スポンサーサイト

--/--/-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告

('A`)と菊の花ようです

2010/02/05 Fri 18:29

 
66 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:34:31 発信元:122.102.231.42


('A`)と菊の花ようです




('A`)「ああ……今日も学校か」

本当は行きたくない。
俗にいうイジメというものが待っているからだ。

( ´_ゝ`)「おお。きたか」

登校中の道で会うのは、唯一の友人といっても過言ではない兄者だ。

(*´_ゝ`)「昨日、ツルペタ幼女の画像をgetしたぞ!」

聞いての通り、変態野郎だ。
兄者は友達だが、なんでこいつがイジメにあわないのだろうか。



71 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:37:05 発信元:122.102.231.42


アレか。弟の出来がいいからか。
それとも、誰にでも懐くからか。

('A`)「あれ? 弟者は?」

いつもここまでは一緒にきてるはずだ。
んで、オレがくると距離をとるんだよな。

( ´_ゝ`)「……今日も休むって」

('A`)「ふーん」

珍しいこともあるんだな。



74 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:40:25 発信元:122.102.231.42


優等生の弟者が、ここ数日休みっぱなしだ。
なんかあったのかもしれないな。オレには関係ないけど。

( ^ω^)「ドクオ。まだ行かないのかお?」

('A`)「おお。今から学校に行こうと思ってたんだ」

( ^ω^)「そうかお」

それだけ言うと、ブーンは背を向けて行ってしまった。

('A`)「一緒に行けばいいのにな」

( ´_ゝ`)「そうだな」

兄者の返事は、どことなく素っ気なく感じた。




76 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:43:26 発信元:122.102.231.42


('A`)「……はぁ」

最近、オレへのイジメは、精神的なものへとシフトチェンジされてる。
ちょっと前まではカツアゲとか、殴られるとこだったのに、
今では総無視。人の机の上に花を置くとか、シャレにならないだろ……。


遠くの方で、あいつらが笑ってる。


( ・∀・)「――――」

( ^Д^)「――――」

(=゚ω゚)「――――」



ああ、うるさいな。
寝てしまおう。


 
 
78 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:46:44 発信元:122.102.231.42


人間の脳ってのは、すごい。
どれだけすごいかっていうと、


('A`)「ああ、放課後か」


嫌なことをすべて忘れるようにできてる。
これってすごい。ヤバイ。

( ´_ゝ`)「何、黄昏てんの?」

ひょっこりと顔を出してきたのは兄者。
神出鬼没なところは変わらないな。

('A`)「別にー」

( ´_ゝ`)「じゃあ、ちょっと公園にでも行かないか?」

('A`)「え、ウホッ?」

(;´_ゝ`)「違うわ!」




79 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:50:15 発信元:122.102.231.42


夕方の公園は、オレンジ色で綺麗だ。


(*´_ゝ`)ノ「わーい」


何を思ったのか、滑り台を逆昇りしている。
あれは何なんだろう。

あ、オレの友達か。
すごく……残念です。


('A`)「何か話したいことがあるんじゃないの?」

( ´_ゝ`)「…………」



80 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:50:50 発信元:120.75.226.86
逆昇りとはアグレッシブだなw


81 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:53:58 発信元:122.102.231.42

逆昇りには失敗したようだ。
すべり台に寝転がりながら、兄者はポツリと言った。


( ´_ゝ`)「お前、いつ帰んの?」

('A`)「は?」

お前が誘ってなきゃ、とっくの昔に帰ってるっつーの。


( ´_ゝ`)「そろそろタイムリミットだしさ。
       無理矢理思い出させるのもアリかなって」

('A`)「何言ってんの?」

( ´_ゝ`)「公園、綺麗だよな」

('A`)「人の話聞けよ」




82 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:56:39 発信元:122.102.231.42


( ´_ゝ`)「空は高いしさ。
       幼女は可愛いし。
       泣いてくれるような奴もいるし。
       幼女はツルペタだし」

誰が泣いてたんだ?


( ;∀;)

( ;Д;)

(=;ω;)


泣いたって遅いのに?




85 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 00:59:29 発信元:122.102.231.42


( ^ω^)「そろそろ、決めてもらわないと、ブーンも困るんだお」


どこからか、ブーンが現れた。


('A`)「決める……」


答えは決まっている。
それはわかってるのに、オレはその答えがわからない。

第一、兄者とブーンは何を言ってるんだ。


( ^ω^)「人間の脳は都合がいいんだおね」


冷たい目がオレを見ている。


( ^ω^)「ブーンはお前の友達じゃないお」



88 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:02:30 発信元:122.102.231.42


当たり前だろ。
だって、兄者が唯一の――。

え?

じゃあ、何でブーンは話しかけてきたんだ。

何でオレは、当然のようにブーンを受け入れていたんだ?


( ^ω^)「さあドクオ。決めてもらうお」

( ´_ゝ`)「死ぬか、生きるか」


どこかのアニメかマンガで見たような大きな鎌があった。
ブーンがそれをかついでる。

兄者は向こう側で真剣な目をしている。



91 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:05:32 発信元:122.102.231.42


('A`)「……あいつら、泣いてたな」

( ´_ゝ`)「ああ」

('A`)「オレが死んだから?」

( ´_ゝ`)「お前はまだ死んでないよ」

('A`)「じゃあ」



('A`)「兄者が、死んだから?」




92 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:08:30 発信元:122.102.231.42


( ´_ゝ`)「そうかもな」

( ^ω^)「でも、そうじゃないかもしれないお」


良心の呵責ってやつ?


