね」

(*゚∀゚)「お姉さまがわたしをここに呼んだのではないですか! それに、わたしを呼べば

  話に広がりが出て、王様が喜ばれると言ったのはお姉さまですよ!」

/ ,' 3 「何?」

ζ(゚ー゚;ζ「こ、これ! お前は何を言うのですか」



56 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 9/13:2010/04/27(火) 22:29:04 発信元:59.135.38.150
/ ,' 3 「そのようなことを考えておったのか。そちもなかなか、可愛いところがある。はっはっはっ」

ζ(゚ー゚;ζ「は、はい……恐縮にございます」

/ ,' 3 「疲れたか? 娘よ。ならば、今宵はもう下がっても構わぬぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「そうさせていただきます。ほら、お前も挨拶なさい」

(*゚∀゚)「それでは王様! また近いうちに必ずやお会いいたしましょう!」

/ ,' 3 「ふむ……おぉ、そうだ。娘よ、今少し待て」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。いかがなさいましたか?」

/ ,' 3 「うむ。今、ふと思ったのだがな、そちの口振りからするに、今後もその妹をここへ連れてくることもあるのだろう?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい。王さえよろしければ、そのつもりでございましたが」

/ ,' 3 「しかし、娘が二人もおって名も知らぬでは、何かと不便なこともあるのではないか」

ζ(゚ー゚*ζ「そうでございますね。思えば、王に拝謁してからこれまで、名を名乗ったことは一度もございませんでした」

/ ,' 3 「そちの名は、なんという? 余はそちをなんと呼べばよい。それを教えてから、下がるがよい」

ζ(゚ー゚*ζ「はい、王様。私めの名はシェエラザード。大臣の娘、シェエラザードにございます」

(*゚∀゚)「わたしの名前はドゥンヤザード。大臣の娘シェエラザードの妹、ドゥンヤザードです!!」

/ ,' 3 「よし、あい分かった。シェエラザードにドゥンヤザードだな。覚えておこう」



58 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 10/13:2010/04/27(火) 22:40:19 発信元:59.135.38.146
/ ,' 3 「なれば、シェエラザードとドゥンヤザードよ。帰りの道中、気をつけて行くがよい」

ζ(゚ー゚*ζ「……はい、王様。それではまたの機会に」

(*゚∀゚)「ごきげんよう、王様!」

――――そして、その帰り道

(*゚∀゚)「今宵は楽しゅうございましたね、お姉さま」

ζ(゚ー゚*ζ「そうね。でも、王様はお前の相手で疲れていらっしゃるかも知れません」

(*゚∀゚)「そんなことはありません! 王はわたしのことをきっと気に入ってくれています!」

ζ(゚ー゚*ζ「お前のその自信はどこから来るのです。私には、お前が王様を振り回しているようにしか見えませんでしたよ?」

(*゚∀゚)「だって、王様はお姉さまのことを愛していらっしゃるのでしょう?

     ならばその妹である私を、嫌いになるはずないではないですか!」

ζ(゚ー゚*ζ「…王が、私を?」

(*゚∀゚)「そうですよ! 気づいてなかったのですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「……そうであれば、良いのですけどね」

(*゚∀゚)「お姉さまは自分に自信が無さすぎます。一体どこの殿方が、好いてもいない娘を毎夜呼び出すというのですか!」

ζ(゚ー゚*ζ「これ、このような夜中に大声を出すものではありませんよ」



59 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 11/13:2010/04/27(火) 22:43:47 発信元:59.135.38.141
【策略姉妹】

(*゚∀゚)「わたしは、お姉さまにも夢の娘のように幸せになって欲しいだけです!!」

ζ(゚ー゚*ζ「私はただ、王に正気を取り戻して欲しかっただけ。それ以上は望むべくもないのです」

(*゚∀゚)「またそんなことを……お姉さまは自分の幸せをないがしろにし過ぎです!」

ζ(゚ー゚*ζ「全く、お前は困った子ですね……ならば、一つお前にも娘の話をしてあげましょうか」

(*゚∀゚)「えっ? ここでですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「そうよ。これは私があなたにだけ話す秘め事と心得なさい」

