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※避難所(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/6178/1147579714/196-207)より。


197 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:39:24
ある日突然、世界が終わりを告げようとしていた。
テレビで流れるニュース速報
偉そうな人が「あと数ヶ月で、地球はなくなります」と悲しそうな顔で言っていた。

その偉そうな人の話だと、巨大な隕石が地球に迫っているのだという。
混乱を招く恐れがあるため、公表するのが遅くなったのだという。
全人類規模での脱出作戦が決行されるとのことだった。


198 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:40:19
すべての国で資源を出し合い、
数万人単位で乗ることの出来る宇宙船を複数作っていたとのこと。
全人類の8割はそれで脱出することが出来るそうだ。

混乱を避けるため。すべての人を対象にランダムで抽選が行われ、
何週間かごとに分けて、人を集めて脱出を進めていくとのことだった。


199 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:40:45
抽選にもれることなく、自分にも手紙で集合場所が知らせられた。
所持品は最低の物のみを持っていくことしか許可されていないとのことだ。
タバコは許可されないとのこと。
そりゃそうだ、空気は大切なものになるのだから。

('A`)「つっても、タバコが吸えないというのは俺には死活問題だけどな・・・・」
 
 
200 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:41:09
集合場所についてみると荷物検査をされた。
それも徹底的に。
ご多分にもれず、隠していたタバコも持っていかれてしまった・・・欝だ。

周りを見てみると全部あわせて3百人程度か。
別れを惜しんでいる人たちが何人もいる。

俺には関係ない。
会いたい人も、別れを惜しむ人もいない。
ふと見ると、子供をつれた女の人が、警備のおっさんになきついている。


201 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:41:52
('、`*;川「どうか、この子だけでも入れてもらえないですか?」

(警備)「申し訳ないが、ここで規則を曲げてしまうと、困難がおきてしまう
     みな、生き延びたいんです・・・」

そりゃそうだ、誰だって生き延びたい。
8割の人間が生き延びれるということで、たいした混乱が起きていない
これは実は奇跡的なことなのではないか?

(;、;*川「どうしても、この子だけは・・・」

(警備)「無理・・・なんです・・・」


202 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:42:26
やめろ、俺。
どうかしているのか?生き残りたくないのか?

('A`)「すいません、ちょっといいですか?」

(警備)「何でしょう?」

('A`)「たとえば俺のこの紙をこの子にあげれば、この子は入れますか?」

(警備)「それも出来ません、この召集書を受け取られた方のみになります。」

女の人は、腫れた目で俺をみている。


203 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:43:09
('A`)「じゃあ、この子は今日から鬱田ドクオということで。」

そういって、俺の持っている紙を赤ちゃんに持たせる。

(警備)「それはできないと先ほどもいt」

('A`)「あなたも仕事だというのはわかっている。
   でも、俺はこの子に俺の権利を譲渡するんだ。
   俺の最後の偽善をここで黙って見過ごしてはくれないか?
   それに俺は、タバコがなければ生きてはいけないんだ。」

警備のおっさんの言葉をさえぎり、俺はまくし立てる。
おっさんは、何かを考え、そしてゆっくり、口を開く。

(警備)「・・・・わかりました、この子は私が責任持って、船間でお連れします。」

('、`*川「あ・・・ありがとうございます!」


204 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:44:08
泣きながら女の人は俺と警備のおっさんにお礼を言っている。
すると、後ろから別の女の人が声をかけてきた。

川 ゚ -゚)「なら、私の権利はあなたに差し上げよう。」

('、`*川「え?いいんですか?」

川 ゚ -゚)「構いません、私には守るべき人も、別れを惜しむような人もいない。」

('、`*川「でも」

川 ゚ -゚)「もう何も言わないでくれ、それとも、あなたはその子と分かれたいのか?」

('、`*川「でも・・・いえ・・・ありがとうございます。」

女の人は、その子を連れて、何度もこちらに頭を下げながらバスに入っていった。


205 名前:('A`)世界の終わりに最後の偽善のようです 投稿日: 2010/01/23(土) 01:44:55
川 ゚ -゚)「君は、なぜあんなことをしたのだい?」

('A`)「たぶんあんたと同じだよ。
    最後に偽善者になりたかったのさ。
   それに、さっきも言ってたが、タバコがないと生きていけないんだ。」

川 ゚ ー゚)「ふふ、私もそんな感じだ。」

女は笑ってるほうがいいな。
タバコに火をつけながら、そう思っていた

川 ゚ ー゚)「さて、生き延び損ねたもの同士、飲みにでも行かないか?」

('A`)「ああ、いいぜ、最後までつきあってやるよ。」

そう言って、俺はタバコを思いっきり吸い込んだ。








206 名前:名無しさん 投稿日: 2010/01/23(土) 01:46:06
という夢を見たのさ!

誰も見ていないと思うけれども、何かあればいってくんろ


207 名前:名無しさん 投稿日: 2010/02/04(木) 01:09:50
もう居ないだろうけども。
面白かったよ。警備のおっさんがもっと食い下がるか、
あるいは感情のゆらぎが明確ならより盛り上がったかもNE
おつー


 
総合短編(SF) | コメント(3) | トラックバック(0)
コメント
素敵だ
ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
さすがドックン
No title
イイ感じ
クーとドクオは、中でもこういうタイプの二人がいつも楽しみ

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