( ´_ゝ`)「ま、生きてればわかるんじゃないのか?」

(;A;)「ごめん、な……」

本当に、オレって最低な奴だよ。
イジメにあうのも納得できるってもんだよ。


( ´_ゝ`)「いいって」


オレが兄者を殺したんだ。




93 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:08:50 発信元:120.75.226.86
なんと


96 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:11:25 発信元:122.102.231.42


辛くて、苦しくて、近所のビルに登った。
屋上から飛び降りようとした。

でも、怖かった。
止めてほしかった。


(;´_ゝ`)「ドクオ! やめるんだ!!」


兄者にメールして、止めにきてくれるのを待ってた。

('A`)「うるさい!」


でも、オレは意地になって、暴れた。
後はよくある展開で、オレの代わりに兄者が落ちた。




(  _ゝ )




98 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:14:20 発信元:122.102.231.42


そう。よくある話。
マンガやらの中では。

オレは兄者を殺したけど、やっぱり生きたい。


綺麗な公園を見たいし。
夕日は綺麗だし。
誰かが泣いてくれてるかもだし。
幼女は可愛い。




99 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:14:50 発信元:218.179.196.9
>幼女は可愛い。

このやろうwww


102 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:17:39 発信元:122.102.231.42

オレの本体は、現在病院で療養中だと言われた。
兄者の死を目の当たりにして、幽体離脱したんだと。

すっごく情けない気がする。


( ^ω^)「じゃあ、体に戻ってもらうお」

('A`)「……ああ」

ブーンの手をとり、体へ還ろうとした。


('A`)「ちょっと、待ってくれないか?」

( ^ω^)「少しだけならいいお」


話のわかるピザで助かった。
オレは兄者に向きなおる。

('A`)「弟者に会いにいこう」

(;´_ゝ`)そ「なんで?」




103 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:20:41 発信元:122.102.231.42

('A`)「まあ、兄貴を奪っちまったわけだし」

( ´_ゝ`)「うー。オレも家の中は見てないから、怖いんだよなぁ」


聞けば、幽霊になってオレに付き合ってる間、兄者は家の中は見ていないらしい。
少し離れたところからコソコソ見ているほうが、変態くさいと思うんだがな。

( ´_ゝ`)「ま、いっか」

軽いな。おい。




104 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:23:41 発信元:122.102.231.42


幽霊って本当に壁抜けできるんだな。
オレと兄者は流石家へと楽々侵入した。

( ´_ゝ`)「えっと、ここだ」

兄者に案内され、弟者の部屋へ入る。
まだ寝るような時間でもないのに、暗い。


( <_  )「あ……じゃ……」


小さな声が聞こえた。
ベットからのようだ。

やっぱり、オレはとんでもない罪を犯したんだ。
生きかえっても、すぐに殺されるかもしれない。



109 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:27:30 発信元:122.102.231.42


(゚<_゚ )「この馬鹿兄者がぁぁぁ!!」

( ´_ゝ`)そ「ええ?!」

('A`)「ええー」


悲しみで呻いていたわけではなかったようで、
弟者はオレ達に向かって枕を投げてきた。


枕はオレ達をすりぬけ、後ろの壁にあたる。


(´<_` )「ずっと見てたぞ!
       近所をウロウロ、ウロウロ……!
       変態か!」

オーケー。まずは深呼吸だ。
そしてオレの質問に答えてほしい。



111 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:30:48 発信元:122.102.231.42


( ^ω^)「弟者は霊感が強いみたいだお」

( ´_ゝ`)「え、生まれてから一緒だけど、そんなの聞いたことない」

(´<_` )「言ってないからな」

( ´_ゝ`)「言ってよ」

(´<_` )「今、言ったよ」

( ´_ゝ`)「あ、そっか」

(´<_` )「馬鹿」

( ´_ゝ`)「……うん」




112 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:33:25 発信元:122.102.231.42

(´<_` )「本当に、馬鹿だ」

( ´_ゝ`)「うん」

(:<_; )「……なんで……」

( ´_ゝ`)「うん」


何も言えなかったし、できなかった。


( ´_ゝ`)「あのな、ドクオは戻るから」

触れれない手で、弟者の背中を叩きながら。

( ´_ゝ`)「イジメたらダメだからな」

本当に馬鹿だな。



114 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:36:34 発信元:122.102.231.42

(´<_` )「でも……」

( ´_ゝ`)「このオレが、命に代えて守ったんだ。
       死なれたらかなわん。
       墓前に幼女の画像も供えてもらわんといかんしな」

拒否するけどな。
オレの幼女☆フォルダ逝きだよ。


(´<_` )「…………わかった」

( ´_ゝ`)「それでこそオレの弟だ」


( ´_ゝ`)b


(´<_` )「…………」


d(´<_` )



115 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:39:29 発信元:122.102.231.42



( ´_ゝ`)b「「流石だよな。オレら!」」d(;<_; )





117 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:42:29 発信元:122.102.231.42


こんな感じで、兄者は成仏した。
オレはブーンに連れられ、本体へ戻った。

学校へ登校してみると、弟者はピンピンしてた。


オレが幽霊のとき休んでたのは、身内が死んだから休んでもいいよって日だったからだって。

せっかくの命なんで、オレは生きてます。


でも…………。




118 :いやあ名無しってほんとにいいもんですね:2010/02/05(金) 01:45:23 発信元:122.102.231.42


('A`)「…………」


死んでない人間の机に、菊の花はねーよ。



~完~


 
総合短編(シリアス・鬱・ホラー) | コメント(1) | トラックバック(0)
コメント
ドックンドックン~!ふぅん!にゃーんにゃーん
がんばれドックン

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。