(*゚∀゚)「むむ……わ、分かりました」

ζ(゚ー゚*ζ「いい子ね、では……。私が夢に見たその娘らは、仲のよい二人の姉妹でした」

ζ(゚ー゚*ζ「娘らは美しく、そして性格も曲がることなく素晴らしかったのですが、一つだけ、欠点とも取れるところがありました」

ζ(゚ー゚*ζ「その二人は、裏で結託して自分たちに利するところを得ようとしていたのです」

ζ(゚ー゚*ζ「例えば、二人で口裏を合わせ欲しいものを手に入れたり、時には惚れた異性を振り向かせるために共謀したり……」

(*゚∀゚)「むむぅ……それはいけませんね……」

ζ(゚ー゚*ζ「私にはこの娘たちのように、奸計を巡らせて誰かと結ばれるなぞ到底無理なのです」

ζ(゚ー゚*ζ「だから、王との間も今以上は望みません。私が語り、王がそれに耳を傾ける。それでいいではありませんか」



60 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 12/13:2010/04/27(火) 22:48:49 発信元:59.135.38.145
【優しい】

(*゚∀゚)「けれどそれでは、お姉さまがあまりに報われないではないですか!」

ζ(゚ー゚*ζ「いいのですよ、私は。現にこの娘たちも、策謀に失敗することはあれど、不幸になることなどなかったのですから」

(*゚∀゚)「でも……!」

ζ(゚ー゚*ζ「……お前は優しい子ですね、ドゥンヤザード」

(*゚∀゚)「そんなことないです! お姉さまが無欲すぎるだけですわ!」

ζ(^ー^*ζ「ふふ……そういえば、夢の娘にもお前のような優しい娘がいましたよ」

(*゚∀゚)「また夢の話ですか? 今はそれより、お姉さまの幸せを考えるべきです!」

ζ(゚ー゚*ζ「そうね。その娘も、己を置いて人の幸せを思う、優しい娘でした」

ζ(゚ー゚*ζ「私には、今のお前の姿が、自己犠牲と慈愛に溢れたその娘の姿と、重なって仕方がありません」

ζ(゚ー゚*ζ「でもね、ドゥンヤザード。その娘は思う人にさえ優しくして報われたけれど

      私もそうであるとは限らない。むしろそうでない可能性の方が高い」

ζ(゚ー゚*ζ「だから私は、王の側で語らうだけで幸せなのです。理解しましたか?」

(*゚∀゚)「理解なんて、とても出来ません。分かったのは、お姉さまが気丈に見えて、意外と臆病だということだけですわ!」

ζ(゚ー゚*ζ「そうね。でも、現実はいつも、夢のようには上手くいかないものですから」



61 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 13/13:2010/04/27(火) 22:55:53 発信元:59.135.38.145
ζ(゚ー゚*ζ「ただいま帰りました」

(´・ω・`)「お帰り、今宵も疲れたであろう。ゆっくり休め」

(*゚∀゚)「……」

(´・ω・`)「おや、ドゥンヤザード。お前、もう寝ていたのではなかったのか?」

ζ(゚ー゚*ζ「申し訳ありません。実はお父様には内緒にしていたのですが、今宵のお話にはこの子も連れて参ったのです」

(´・ω・`)「何、このおてんば者をか?」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」

(´・ω・`)「して、なぜお前はそんなに膨れっ面なのだ? 何か不服でもあったのか」

(*゚∀゚)「別に、何でもございません!」

(;´・ω・`)「あ、コラ……」

ζ(゚ー゚*ζ「お父様、あの子のことはお気になさりませんよう。今日は少々虫の居どころが悪いだけですので」

(;´・ω・`)「……何度も尋ねるが、お前たち本当に、王に対して粗相をしてはいまいな?」

ζ(゚ー゚*ζ「誓って、そのようなことは致しておりませぬ。どうか私どもを信用して下さいまし」

(;´・ω・`)「そうか……ならばいいが」





62 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ:2010/04/27(火) 22:58:11 発信元:59.135.38.143
支援ありがとうございました。今回はここまでです

自分の都合で今回は関係新ジャンル一覧を貼れないので、気になった方はググって下さい

あぁ、早く終わらせなければ……それでは、また次回まで



※新ジャンル「歌舞伎妹」
 http://www18.atwiki.jp/takaharu/pages/2968.html
 「妹は全身段ボール」
 http://www18.atwiki.jp/takaharu/pages/1390.html
 「策略姉妹」
 http://www18.atwiki.jp/takaharu/pages/3331.html
 「優しい」
 http://www12.atwiki.jp/yasashii/


63 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/04/27(火) 22:59:23 発信元:118.15.36.100
乙ざんす


64 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/04/27(火) 23:06:52 発信元:219.125.145.87


急がずのんびりやって欲しい
あんまり間を空けるのも止めて欲しいけどwww



 (※↓5/7更新分)


