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※タイトルがなかったので、勝手につけさせて戴きました。

 
453 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 05:09:07.13 ID:3oE9T8M5O

夜空に雪が舞う。記念すべき『大学生活最後のクリスマス(仮)』は、ホワイトクリスマスになってしまった。

(´ФωФ)「・・・・・虚しいである」

ひとり呟きながら、モンブランをフォークでつっ突く。

好きな果物は栗。嫌いな果物は苺。
そんな彼だからこそ、必然的にクリスマスケーキは白ではなく、黄色のコイツになってしまう。
親しい友人達は皆、各々の恋人や家族と上にサンタの乗ったワンホールの真っ白なケーキを食べているだろう。そう考えながら、サンタの代わりに乗っかっている栗を頬張った。
祝う相手も、祝ってくれる相手もいない。だが、そんなのは慣れっこだ。

( ФωФ)「「大切なのは現状を、いかにポジティブな方向にとらえ『コンコン』

誰かがドアを叩いた。
 
 
454 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 05:10:36.50 ID:3oE9T8M5O

( ФωФ)「はて、我輩以外に孤独なクリスマスを送る友人は居たであるかな?」

( ФωФ)「どなたであるか?」

(゚、゚トソン「あ、杉浦さん 隣の都村です」

ドアを開けるとそこには同じ大学に通う都村トソンがいた。
ちなみに、お互いが同じ大学に通っているという事実を知ったのは、つい半年程前だ。

・・・我ながら3年以上気づかなかったというのは鈍過ぎると思う。


455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 05:12:27.39 ID:3oE9T8M5O

( ФωФ)「おぉ、どうしたであるか?」

彼女は何か箱のようなものも大事そうに抱えていた。
(゚、゚トソン「実は先程までバイトだったんですが、バイト先の洋菓子屋でコレを頂きまして 一緒にどうですか?」

なるほど、箱の中身はケーキか・・・。
いや、待て! まさかと思うが・・・ひょっとして。
ひょっとしちゃうのか・・・?

(;ФωФ)「ま、まさか苺の・・・」

(゚、゚トソン「はい、イチゴのショートケーキです!」

ビンゴ!いや、頼むからそんな嬉しそうに答えんでくれ・・・断りづらくなるじゃないか・・・。


456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/14(土) 05:16:01.61 ID:3oE9T8M5O

(;ФωФ)「いや、実は我輩・・・苺は・・・」

(゚、゚トソン「お嫌いなんですか?」

(;ФωФ)「ま、まぁ・・・そうなんである」

(゚、゚トソン「信じられません! あんなに美味しいのに!!」

(;ФωФ)「いや、そう言われてもである・・・」
あれ?彼女こんな、はきはきとした性格なの?
隣人の知られざる一面に触れた瞬間だった。

(゚、゚トソン「いい機会です! これを機にイチゴ嫌いを克服しましょう!!」

(;ФωФ)「えっ」

(゚、゚トソン「私ひとりでは食べ切れないです・・・ですから・・・ね?」

(;ФωФ)「うぅ・・・」

断りきれず、ただ頷くしか出来なかった。まったく、今日はとことんツイてない。だけど、そのあとに見せた彼女の笑顔は。


(^ー^*トソン


新しい始まりを予感させるほど、綺麗だった。



 
総合短編(コメディ・ほのぼの) | コメント(0) | トラックバック(0)
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