201 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ:2010/05/06(木) 22:03:43 発信元:59.135.38.150
こんな時間ですが、今から投下します

まとめ
http://sogomatome.blog104.fc2.com/?mode=m&no=285

なんとか終わりまでの道筋は見えた感じです。頑張って完結させます……



202 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 1/13:2010/05/06(木) 22:07:18 発信元:59.135.38.141
―――翌日…

ζ(゚ー゚*ζ「失礼致します」

/ ,' 3 「……」

ζ(゚ー゚*ζ「昨夜は妹が失礼な発言ばかりして、大変申し訳ありません。少しでも楽しんで頂ければ、幸いだったのですが」

/ ,' 3 「……それについては気に病むな。多少疲れはしたが、あれもまた面白い娘と思っていたところだ」

(*゚∀゚)「そう言って頂けると嬉しいです! 昨晩ぶりですが、お元気そうで何より!」

/ ,' 3 「何じゃ、そちもまた来ておったのか。ならば誉めそやすようなことを言わねば良かったな」

(;*゚∀゚)「何故でございますか!?」

ζ(゚ー゚*ζ「お前が誉められたことに気を良くして、羽目を外さないようにに決まっているでしょう」

(*゚∀゚)「そんなことは致しません!」

/ ,' 3 「まぁ、それは良い。それよりも目下の関心事はだ」

(´・ω・`)

/ ,' 3 「大臣、何故お前までこの場にいるのかなのだが」

(´・ω・`)「はい」

/ ,' 3 「『はい』ではなく、理由を言わぬか馬鹿者」



204 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 2/13:2010/05/06(木) 22:10:35 発信元:59.135.38.143
ζ(゚ー゚*ζ「私めらも、一応止めはしたのですが……」

(*゚∀゚)「何度言っても、お父様は帰って下さらないのです!」

(´・ω・`)「無粋は承知と心得ております。しかし、シェエラザードのみならずドゥウンヤザードまで

    王の御前に立つとなれば、何かご迷惑がかかるのではないかと気が気ではなかったのです」

/ ,' 3 「酷く今さらだな……さては、命の危険がないとみるや、今度は娘らが余の機嫌を損ねることを危惧し始めたか」

(;´・ω・`)「はっ、い、いいえ、そのようなことは……」

/ ,' 3 「隠さずとも良い。それとも、そちは未だに余が娘に凶刃を向けるのではと不安なのか?」

(;´-ω-`)「……恐れながら、その両方であると首肯させていただきます」

(*゚∀゚)「凶刃? それに、命の危険とは何の話なのでございますか? お姉様」

ζ(゚ー゚*ζ「……大丈夫。私とお前には関係のない、お仕事の話ですから」

(*゚∀゚)「なぁんだ、そうなのですか」



205 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 3/13:2010/05/06(木) 22:13:06 発信元:59.135.38.142
(´・ω・`)「私の耳にも王との話は届いております。聞けば、普通の夜伽とは違い、我が娘は王と一晩を語らうだけであるとか……」

/ ,' 3 「……ふむ、まぁそれも間違ってはおらぬ」

(´・ω・`)「でしたら、私がここにいてもさしたる問題はないかと。それに、王が行為を望まれるのならば

   その時は正真正銘、私はここから立ち去らせていただきますので……」

/ ,' 3 「……お前、以前よりそのように下衆な性格であったか?」

(´-ω-`)「王に何か粗相があってからでは、困りますからな」

/ ,' 3 (詭弁だけは上手くなりおって……しかし、弱ったな。娘を守るためには形振り構ってはいられぬといことか……)

/ ,' 3 (いっそ娘の身体を求めるふりをして、追い払ってしまおうか……)

ζ(゚ー゚*ζ(王様)

/ ,' 3 (……ぬ?)

ζ(゚ー゚*ζ(ここは、私にお任せを)

ζ(゚ー゚*ζ「……承知致しました。ならばお父様も、こちらへお座りになって下さい」

(´・ω・`)「うむ、そうしよう。王様、寝所の前で足を寛げること、お許し下さいませ」

/ ,' 3 「うむ、まぁ良かろう……(本当に大丈夫なのであろうな?)」



206 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/05/06(木) 22:16:31 発信元:210.153.86.141
いつも楽しみです


207 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 4/13:2010/05/06(木) 22:18:57 発信元:59.135.38.142
【超ワルオヤジ】

ζ(゚ー゚*ζ「なれば今日は、少し趣向を変えて、娘らの国に住まう悪漢のお話でもしましょうか」

(*゚∀゚)「えーっ! 今日はわたしと一緒に、幸せな娘のお話をするのではなかったのですか?」

/ ,' 3 「まぁ、たまには良いではないか。そちの言う話はまた明日にでも聞かせてもらおう」

(*゚∀゚)「むー……王様がそう仰るのなら、我慢いたします……」

ζ(゚ー゚*ζ「それでは、語らせていただきます」

ζ(゚ー゚*ζ「その者は、悪辣非道にして傍若無人。まさに悪漢と呼ぶに相応しい者でした」

ζ(゚ー゚*ζ「年の頃は王とさほど変わらない者であるのに、分別もなければ自戒もない、誠に困った者でございました」

/ ,' 3 「……!」

/ ,' 3 「……なるほどのぅ、どこの国にも、そのような者がおるのだなぁ」

ζ(゚ー゚*ζ「佐用でございますね。私がそのような者の家族なら、きっと悲しみにくれてしまうことでしょう」

/ ,' 3 「そうだな。あまりに行いが幼稚だと、家族も困ろう」

ζ(゚ー゚*ζ「その者の行う悪事は実に様々で、中には酷く矮小なものもございましたが、人にかかる迷惑という点では遜色なかったのではと思います」

/ ,' 3 「悪事の大小は、人への迷惑の度合いには関係がないか」

ζ(゚ー゚*ζ「はい」



208 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 5/13:2010/05/06(木) 22:24:36 発信元:59.135.38.147
ζ(゚ー゚*ζ「王様がそのような者に出会った場合、一体どうしますでしょうか?」

/ ,' 3 「そうだのう……もとより罪人ならば、まず死罪は免れまいな」

ζ(゚ー゚*ζ「佐用でございますか……」チラッ

(´・ω・`)「!?」

/ ,' 3 「無論、その者を相手どるなら、余もためらうことなく切り捨てられるであろう」チラッ

(;´・ω・`)「!!」

ζ(゚ー゚*ζ「……」ジーッ

/ ,' 3 「……」ジーッ

(;;´・ω・`)(こ、これはまさか……作り話と見せて、私に向かって言っているのか!?)

(*゚∀゚)「お姉さま、一体何の話をしておいでなのですか?」

ζ(゚ー゚*ζ「お前が気にすることはありません。ただ……」

ζ(^ー^*ζ「ふとしたことで、誰かが誰かの逆鱗に触れることもあり得る、というだけのことよ」ニコリ

(;´゚ω゚`)「ほぁっ!?」

/ ,' 3 「ふむ、そちの話は相変わらず含蓄に満ちておるな」

(;;;´・ω・`)「……」



210 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 6/13:2010/05/06(木) 22:28:20 発信元:59.135.38.145
(;;´-ω-`)「え、えー、王様。大変失礼ながら、私急用を思い出しました」

(;;´・ω・`)「語りもこれからとは存じますが、この辺りで暇ごいをしてもよろしいでしょうか?」

/ ,' 3 「そうか? もっとゆっくりしてゆけばよいものを」

(;;´・ω・`)「いえいえ、臣下としてあまり王の前で寛ぐのも考えものでしょう」

/ ,' 3 「ならば、引き止めはしまい。ゆけ」

(;;´・ω・`)「はっ、ははっ」スタコラサッサ

/ ,' 3 「……ふっ」

ζ(゚ー゚*ζ「……ふふっ」

/ ,' 3 「ふはははははっ」

ζ(^ー^*ζ「うふふふふ……」

(;*゚∀゚)「ど、どうしたのですか二人とも!? 何がそんなにおかしいのですか!?」

/ ,' 3 「いやなに、あの大臣の逃げ帰る姿があまりに滑稽だったのでな」

ζ(゚ー゚*ζ「これでお父様も、王と私どものお話を邪魔立てすることはないでしょう」

/ ,' 3 「いやぁ、愉快愉快。よくやったな、シェエラザードよ」

(*゚∀゚)「……?」



213 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 7/13:2010/05/06(木) 22:31:53 発信元:59.135.38.141
ζ(゚ー゚*ζ「けれど、私の意図が王様にすんなり通じたのは良うございました」

/ ,' 3 「あれくらい察せねば、為政者なぞとても務まらぬわ」

(*゚∀゚)「……!! 二人の話が何の話かは分かりませんが、これはもしや、噂に聞く以心伝心というものではありませぬか!?」

/ ,' 3 「以心伝心?」

(*゚∀゚)「そうです! 互いに言葉を尽くさずとも、何が言いたいか伝えられる関係という意味でございます!」

ζ(゚ー゚*ζ「ドゥンヤザード……お前はそういう言葉ばかり覚えるのですね……」

(*゚∀゚)「だって、今の二人はどう見ても心が通じあっておりますもの!」

/ ,' 3 「ふぅむ……以心伝心のぅ……」

(*゚∀゚)「それならば今日は、以心伝心を地で行くお二人に、わたしからお話をして差し上げますわ!!」

/ ,' 3 「ほぅ」

ζ(゚ー゚*ζ「これ、ドゥンヤザード。差し出がましい真似はおよしなさい」

/ ,' 3 「良いではないか。その話とやら、好きに語ってみせよ」

ζ(゚ー゚*ζ「よろしいのですか?」

/ ,' 3 「先程のお前の言葉ではないが、たまには趣向を変えてみるのも良かろうて」

(*゚∀゚)「ありがとうございます!」



215 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 8/13:2010/05/06(木) 22:35:31 発信元:59.135.38.141
【サトリ】

/ ,' 3 「して、そちはどのような話を余に語るというのだ?」

(*゚∀゚)「そうですねー。では、心の通じあった二人にぴったりな娘の話はいかがでしょうか?」

/ ,' 3 「ほう、それは興味深いな。よし、話せ」

(*゚∀゚)「はい!」

ζ(゚ー゚*ζ(大丈夫かしら……?)

(*゚∀゚)「では、王様! まず初めに一つ質問をさせていただきますが」

/ ,' 3 「何じゃ? その質問とやらは」

(*゚∀゚)「そもそも、人が人の考えることを、相手に教えてもらわずとも知ることが、出来ると思いますでしょうか?」

/ ,' 3 「そのようなこと、出来るはずがあるまいな。しかし、お前の口振りを

     聞いていると、余に出来ぬと言わせたいだけのような気もするが」

(*゚∀゚)「実を言うと、王様のご推察なさった通り! 私の知るこの娘は、人の思うことを

   まるで我が意のように自由自在に知ることができたのです!」

/ ,' 3 「ほほぅ……」



217 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 9/13:2010/05/06(木) 22:39:43 発信元:59.135.38.146
(*゚∀゚)「そのような者が負う喜びや悲しみは、それはもう山よりも高く、海よりも深いものでございました」

/ ,' 3 「ふむ、それは何故だ?」

(*゚∀゚)「人の心が分かるというのは、人の明るい面はもとより、暗い面まで浮き彫りにしてしまうからです!」

/ ,' 3 「そうか。思えばその者が人の心を理解するのならば、何一つ隠しだては出来ぬということに相違なかろうからな」

(*゚∀゚)「それに引き換え、我らが王様とわたしのお姉様の、なんと息のあった素晴らしい意思疎通でしょうか!」

ζ(゚ー゚;ζ「え? わ、私が?」

/ ,' 3 「それはどういう意味だ? 答えよ、ドゥウンヤザード」

(*゚∀゚)「だって二人は、そのような暗い面に触れることをせずとも、心が通じているのですよ!?」

/ ,' 3 「むぅ、そのことか……」

(*゚∀゚)「これは、並みの者には出来ない芸当にございます! お姉様と王様は、きっと運命の糸で結ばれているに違いありません!」

/; ,' 3 「そ、そうか……?」

(*゚∀゚)「はい!」

ζ(゚ー゚;ζ(この子、これが言いたいがために語り手を買って出たのね……)



222 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 10/13:2010/05/06(木) 22:55:56 発信元:59.135.38.145
(*゚∀゚)「その娘は、心が分かるが故に人に虐げられ、理解者を得るまで苦心惨憺いたしておりました」

(*゚∀゚)「しかし、二人はそのような苦労をせずとも、すでに互いが互いの理解者足り得るのです!」

(*゚∀゚)「これは、この先どれだけ長く生きようと、そうそうあることではありません!」

(*゚∀゚)「ですからわたしは、是非とも王様に、お姉様を手放さないで欲しいのです!」

ζ(゚ー゚;ζ「こ、これ、ドゥウンヤザード! そんなことを言っては、王への無礼に当たりますよ!」

(*゚∀゚)「無礼なことなどありますか! さぁ、二人とも手を取って!」

ζ(゚ー゚*ζ「あっ……」

/ ,' 3 「ぬ、ぬぅ……」

(*゚∀゚)「よろしゅうございますね! では、王様、どうかわたしの前で、この手を離さないと誓って下さいまし!」

ζ(゚ー゚;ζ「な、なんと恐れ多いことを……王様、申し訳ございません」

(*゚∀゚)「お姉様は黙って! さぁ、王様。どうか勇気を出して!」

/ ,' 3 「……」



223 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 11/13:2010/05/06(木) 22:59:46 発信元:59.135.38.146
/ ,' 3 「……すまぬが、それは出来ん」

(;*゚∀゚)「!!」

ζ(゚ー゚;ζ「!!」

(;*゚∀゚)「なっ……何故にございますか!?」

/ ,' 3 「理由は多々あるが、そちには余にこの手を繋ぐ資格はないのだ、とだけ言っておこう」

(;*゚∀゚)「そんなぁ、ご無体な……」

ζ(゚ー゚;ζ「王様……王様はもしや、お妃様や娘らのことを、まだ気に病んでおられるのですか……?」

/ ,' 3 「無論、それもある。だが、今の余にはそれ以上に、そちに心を砕いてやれる余裕がないのだ」

(*#゚∀゚)「そんな、毎夜呼びつけておいてそんな仕打ちなんて、酷いですわ!」

ζ( ー *ζ「……承知致しました。我が妹の無礼な振舞いの数々、どうかご容赦下さい」

/ ,' 3 「……すまぬな、シェエラザードよ。訳は近いうちに必ずや話そう」

ζ( ー *ζ「どうか、お気になさりませぬよう……それでは、今宵はここまでで……」

――― タタッ

(;*゚∀゚)「あっ……お、お姉様ぁー!!」

/ ,' 3 「……すまぬ」



226 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 12/13:2010/05/06(木) 23:05:22 発信元:59.135.38.144
ζ( ー *ζ「……」

(´・ω・`)「おぉ、シェエラザードよ。今帰ったか」

ζ( ー *ζ「はい、ただいま戻りました……」

(´・ω・`)「今宵の王はいかがであったか? お前に限ってとは思うが、まさか機嫌を損ねるようなことはしていまいな」

ζ( ー *ζ「……申し訳ございません。今宵はもう誰とも喋りたくない気分なのです」

(;´・ω・`)「な、何!?」

ζ( ー *ζ「お休みなさいませ、お父様……」

(#*゚∀゚)「……」

(;´・ω・`)「お、おぉ。ドゥウンヤザード、そういえばお前もいたのであったな。今宵の王はどうだっt……」

(#*゚∀゚)「うるさいっっ!!」

(;´・ω・`)「えぇっ!?」

(#*゚∀゚)「今宵のことが上手くいかなかったのは、全部お父様のせいですわ!」

(#*゚∀゚)「わたしはお父様のことを、一生恨みますから!」プンプン

(;´・ω・`)「お前、実の父へなんということを……」

(#*゚∀゚)「いーえ、私はお父様を絶っっっっ対に許しませんからね!!」



228 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ 13/13:2010/05/06(木) 23:10:50 発信元:59.135.38.147
(´・ω・`)「王には退室を促され」


(´・ω・`)「娘には会話を拒絶され」


(´・ω・`)「もう一人の娘にはお前のせいだと罵られる……」


(´;ω;`)ブワッ


(´;ω;`)「……私が一体何をしたと言うのだ……」



父の懊悩は思いの外深かったという……。







230 :/ ,' 3 新ジャンル千夜一夜のようですζ(゚ー゚*ζ:2010/05/06(木) 23:21:38 発信元:59.135.38.149
支援ありがとうございました

関連新ジャンル一覧

超ワルオヤジ…http://blog.m.livedoor.jp/news4vip2/c.cgi?id=50619839

サトリ…http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-kddi_blended-jp&wsc=pr&wsi=8a99ee966f5d1891&u=http%3A%2F%2Fwww23.atwiki.jp/satori2006/m/pages/1.html%3Fguid%3Don&ei=WM_iS4bgIqTUrgPrhpDJCg

あと、何度か尋ねられたので答えますが、「おっぱい自在」も「着脱自在」も登場予定はありません。悪しからず

それと、イラスト祭りでこの作品の絵を描いて下すった絵師さんありがとう
リアルタイムで見れなかったので、この場でお礼と乙を言わせていただきます

ではまた ノシ



 ←(2)へ戻る  (4)へ進む→

 
 ↑ 千夜一夜 インデックスへ戻る

 
 
総合短編(ファンタジー・時代劇) | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。